映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

年末に和歌山へ

2016-01-02 09:26:14 | 家族
忙しい年末の日が続いた。
この12月は本当にいろんなことがあった。ブログもかけなかった。
最後に妻の母が突如亡くなった。入院していたが、容態が急変した。
通夜を30日、告別式が31日となりあわてて妻の実家のある和歌山に向かう。


朝の紀の川、水量が多い。遠くに見えるのは住友金属の和歌山製鋼所で、妻の父親が働いていた。
自分も和歌山にいるときはここで水上スキーをやった。


31日葬儀をすべて終えた後、市内中心部へ
まさに中心の商店街ぶらくり丁にはほとんど人が歩いていない。
横は和歌山を代表する地銀の紀陽銀行本店

倒産した丸正百貨店のあとは、中途半端なショッピングスペース
ここにも人がいない
(調べたら島精機の創業者一族が株主の会社が所有しているらしい。さすがにつぶれないでしょう。)

メインストリート本町通、さみしいものだ。

大阪は次から次へと変貌を遂げるが、和歌山はすたれる一方
31日夜、駅ビルをはじめとして店がほとんど6時にしまってしまい、食事の行き場所がなく困ってしまった。県庁所在地の主要駅でなんでそうなるの?どこもなくチェーンの居酒屋に入るしかない。オーダーしても全然出てこない。最悪!!
31日の朝、中国人が大挙して朝食会場に来ていて驚いた。大阪のホテルが予約できないという噂だから、和歌山にもながれているんだろうか。のんびりしている和歌山人は南紀白浜の人を除いてはインバウンドで儲けるなんてことはあまり考えていないだろう。

翌日元旦は妻の父などが眠る四天王寺へ
あべのハルカスも借景でよく見える。

初詣客はいたが、それほど多いというわけではない。大阪の人は戎さんとか行くだろう。
それにしても、泥棒と思しき事件であるマンションまわりに警察がいたり、コンビニのゴミボックスの中を浮浪者があさっていたり、相変わらず治安はよくなさそうだ。

昼飯にうどんやにはいるとこんなメニューが

大きなたこ焼きが2個はいっているうどん。
こういうのはさすがに東京では見ないなあ。こういうアイディアは関西人ならではだ。
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2015年に読んだ本

2016-01-01 18:30:27 | 
1.いつも彼らはどこかに 小川洋子
2.多元化する能力と日本社会 本田由紀◎◎
3.創造の方法学 高根正昭
4.スプートニクの落とし子たち 今野浩◎
5.誤解学 西成活裕
6.「灘→理Ⅲ」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方 佐藤亮子◎
7.武器としての交渉思考 瀧本哲史◎
8.続 見える学力見えない学力 岸本裕史
9.商売心得帖 松下幸之助
10.仕事の手帳 最相葉月
11.不平等社会日本 佐藤俊樹
12.階層化日本と教育危機 刈谷剛彦◎
13.教育の職業的意義 本田由紀
14.00年代の格差ゲーム 佐藤俊樹
15.ダニエル・カーネマン心理と経済を語る。 ダニエル・カーネマン
16.裸の経済学 チャールズ・ウィーラン 
17.自由の条件 フリードリッヒ・ハイエク
18.脳には妙なクセがある 池谷裕二◎
19.工学部ヒラノ教授と4人の秘書たち 今野浩
20.物語論で読む村上春樹と宮崎駿 大塚英志
21.教育改革の幻想 苅谷剛彦
22.迷宮の花街 円山町 本橋信宏
23.常識人の作法 加藤秀俊
24.餃子の王将社長射殺事件 一橋文哉◎
25.学力と階層 苅谷剛彦
26.サマる技術 船登惟希◎
27.間違えだらけの学習論 西林克彦◎

