犬は避妊・去勢手術をすると、多くの犬が肥満になることは周知の事実だ。
しかし、日本の獣医はその事実を認めようとしない。手術して儲けるためだ。
避妊・去勢手術の後遺症について、アメリカの獣医学の学術論文が2007年に公表されている。その全体を要約した翻訳文は避妊・去勢でガンの骨肉腫等の多病誘発! アメリカの獣医学の学術論文を翻訳にある。
今回は避妊・去勢の後遺症の一つである肥満の項目について、英語の原文を一般愛犬家が理解しやすいように意訳して紹介する。
なお、避妊・去勢手術の後遺症として発症しやすくなる前立腺癌や甲状腺機能低下症、および、骨肉腫(骨の癌)については既に翻訳文を紹介してある。
愛犬の健康保持にご参考になれば幸いだ。
翻訳文
肥満
避妊・去勢手術をした犬は、してない犬に比較して、太り気味、あるいは、肥満の傾向が強い。新陳代謝の変化が原因だ。
避妊手術をした雌犬は、してない雌犬に比較して、肥満になるリスクが2倍になることが一つの研究で明らかになった。
他の研究結果でも、不妊手術をした犬は、してない犬に比較して、雌で1,6倍、雄で3,0倍肥満の傾向があることが明らかになった。
更に、雌で1,2倍、雄で1,5倍太り気味の傾向があることがわかった。
イギリスの獣医団体が実施した調査研究によると、21%の犬が肥満であった。
肥満、あるいは、太り気味であることは、犬の健康問題の主題になっている。
太り気味の犬はアドレナリン過剰症、甲状腺機能低下症、下部尿路疾患、口周縁部の疾患と診断される傾向がある。
肥満の犬は甲状腺機能低下症、糖尿病、膵臓炎、新生腫瘍と診断される傾向がある。
( 翻訳者 : ブログ「愛犬問題」管理人 Paroowner )
犬は避妊・去勢手術で甲状腺機能低下症になるリスクが3倍になり、食べ物を消化する新陳代謝にも異常を来たす。
つまり、ホルモンのバランスが壊れて、食べたものを適正に利用してエネルギーに変える働きが鈍くなる。食べ物を消化しないで、脂肪として体内に蓄積する。体内の自立調整機能が失われるからだ。
獣医は避妊・去勢手術後の肥満の原因を食べ過ぎと運動不足の二つだけに決め付けているが、短絡的で軽佻浮薄な物の見方だ。それとも、詐欺根性丸出しの出任せか。この下に獣医の典型的な主張を引用掲載してある。
野生動物は基本的に食べ放題だ。食べ物が沢山あっても、必要量以上は食べない。
参考までに愛犬のパロの食事と運動について記述する。
パロは食べ放題だ。毎日食べ残すほど与えている。鶏のガラや手羽先、唐揚げの手羽元の骨などが主食だ。
主食はいつでも食べられるようにしているが、肥満ではない。スマートだ。腹部には余分な脂肪はついてない。
鶏の骨をガリガリ噛み砕いて食べるので、歯磨き効果もあり、歯が綺麗だ。
パンやケーキなどは飼い主と同じものを食べさせている。
塩分も気にする必要はない。犬にも適量の塩分は必須不可欠だ。人も動物も心臓は塩分で自立運動をしている。
パロは野菜果物を全く食べない。犬はビタミンCを自分の体内で合成できるので、気にしてない。
パロは運動も特別に気にしてない。散歩も飼い主の都合次第だ。厳寒の冬や酷暑の夏は屋内で寝ていることが多い。
つまり、肥満の原因は食べすぎと運動不足だけではない。
大食いで特に運動もしてないのにスマートな女性もいるし、食事制限をしているが、太り気味の人も多い。
遺伝的な体質が大きく関与している。即ち、食べ物の新陳代謝に関係しているその人のホルモンのバランスの問題だ。
避妊・去勢手術をして、犬の女性ホルモンや男性ホルモンの分泌がなくなると、ホルモン全体のバランスが壊れて、新陳代謝が適切に行われなくなる。
避妊・去勢手術をした犬は甲状腺ホルモンの分泌が少なくなり、甲状腺機能低下症になるリスクが3倍になる。肥満はその甲状腺機能低下症の一つの症状だ。詳細は避妊・去勢で甲状腺機能低下症になるぞ! 肥満、無気力、脱毛などの難病に!にある。
獣医は避妊手術をすると、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症の予防になるとも主張して避妊手術を勧めているが、悪質な詐欺だ。 避妊・去勢手術によるいろんな合併症の発症を愛犬家の国民に隠している。
