神戸在住、恋するスタジオ・フォトグラファー、ときどきドキドキ、ホンニョホニョン日記!

元銀塩・スタジオ・フォトグラファーである吾輩が日々、感じ、考え、体験したことをのんびり書き連ねていく日記形式のブログ。

お正月を写そう!っていうCM

2011年01月02日 21時07分55秒 | Weblog
フジフイルムの正月の恒例のCM、
いったい、どうなっているんだ。
街角のDPE屋さん不在のCM。

松田聖子、樹木希林、中島みゆきの3名で登場し、
化粧品をアピールしている。
業界内では、
フジフイルムは今や、
医療と化粧品の世界にシフトしているということは、
数年前から聞いていたけども、
一般の、それも正月のCMで流すという現実。

街角のDPE屋さんが衰退しつつあるという潮流は、
日本だけの潮流なのだろうか?
もし、世界中がそういう流れにシフトしているというのなら、
それは、
それは、
少し深刻な問題ではないか。

DPE屋さんの店頭にも、
自動プリンターが設置されたり、
時間にこだわらないのなら、
ネットで、
しかも格安でプリントできる。
それでわかることは、
人と人との接点がなくても、
専門家が介在しなくても、
プリントは可能だということ。

これは、どう考えればいいのだろう。
カメラがプリントの機械や設備、
それに付随する環境が変わってしまったということはわかる。
しかし、それは、
人を雇うよりも経済活動の観点で、
効率よく利益を生み出せるということだろうか?
たった、それだけのことなのだろうか。

悲しいね。

フジフイルムのCM、
毎年恒例のイメージは、
正月の茶の間に、
振袖をきた若い女優さんメインだった。
この正月の三名のアーティストは
みんな40、50、60歳代ということで、
若い人たちへのアプローチが無視されている。
写真プリントから
化粧品へのシフト、
フジフイルムも
背に腹は代えられない決断なのかもしれないけれども、
すごく大きなものを失くしていくような気がする。
コメント
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