◇日々是、ジョイトイ。

   思うまま。 望むまま。 本能のまま。

■ 桑田真澄 心の野球

2006-11-25 | 【桑田真澄】



きょう限りで21年間、ともに歩んできた18番にお別れすることになりました。
球団関係者、歴代の監督、コーチ、チームメート、裏方さん、大勢のライバルたち、そして、いつも心から応援をしてくださったファンの皆様…たくさんの人たちに支えられながら、全力で自分自身と闘い、このエースナンバーを守ってきました。

18番、桑田真澄の野球は、心の野球です。今はただ、感謝の気持ちしかありません。

さようなら。そして21年間、本当にありがとうございました。  - 桑田真澄 -



9月23日に桑田自らのHP “LIFE IS ART 18” に ◆お別れ と題して載せたメッセージに端を発した今回の退団劇。

全国の桑田ファンは翌24日にG球場で行われたファームの 「桑田ラスト登板」 に早朝から駆けつけ、声を枯らして、桑田に最後の声援を送った。

   
      (9/24 最後の打席)                  (9/24 最後の一球。。)


あの日から二ヶ月・・。 エースナンバーとのお別れの日はやってきた。
桑田の退団は現実となり、今日のファン感で最後のスピーチ。

唐突に、こんな形で 本当に こんな日がやってくるなんて。。


   
     (11/23 撮影:かばっち)                (11/23 撮影:かばっち)


【桑田真澄の野球は 心の野球】。

【さようなら】。 の言葉は・・ あまりにも重い。。


ワタシが桑田から学んだのは 「絶対にインチキだけはしない」 という自戒の気持ち。
逃げずに。 真っ直ぐに。 “エースナンバー・18を守り抜いた” 彼のプライド。

思えば・・
後援会パーティーで垣間見た 「人間・桑田真澄」 の謙虚さ、思いやり、は心に響いた。
そしてプロ野球選手としては 「小さな体」 で、巨人のエースナンバーを背負い続けるこの人に、
その影でのひたむきな努力の尊さを想い、尊敬の念を禁じえなかった。

ラストスピーチ。。
・・泣いたなぁ。。 球場で泣いたのは久しぶり。。
恥ずかしいけれど、どうにも堪えきれなかった。。

   
     (11/23 撮影:かばっち)                (11/23 撮影:かばっち)


この日、運動靴でプレーする選手達の中、唯一スパイクを履いてマウンドに登った桑田。
この野球に対する真摯な姿勢。 尊敬こそが、桑田真澄、その人の矜持に違いない。

そしてこの 野球に対する真摯な姿勢 がある限り、桑田真澄の 心の野球 は終わらない。
アメリカでのチャレンジの成功を祈り、そしてまたGのユニフォームで球場に戻って来てくれる日を待ち望む。

ただただ。 本当に・・ ワタシ達は待っています。

桑田真澄くん。。
どうか、元気で。   いってらっしゃい。

---------------


胴上げされるのは初めてでした。一緒に喜びや苦しみを分かち合ったチームメートの手で宙に舞い、東京ドームの天井を見ながら 「幸せだな」 と思いました。このマウンドには、いろいろな思い出が詰まっています。中でも忘れられないのは、1997年4月6日、右ひじ内側側副じん帯の断裂から復活した試合です。ファンの声援が、あれほどありがたく感じた時期はなかった。暑い日も寒い日もリハビリを頑張ってこれたのは 「桑田、頑張れ」 と、応援に来てくれたファンがいたからでした。今日もこんなに多くの声援の中、巨人を去ることができた。心から幸せ者だと思います。

巨人での最後の18番を、スタンドで家族が見守ってくれました。長男(真樹君)と二男(将司君)は来年、中3と中1になります。中学の3年、高校の3年、この6年間は、とても大事です。体も心も成長して、大人に切り替わる時期。だから、最初は日本の球団でプレーを続けることを考えた。ところが、G球場でのお別れ登板(9月24日、イースタン対湘南戦)の後です。離れて暮らすのは嫌だ、と思っていたのに、長男が 「パパ、メジャー行ってよ。その方がいいよ」 って言ってくれた。米球界挑戦を決断するには、この一言が大きかった。子供にはいつも言っています。 「パパと同じことしてちゃダメだよ。お前の人生なんだから、自分のやりたいことをやりなさい」 と。今日の僕の姿を、恐らく忘れないでしょう。今日、感じたことを彼らの人生に生かしてもらえばいいと思います。

最近、いじめによる自殺者が多く出ています。実は僕も自殺を考えた時があった。確か21歳のころ、世間が(登板日漏えい疑惑による)“桑田バッシング”で一色になっていた時です。名誉棄損の裁判も抱え、野球に打ち込める状況じゃなかった。札幌での中日戦で1イニングに8失点して、何もかもが嫌になった。気がつくと、宿舎とは違うホテルの屋上から、うつろに下を見てた。でも、思いとどまった。死んだら負けだと思った。その後、当時の監督、藤田(元司=故人)さんに言われました。 「お前、18番つけているんだろう。そのぐらいのことでくよくよしてちゃダメだ。野球で頑張れ」 って。うれしかった。藤田さんは多くを語らない。でも、目に心があるんです。頑張れよ、お前に任せたよ、って。いつも語っているようだった。今も、どこかで、ささやいてくれている気がする。海外で挑戦したくなったのも、藤田さんがそっと背中を押してくれたから、と思います。