上記のアメリカの獣医学の学術論文を読むと、日本の獣医は愛犬家の国民をだまして詐欺商法をしていることがわかる。
健康な犬の健康な臓器を切除するのはカネの亡者の悪魔の悪業だ。自然の摂理の冒涜だ。天地創造の神への反逆だ。
犬の避妊・去勢手術の悪影響である肥満について、獣医はその因果関係を科学的な証拠も示さずに否定している。その典型的な言い分をネットから拾って主要部を原文のまま引用転載する。
白衣を着た詐欺師にだまされないことが肝要だ。飼い主がだまされると、愛犬が健康被害を受ける。
獣医の詭弁
その1
去勢・避妊手術をすると太ると言われますが、医学的に手術と肥満には因果関係はありません。
しかし、実際には手術後に肥満した犬をしばしば見かけます。その原因はカロリーのとりすぎです。
食事を規定量以上に与えれば、手術に関係なく犬が太るのは当然です。
手術前と同じ量の食事を与え、運動量にも変わりがなければ、肥満することはありません。
その2
確かに、避妊・去勢手術を受けると、多少は太りやすくなる傾向にあります。手術をすれば、男性ホルモンや女性ホルモンの影響がなくなる分、繁殖とそれに付随した行動のために費やしていたエネルギーの消費も減ります。
消費エネルギーが減っているのにもかかわらず、今までと同じ内容で食事を与えていたら、カロリーオーバーになってしまい、余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されるので、肥満を招いてしまうのです。日頃から運動量を増やすように心がけてください。
上記翻訳文の原文は次の学術論文の中ほどにある。
Long-Term Health Risks and Benefits Associated with Spay / Neuter in Dogs
犬の避妊・去勢による健康上のリスクと利点 ー長期観点から統計調査ー
Obesity
Owing to changes in metabolism, spay/neuter dogs are more likely to be overweight or obese than intact dogs.
One study found a two fold increased risk of obesity in spayed females compared to intact females30.
Another study found that spay/neuter dogs were 1.6 (females) or 3.0 (males) times more likely to be obese than intact dogs, and 1.2 (females) or 1.5 (males) times more likely to be overweight than intact dogs.
A survey study of veterinary practices in the UK found that 21% of dogs were obese.
Being obese and/or overweight is associated with a host of health problems in dogs.
Overweight dogs are more likely to be diagnosed with hyperadrenocorticism, ruptured cruciate ligament, hypothyroidism, lower urinary tract disease, and oral disease32.
Obese dogs are more likely to be diagnosed with hypothyroidism,
diabetes mellitus, pancreatitis, ruptured cruciate ligament, and neoplasia (tumors).