28.新資本論 トマ・ピケティ  
29.わかったつもり 読解力がつかない本当の理由 西林克彦
30.創造的論文の書き方 伊丹敬之
31.死ぬまでに見たい洋館の最高傑作
32.フィールドワークの技法 佐藤郁哉◎
33.キャラクター小説の作り方 大塚英志◎
34.「機会不平等」論 橘木俊詔◎
(1月合計34冊)
35.勉強法の科学 市川伸一
36.学び方の科学 辰野千壽
37.学ぶ意欲とスキルを育てる 市川伸一
38.心理学から学習を見直す 市川伸一
39.見える学力、見えない学力 岸本裕史◎
40.勉強法が変わる本 市川伸一
41.ニッポン欲望列島 本橋信宏
42.建築とモノ世界をつなぐ 松村秀一
43.複眼の映像 私と黒澤明 橋本忍◎
44.裁判官が日本を滅ぼす 門田隆将
45.プロの知的生産術 内田和成◎
46.科学で勝負の先を読む ウィリアム・パウンドストーン
47.人はいかに学ぶか 稲垣佳世子、波多野誼余夫
48.1秒24コマの美 古賀重樹
49.A6ノートで思考を地図化しなさい 松宮義仁
50.すべて僕に任せてください。 今野浩
51.映像から音を削る 武満徹
52.君に友達はいらない 瀧本哲史
53.人はなぜ約束の時間に遅れるのか 島宗理
54.A6ノートで思考を地図化しなさい
55.「建築学」の教科書
56.人はなぜ忘れるのか 
57.映画監督への道
58.認知心理学 心のメガ二ズムを解き明かす 
59.凡才の集団は孤高の天才に勝る  キースソーヤー
60.HOT PEPPERミラクルストーリー 平尾勇司◎◎
(2月合計26冊)
61.タックスヘイブンの闇
62.工学部ヒラノ教授の青春 今野浩
63.ソニーはなぜ不動産業をはじめたのか 茂木俊輔
64.あなたの勉強法はどこがいけないのか? 西林克彦
(3,4月 多忙すぎて本読めず)
65.現場主義の知的生産法  関満博
66.流通大変動 伊藤元重
67.商店街はなぜ滅びるのか  新雅史
68.あんなお客も神様なんですか? 菊原智明
69.不労所得のつくり方 吉川英一
70.年収は「住むところ」で決まる エンリコ・モレッティ◎
71.世界が日本経済をうらやむ日 浜田宏一 安達◎
72.イノベーションのジレンマ  クレイトン・クリステンセン
73.取材学 加藤秀俊
74.三越伊勢丹ブランド力の真髄 大西洋◎
75.ビジネスは非言語で動く 博報堂
76.ヤル気の科学 イアンエアーズ
77.人生と投資で成功するために ジム・ロジャーズ
78.地名に隠された東京津波 谷川彰英
79.知識ゼロからのマインドフルネス
80.リーダーは自然体 
81.リスクにあなたは騙される 
82.ヴァージン流 世界を変える非常識な仕事
83.クリステンセン経営論 クレイトン・クリステンセン◎
84.社長は少しバカがいい 鈴木
(5月)
85.稼ぐまちが地方を変える 木下斉◎
86.ストレスフリーの仕事術 デビッドアレン◎
87.黒い迷宮 リチャード ロイド パリー◎◎
88.スタアのいた季節 中島賢◎
89.絶歌 元少年A◎

90.東京パワスポ散歩 まのとのま
91.学生による学生のためのダメレポート脱出法 慶應義塾出版会
92.住宅 安藤忠雄
93.日本の絶景&秘境100
94.東京B面ぶらぶら散歩 まのとのま
95.香港無問題 池上千恵
(6月)
96.マカオノスタルジック紀行 芹澤和美
97.学力の経済学 中室牧子◎
98.他力本願 押井守
99.エレクトラ 中上健次の生涯 山文彦◎◎
100.えんぴつ1本で始めるスケッチ手習い帖
101.映画を書くためにあなたがしなかればならないこと
102.全身翻訳家 鴻巣友季子◎
103.1日ひとつだけ強くなる 梅原大吾
104.ろくでなし 小島武夫
105.植草甚一スタイル
106.翻訳教室 鴻巣友季子
107.ノンフィクションの書き方 
108.勝てる「資料」をスピーディーに作るたった1つの原則 喜多あおい
109.建築デザインの解剖図鑑 スタジオワーク◎
110.傑作から学ぶ映画技法完全レファレンス
111.映画脚本100のダメだし
112.生きて帰ってきた男 小熊英二◎
113.成功する人は2時間しか働かない。ジョシュ デイヴィス
114.イラストルポの時代 小林泰彦
115.まちを歩く
(7月)
116.東京六花町 浅原須美
117.日本魅録 香川照之
118.なぜ一流はその時間をつくりだせるのか 石田淳
119.誰も教えてくれない人を動かす文章術  齋藤孝◎
120.赤を身につけるとなぜもてるのか タルマ・ローベル
121.1行バカ売れ 川上徹也
122.数学に感動する頭をつくる 栗田哲也◎
123.セールスのプロが教える!相手を思いどおりに動かす超数字術 菊原智明
124.だから日本はズレている 古市憲寿
125.小説家になる方法 清水義範
126.エッセイ脳 岸本葉子
127.大放言 百田尚樹◎
128.わが封殺せしリリシズム 大島渚
(8月)
129.アナログ主義の情報術 岩中祥史
130.歴史の作法 山内昌之
131.人の心を見抜いて成功する法 井原哲夫
132.職業としての小説家 村上春樹◎
133.超集中法 野口悠紀雄