僕の引退は、一体、いつになるのだろう? ワインにも5年もの、10年もの、20年もの…といろいろあります。種類によって、そのワイン特有のピークがあるんです。年月の経過とともに、味も上昇線を描き、一番いい時を迎え、そこからまた下がってくる。それぞれにおいしさがあるが、僕はこのなだらかな下降線を描く時の味が好きなんです。古酒と呼ぶのですが、いいワインは緩やかな下降線を描いてくる。ワインも選手も降りる時が大事。おそらく 「思い残すことはない、やるだけのことはやった」 と思ったら、潔く辞めると思います。

引退してから米国に行くのと、現役のまま行くのとでは、雲泥の差がある。ユニホームを着ていなければ学べないことは、たくさんある。スポーツは素晴らしいコミュニケーションツールなんです。スポーツ、音楽、言語。3つのいずれかがあれば、米国だってキューバだって中国だって、どこの国の人とも心を開き、分かり合える。言葉を交わさなくても、野球を通じて尊敬の念が芽生えたりもする。僕が向こうのチームで仲間に好かれたら 「日本人って、いいヤツもいるんだな」 と家族や友人に伝えるでしょう。そうやって輪が広がっていけば、戦争なんて起こらない。僕が野球を続ける究極の目的は 「世界平和」 なんです。

18番の継承者については、球団が決めることであって、何もプレッシャーを感じることはない。つけた人が、その人らしくやればいい。僕のまねをしろとは言えないし、しない方がいい。ただ一つ、野球に対してだけは真っすぐでいてほしい。真っすぐに考えて、真っすぐに行動してほしい。心のこもった野球をしてもらいたい。そこだけをお願いしたい。
心の野球― それが桑田真澄の野球です。
皆さん、21年間、本当にありがとうございました。  - 桑田真澄 -



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9 コメント

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お疲れ様でした。 (toyotyun)
2006-11-28 02:28:28
本当にこんな形でジャイアンツを去る日が来るとは
思いもしませんでした。
退団が決まった時はショックでしたが
‘桑田真澄’はこれからも続いていくので
不安よりも期待と楽しみでいっぱいです。

追伸:リンク貼らせて頂きました(^_^)
不都合であればおっしゃってください。
Unknown (おやG)
2006-11-28 03:24:27
本当に。
toyotyunさんの心情を察するに余りあります・・。
でも、あくまで前向きに「門出」として捕らえましょうね!
色々なシガラミから解き放たれて、アメリカのマウンドに笑顔で立つ桑田の姿を期待してます!

*リンクありがとうございました。m(__)m
何時までも応援します (あいあい)
2006-12-12 19:57:49
PL時代から 桑田さんのファンでした
一時期
野球一筋に頑張った少年が あらぬ中傷を受けて
とても可哀想でした
でも 桑田選手は負けないで頑張ってくれました
ご家族の愛情にも支えられ 
本当に頑張ってくれました

桑田選手の事は これからもずっと応援していきます
アメリカで一杯新しい経験を積み 活躍し
さらに大きなすばらしい野球人になって 帰ってきてくれることでしょう
楽しみです
Unknown (おやG)
2006-12-12 21:27:13
はじめまして。

一時期、酷いバッシングがありましたね。。
先日の 「心の野球」 という言葉に重みを感じます。

ここにきて米球団の名前が具体的になってきましたね。
正式決定の報が待ち遠しいところです。
まだまだ終わらない桑田の野球人生。 楽しみですね。
はじめまして(^^) (あいあい)
2006-12-13 21:26:59
おやGさん
ご挨拶もせず 失礼しました
よろしくお願いいたします(^^)

アメリカの球団の具体的な名前が聞こえてきて
安心と言うか 本当にうれしいです
桑田選手にとっては 
日本のプロ野球に続く第2のプロ野球人生が始まります
喜びも悲しみも苦労も みんな肥やしにして
頑張ってほしいです(^^)

あいあいさん (おやG)
2006-12-14 01:21:52
いえいえ。

本来ブログなんてコメントのやりあいは無しがデフォルトです(笑)。

年が明けたら 「桑田投手を励ます会」 に出かけてきます。
レポートが出来ると思います。
桑田200勝だ。 (しん)
2007-04-04 14:44:08
ガンバレー×3クワ様なら活躍できます。
18 (18)
2007-04-04 14:46:15
君が、1番だーーーーーーーーーー。
Unknown (おやG@管理人)
2007-04-05 00:11:41
はじめまして。

まだまだ終わらない、桑田真澄の「夢」「修行」「努力」。
「心の野球」をしっかり見届けて、応援しましょう。

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