英文の学術論文が好きな人や獣医は原文を読むことをお勧めする。
特に、獣医は英文の学術論文の読解力がなく、自分の儲けに都合がいいように曲解してる輩が多すぎる。犬の診療や狂犬病注射問題に関する国際的な潮流を理解してない。
日本の獣医界は獣医自身の無能無知がもたらす鎖国状態の中で、ほとんど全部の開業獣医が愛犬たちの健康を無視して、無闇に避妊・去勢手術をして、金儲けに狂奔している。獣医大学の教授連も含め、恥を知るべきだ。犬の最大の天敵業界だ。
次回は避妊・去勢手術で増加するワクチンの副作用 Adverse Vaccine Reactions について翻訳して紹介する。
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狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
しかし、日本の獣医はその事実を認めようとしない。手術して儲けるためだ。
避妊・去勢手術の後遺症について、アメリカの獣医学の学術論文が2007年に公表されている。その全体を要約した翻訳文は避妊・去勢でガンの骨肉腫等の多病誘発! アメリカの獣医学の学術論文を翻訳にある。
今回は避妊・去勢の後遺症の一つである肥満の項目について、英語の原文を一般愛犬家が理解しやすいように意訳して紹介する。
なお、避妊・去勢手術の後遺症として発症しやすくなる前立腺癌や甲状腺機能低下症、および、骨肉腫(骨の癌)については既に翻訳文を紹介してある。
愛犬の健康保持にご参考になれば幸いだ。
翻訳文
肥満
避妊・去勢手術をした犬は、してない犬に比較して、太り気味、あるいは、肥満の傾向が強い。新陳代謝の変化が原因だ。
避妊手術をした雌犬は、してない雌犬に比較して、肥満になるリスクが2倍になることが一つの研究で明らかになった。
他の研究結果でも、不妊手術をした犬は、してない犬に比較して、雌で1,6倍、雄で3,0倍肥満の傾向があることが明らかになった。
更に、雌で1,2倍、雄で1,5倍太り気味の傾向があることがわかった。
イギリスの獣医団体が実施した調査研究によると、21%の犬が肥満であった。
肥満、あるいは、太り気味であることは、犬の健康問題の主題になっている。
太り気味の犬はアドレナリン過剰症、甲状腺機能低下症、下部尿路疾患、口周縁部の疾患と診断される傾向がある。
肥満の犬は甲状腺機能低下症、糖尿病、膵臓炎、新生腫瘍と診断される傾向がある。
犬は避妊・去勢手術で甲状腺機能低下症になるリスクが3倍になり、食べ物を消化する新陳代謝にも異常を来たす。
つまり、ホルモンのバランスが壊れて、食べたものを適正に利用してエネルギーに変える働きが鈍くなる。食べ物を消化しないで、脂肪として体内に蓄積する。体内の自立調整機能が失われるからだ。
獣医は避妊・去勢手術後の肥満の原因を食べ過ぎと運動不足の二つだけに決め付けているが、短絡的で軽佻浮薄な物の見方だ。それとも、詐欺根性丸出しの出任せか。この下に獣医の典型的な主張を引用掲載してある。
野生動物は基本的に食べ放題だ。食べ物が沢山あっても、必要量以上は食べない。
参考までに愛犬のパロの食事と運動について記述する。
パロは食べ放題だ。毎日食べ残すほど与えている。鶏のガラや手羽先、唐揚げの手羽元の骨などが主食だ。
主食はいつでも食べられるようにしているが、肥満ではない。スマートだ。腹部には余分な脂肪はついてない。
鶏の骨をガリガリ噛み砕いて食べるので、歯磨き効果もあり、歯が綺麗だ。
パンやケーキなどは飼い主と同じものを食べさせている。
塩分も気にする必要はない。犬にも適量の塩分は必須不可欠だ。人も動物も心臓は塩分で自立運動をしている。
パロは野菜果物を全く食べない。犬はビタミンCを自分の体内で合成できるので、気にしてない。
パロは運動も特別に気にしてない。散歩も飼い主の都合次第だ。厳寒の冬や酷暑の夏は屋内で寝ていることが多い。
つまり、肥満の原因は食べすぎと運動不足だけではない。
大食いで特に運動もしてないのにスマートな女性もいるし、食事制限をしているが、太り気味の人も多い。
遺伝的な体質が大きく関与している。即ち、食べ物の新陳代謝に関係しているその人のホルモンのバランスの問題だ。
避妊・去勢手術をして、犬の女性ホルモンや男性ホルモンの分泌がなくなると、ホルモン全体のバランスが壊れて、新陳代謝が適切に行われなくなる。
避妊・去勢手術をした犬は甲状腺ホルモンの分泌が少なくなり、甲状腺機能低下症になるリスクが3倍になる。肥満はその甲状腺機能低下症の一つの症状だ。詳細は避妊・去勢で甲状腺機能低下症になるぞ! 肥満、無気力、脱毛などの難病に!にある。
獣医は避妊手術をすると、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症の予防になるとも主張して避妊手術を勧めているが、悪質な詐欺だ。 避妊・去勢手術によるいろんな合併症の発症を愛犬家の国民に隠している。
