東銀座ワンゲルクラブ

奥多摩を中心に活動するワンゲルクラブの華麗なる活動記録。

丹沢主稜 縦走記・・・初めて丹沢をやりました。2012年5月19日(土)、20日(日)

2012-05-24 19:21:50 | 日記

丹沢主稜 縦走記
2012年5月19日(土)、20日(日)

19日(土) 
小田急 新宿駅―秦野駅
ヤビツ峠・富士見山荘―塔ノ岳~丹沢山
              みやま山荘 泊
20日(日)
丹沢山―蛭ヶ岳―東野
中央線 藤野駅で乗車


奥多摩から離れて、丹沢に行ってきました。
今回の参加者は、I部長、M幹事長、Y女子部長の
3名。O隊長は残念ながら怪我のため不参加です。

新宿からロマンスカーあさぎり1号に乗車、秦野に6
時42分着。駅で合流しました。
まずは、富士見山荘でコーヒー、ご主人の愛犬メイち
ゃんをかまったあと、

 天気はいいけど、空気が冷たいから、薄手のものを重ね
着するといい、とアドバイスをいただき、8時50分出発。

さすがの人気コース、小さな子供をつれたファミリー
もいます。
余裕で出発、と思ったら、女子部長大ブレーキとなっ
てしまいました。心拍がなかなか落ち着かず、足も思う
ように前に出ません。早め出発の貯金もすぐに使い果た
してしまいました。
二ノ塔11時10分着、富士山が見えました。まわり
がもやっているせいか、冠雪部分が空中にぽっかりと浮
いているようにみえます。幻想的です。


記録係の女子部長ですが、ここまでの行程が辛くて、
あまり覚えていません。だれか補足して。

三ノ塔11時30分着。

 三の塔から見る丹沢表尾根です。

 風が冷たい。
 身体が冷えないように、記念撮影と水分補給のみで出発。
鳥尾山でお昼休憩。女子部長は食欲なし、反対に部長は
もりもり食べていましたが、後で祟ることに
……お腹が重い!

行者ヶ岳、ん?? 渋滞?? 鎖場でした。私たちは
降りるほう、登ってくる人もいます。
登っては下り、また登っては下り、を繰り返す丹沢。だ
いぶ疲れてきました。
新大日まで来た、小屋は閉められていますがサイダー
のビンがたくさん積んである。あぁ、サイダー飲みたい。
サイダー目指して次の塔ノ岳へ。

塔ノ岳、14時着。大勢休憩しています。みなさんお
疲れ様でした。

部長と女子部長は、もちろんサイダー。幹事長はカッ
プラーメン。


14時30分出発。 
今夜お世話になる、丹沢山・みやま山荘を目指します。
やはり、下りては登る、登っては下りるですが、砂利道
から土の道になり、足も少し楽になり、山野草も楽しめ
ます。


 塔の岳から丹沢山への道は穏やかな感じです。

植物保護の木道(階段)が整備されています。竜ヶ馬
場では、お昼寝?日光浴?しているグループもありました。
丹沢山への最後の登り、足が上がらない。あと何歩??
山荘のソーラーパネルが見えた。
15時50分、日本百名山 丹沢山です。


みやま山荘は、食事の評判がいいです。今夜は、混雑
していて布団一組に2人です。2階が客室、大部屋です。
まだ、新しい建物のようです。機能的に作られています。
外には、雨水を利用した洗面台もあります。

夕食は3交代。メニューは、燻製鴨とポテトサラダ、山
の上なのにキャベツの千切りも添えてあります。他には
若竹煮など。桃の缶詰かな、シロップ煮がデザート。

1階玄関にあるテーブルで自炊しているグループもあり、
2階の大部屋に匂いが流れてきます。美味しそうな匂い、
焦げた臭い……何を作っていたんでしょうね。
2階は飲食禁止なので、夕食後、1階の談話室でビール
をいただきました。8時半消灯です。