134.断片的なものの社会学 岸政彦
135.水曜日の凱歌 乃南アサ
136.生身の暴力論 久田将義◎
137.窓と街並みの系譜学 東京工大 塚本研究室
138.上手な旅行記の書き方 岳真也
139.書いて稼ぐ技術 永江朗
140.シナリオ虎の巻 新井一
141.私の60年代 山本義隆◎◎
(9月)
142.頭の回転が速い人の話し方 岡田斗志夫
143.「空き家」が蝕む日本 長嶋修
144.教室カースト 鈴木翔
145.社会を結びなおす 本田由紀
146.キャロル夜明け前 ジョニー大倉
147.現代小説の方法 中上健次
148.涙の川を渉るとき 遠藤実◎
149.磁力と重力の発見2 山本義隆◎
150.「多様な意見」はなぜ正しいのか スコット・ペイジ◎

151.翻訳のこころ 鴻巣友季子
152.数字は武器になる 野口悠紀雄
153.超階級(スーパークラス) デヴィッド・ロスコフ◎
154.紀州木の国・根の国物語 中上健次◎
155.ヒトラーの科学者 ジョン・コーンウェル◎◎

156.それぞれの東京 川本三郎
157.十八歳海へ 中上健次
158.深夜特急2 沢木耕太郎
159.この店あの場所 松浦弥太郎
160.超思考 北野武
161.岬 中上健次
(10月)
162.日本売春史 小谷野敦
163.中上健次 路地はどこにでもあるか
163.みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記  星野博美◎◎
164.発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学  ジェイコブズ
165.戦争論(上) クラウゼヴィッツ(何度も読んでいる)
166.ラオスに何があるというのですか 村上春樹
167.本物の教養 出口治明
168.「読まなくていい本」の読書案内 橘玲
169.安売り王一代 安田隆夫◎
170.23区格差 池田利道◎◎

(11月)
171.映画を見る眼 小栗康平
172.イザベラバード「日本奥地紀行」を歩く 
173.記憶と沈黙 辺見
174.賢者の投資、愚者の投資 山崎和邦◎
175.のめりこませる技術 フランクローズ
176.解決!空き家問題 中川寛子
177.戦略がすべて 瀧本哲史◎

178.平成史 小熊英二
179.損したくない日本人 高橋秀実
(12月)

◎◎は非常に好き、◎はよい。
3,4月に忙しくてまったく本が読めなかった。
12月もだめ
結局2013年202冊→2014年278冊→2015年179冊
映画ともども量がこなせなかった1年だった。
本田由紀さんの本の構成の仕方はさすがだ。学術本ってこういうふうに書くんだなという見本だ。もともと自分とは思想が違う人だけど、山本義隆の「私の60年代」は綿密に資料を調べて、的確に引用を重ねて本を作り上げていく。「磁力と重力の発見」の時も感じたが、単なる学園紛争経験者とは知性に大幅な違いがあることを感じる。でも27年で一番好きだったのは「みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記」星野博美著だな。普通の日本史の教科書で触れられていない、江戸時代のキリシタンたちの悲しい殉死の歴史が淡々と語られる。お見事であった。
ルーシー・ブラックマン事件と織原受刑者の過去を追った「黒い迷宮」リチャード ロイド パリー、第一次大戦の毒ガス製造からドイツの科学者による科学の軍事利用の歴史を著述する「ヒトラーの科学者」ジョン・コーンウェルもノンフィクションとしては超一級品だ。