上記のアメリカの獣医学の学術論文を読むと、日本の獣医は愛犬家の国民をだまして詐欺商法をしていることがわかる。
健康な犬の健康な臓器を切除するのはカネの亡者の悪魔の悪業だ。自然の摂理の冒涜だ。天地創造の神への反逆だ。
犬の避妊・去勢手術の悪影響である肥満について、獣医はその因果関係を科学的な証拠も示さずに否定している。その典型的な言い分をネットから拾って主要部を原文のまま引用転載する。
白衣を着た詐欺師にだまされないことが肝要だ。飼い主がだまされると、愛犬が健康被害を受ける。
獣医の詭弁
その1
去勢・避妊手術をすると太ると言われますが、医学的に手術と肥満には因果関係はありません。
しかし、実際には手術後に肥満した犬をしばしば見かけます。その原因はカロリーのとりすぎです。
食事を規定量以上に与えれば、手術に関係なく犬が太るのは当然です。
手術前と同じ量の食事を与え、運動量にも変わりがなければ、肥満することはありません。
その2
確かに、避妊・去勢手術を受けると、多少は太りやすくなる傾向にあります。手術をすれば、男性ホルモンや女性ホルモンの影響がなくなる分、繁殖とそれに付随した行動のために費やしていたエネルギーの消費も減ります。
消費エネルギーが減っているのにもかかわらず、今までと同じ内容で食事を与えていたら、カロリーオーバーになってしまい、余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されるので、肥満を招いてしまうのです。日頃から運動量を増やすように心がけてください。
上記翻訳文の原文は次の学術論文の中ほどにある。
Long-Term Health Risks and Benefits Associated with Spay / Neuter in Dogs
犬の避妊・去勢による健康上のリスクと利点 ー長期観点から統計調査ー
Obesity
Owing to changes in metabolism, spay/neuter dogs are more likely to be overweight or obese than intact dogs.
One study found a two fold increased risk of obesity in spayed females compared to intact females30.
Another study found that spay/neuter dogs were 1.6 (females) or 3.0 (males) times more likely to be obese than intact dogs, and 1.2 (females) or 1.5 (males) times more likely to be overweight than intact dogs.
A survey study of veterinary practices in the UK found that 21% of dogs were obese.
Being obese and/or overweight is associated with a host of health problems in dogs.
Overweight dogs are more likely to be diagnosed with hyperadrenocorticism, ruptured cruciate ligament, hypothyroidism, lower urinary tract disease, and oral disease32.
Obese dogs are more likely to be diagnosed with hypothyroidism,
diabetes mellitus, pancreatitis, ruptured cruciate ligament, and neoplasia (tumors).
英文の学術論文が好きな人や獣医は原文を読むことをお勧めする。
特に、獣医は英文の学術論文の読解力がなく、自分の儲けに都合がいいように曲解してる輩が多すぎる。犬の診療や狂犬病注射問題に関する国際的な潮流を理解してない。
日本の獣医界は獣医自身の無能無知がもたらす鎖国状態の中で、ほとんど全部の開業獣医が愛犬たちの健康を無視して、無闇に避妊・去勢手術をして、金儲けに狂奔している。獣医大学の教授連も含め、恥を知るべきだ。犬の最大の天敵業界だ。
次回は避妊・去勢手術で増加するワクチンの副作用 Adverse Vaccine Reactions について翻訳して紹介する。
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