消灯前にランプを点灯してくれますので、夜中にトイレ
に起きても大丈夫です。

山用品で頭まですっぽりと被れる袋状のシーツがある
んですね。山小屋泊では、便利そうでした。あと、耳栓。
消灯頃から大合唱が始まります。結構軽減されます。
ZZZ
 
 二日目です。

朝食は、炊き込みご飯、切り干し大根の煮物など。身
支度して、予定より早めの5時40分出発。気温7度。
ジャケット着用です。

木の間を抜けると、すぐ目の前が開け、ドーンと富士
山が全景を現せてくれました。


  富士山に励まされながら、急坂を下り、また登って
いきます。
  視野がひらけると絶景です。
  山は緑のグラデーション、相模湾も見えました。   
  もちろん富士山も裾野までくっきり、目指す蛭ヶ岳もみ
えます。

2ヶ所の鎖場を慎重に下って、最後の木道(階段)を
上りきると、蛭ヶ岳山頂です。
7時50分登頂。神奈川最高峰。


バンザーイ。
本当にてっぺんに来た、という感じです。
ぐるりと絶景です。

この景色はここに来たから見ることができたのです。
表尾根も見えます。あんな遠くから歩いてきたんだなぁ、
としみじみしてしまいます。

コーヒーをいただいて、蛭ヶ岳山荘の方々としばし歓
談。こちらの夕食は、おでんやカレー。朝は佃煮バイキ
ングだそうです。ボッカではなく、半年毎にヘリコプタ
ーで物資を上げるらしいです。ここは景色がごちそう。

気さくで話しやすい山荘の方。最近は、登ってくる人た
ちに若い人が増えてきたと嬉しそうでした。ちなみに、
昨夜は一人一組のお布団でゆっくりできたらしいです。
トイレも屋内に2つあり、清潔にされていました。お弁
当はお赤飯とメニューに書いてありました。

この塔ノ岳から蛭ヶ岳の主脈では豆桜、小岩桜、マムシ
草、すみれなど小さな花たちが和ませてくれました。
 花のアルバムをご覧ください。
 M幹事長の自慢の作品です。

 まずは マメザクラ です。


 続いて、ヤマアジサイ です。


 これは、蛭が岳、頂上直下のマメザクラです。


次は、コイワザクラ です。



 ヤマビルが出ると脅かされたので、山荘の方にお聞きし
たら、表尾根や丹沢山、蛭ヶ岳では出ないそうですよ。
 
 
 さあ、下山です。
 後ろに、ここまで踏破してきた丹沢主稜が見えます。


 姫次へ向かい、黍殻山の手前で東野に
下ります。長い急坂を慎重に下ります。所々荒れている
ところもあります。倒木もあります。下しか見ていない
ので、周りの景色はほとんど見ていません。

姫次の手前で登りです。これが結構、苦しかった。
姫次で休憩。小腹もすいていたので行動食を総動員。今
回評判がよかったのは、バナナチップス。Doleから出て
います。薄すぎずバナナの味がそのままです。他には、
ミニ羊羹、クリームサンドクッキー(バランス栄養食品)、
チョコレート、チーズなど。
 姫次で、ヤマビル注意の標識を発見。この辺から出るの
かなぁ。

 ブナの新緑です。


 こちらはカラマツです。


さて、東野(標識は青根)への分岐からは、また急坂
を下ります。やはり荒れているところも多い。だんだん
膝にきます。

あぁ、林道が見えた。林道に出ると、横断して山に入
る道がありますが、崩壊しているため林道を迂回してく
ださい。と注意書きがあります。

コンクリート舗装の林道を歩き始めましたが、長い道
です。嫌になってきたところで民家が見えます。もうひ
と頑張り。東野のバス停に到着。13時30分。
青根緑の休暇村いやしの湯まであと30分は空腹と疲れ
で断念し、バス停前の鶴屋旅館で昼食。

家に帰ってきてご飯を食べているような錯覚おこすほ
どのんびりできました。バスは何時だぁ、なんて気にし
てくれたり、アットホームなお店です。お風呂もここで
入って、15時22分のバスに乗車。やまなみ温泉で乗
り換え、藤野駅に到着。

東野・やまなみ温泉間を走るバスは、ミニバスで停留
所以外でもブザーを押せば降りられるし、手を上げれば
タクシーのように止まってくれるのです。

丹沢は、ファミリーコースという言葉にだまされては
いけません。観光気分だと痛い目をみます。



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