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2015年見た映画

2016-01-01 18:16:08 | 映画 ベスト
1.仁義の墓場◎
2.オーファーザー
3.バッドガイ 反抗期の忠面の男
4.図鑑に載っていない虫
5.紀子の食卓
6.殺人の疑惑
7.あと1センチの恋◎
8.百円の恋◎◎
9.野いちご
10.今日子と修二の場合
11.処女の泉
12.ニシノユキヒコの恋と冒険
13.0.5ミリ◎
14.運動靴と赤い金魚
15.薄氷の殺人
16.ジャッジ
17.怪しい彼女◎
18.イントゥザストーム
19.第七の封印
20.友よさらばといおう
21.インスタント沼
22.ビッグアイズ◎
23.コフィー
24.TOKYO TRIBE
25.ジゴロ・イン・ニューヨーク
26.二つ目の窓
27.サードパーソン
28.ポルトガルここに誕生す
29.女の園
30.罪の手ざわり
31.楊貴妃
32.恋の棘
33.アメリカンスナイパー
34.フォックスキャッチャー◎◎
35.シェフ◎
36.イミテーションゲーム エニグマ
37.ステイコネクティッド
38.グレートビューティ追憶のローマ◎
39.監視者たち
40.レクイエム 最後の銃弾
41.FRANK
42.あやつり人形
43.私の息子
44.マルティニ―クからの祈り
45.バツイチは恋のはじまり
46.リスボンに誘われて
47.イン・ザ・ヒーロー
48.バードマンあるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡◎
49.旅人は夢を奏でる
50.不思議な岬の物語▼
51.イコライザー
52.ケープタウン
53.マダムマロニーと魔法のスパイス▼
54.サイレントパートナー
55.超能力学園Z
56.月下の恋
57.殺したいほど愛されて
58.ゲノムハザード
59.龍三と七人の子分たち◎
60.カリフォルニア・ドールズ◎
61.ビリギャル
62.ニンフォマニアック2
63.フランシス・ハ
64.ブラック・ハット
65.拓瑠坂の仇討◎
66.グランドセントラル
67.アバウト・タイム
68.泣く男
69.トワイライトささらさや
70.サンドラの週末
71.イニシエーションラブ◎
72.新宿スワン
73.夜はいじわる
74.黒蜥蜴
75.夜の蝶◎
76.夜の河
77.海街ダイアリー
78.禁忌
79.ニューヨークのパリ夫▼
80.真夜中の五分前
81.ソニはご機嫌ななめ
82.トラッシュ
83.墨東奇譚(山本富士子)
84.マッドマックス怒りのデスロード
85.きみはいい子
86.インヒアレント・ヴァイス
87.スキマスキ
88.嗤う分身
89.イロイロ
90.激戦 ハートオブファイト
91.フレンチアルプスで起きたこと
92.アニー
93.欲動◎
94.GF*BF
95.花宵道中
96.K2初登頂の真実
97.新宿泥棒物語
98.セバスチャン・サルガト 地球へのラブレター
99.やぶにらみニッポン
100.日本の悲劇◎
101.にっぽん昆虫記◎
102.博士と彼女のセオリー◎
103.自由が丘にて▼
104.ミッションインポッシブル・ローグネーション◎
105.六月燈の三姉妹
106.ウォーリアー◎
107.KANO 1931海の向こうの甲子園
108.浮城
109.ラブ&マーシー終わらないメロディ◎◎
110.この国の空
111.暁の脱走
112.愛のタリオ
113.最後まで行く◎
114.ザ・ギャンブラー
115.海を感じる時
116.ナイトクローラー◎
117.長崎ブルース
118.サニー永遠の仲間たち
119.500日のサマー
120.ホタル
121.ギリシャに消えた嘘
122.ガガーリン
123.女神は二度微笑む
124.おみおくりの作法◎
125.セックスチェック 第二の性◎
126.恋の渦
127.見知らぬ乗客
128.セブンイヤーズインチベット
129.カリフォルニア・ダウン
130.赤い玉
131.セッション◎
132.鰻の男
133.味園ユニバース
134.深夜食堂
135.からっ風野郎
136.わたしに会うまでの1600キロ
137.パパの遺した物語
138.JIMI栄光への軌跡
139.バクマン◎
140.ミツバチのささやき
141.ゼロの未来
142.アメリカンドリーマー
143.ジョンウィック
144.ドローン・オブ・ウォー◎
145.アクトレス
146.カミーユ 恋はふたたび
147.忍びの者
148.誘惑
149.白河夜船
150.ジヌよさらば
151.マジックインムーンライト
152.私の少女◎
153.読書する女
154.コードネームUNCLE
155.サンバ
156.ホワイトゴッド◎◎
157.さまよう刀
158.FOUJITA
159.愛人
160.プーサン
161.ピクセル
162.スライストーン◎
163.妻への家路
164.ピッチパーフェクト
165.ジェームス・ブラウン◎
166.海にかかる霧
167.007スペクター
168.第三の男◎
169.イタリアは呼んでいる
170.WISH I WAS HERE
171.靴職人と魔法のミシン◎
172.ウォント・バック・ダウン
173.グッドライ
174.マイデンジャラスビューティ
175.クリード◎
176.恐怖分子
177.チャッピー
178.マイファニーレディ

今年は忙しくて見る本数が昨年より大幅ダウンしてしまった。
記事も全然かけなかった。
年末も妻の母上が亡くなったりして関西へ行ったりあわただしかった。
2009年 254本、2010年 222本、2011年 210本、2012年 191本、2013年 216本、2014年 258本
近年最低だ。

◎◎がものすごく好き ◎が好き
「百円の恋」「フォックスキャッチャー」「ラブ&マーシー終わらないメロディ」「ホワイトゴッド」「セッション」あたりが上位かな。次は「ナイトクローラー」「最後までいく」あたりか
キレのよいところで旧作を除き10作にするならあとは「バクマン」「クリード」「ミッションインポッシブル・ローグネーション」
「龍三と七人の子分たち」「イニシエーションラブ」も大好きだ。
これはあくまで自分の好み
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映画「クリード」 シルベスター・スタローン

2015-12-29 16:22:48 | 映画(自分好みベスト80)
映画「クリード」を映画館で見てきました。


シルベスター・スタローン演じるロッキーが宿命のライバルであるアポロの息子のトレーナーをやるなんて話と聞くだけで興奮してしまう。見てみると実にすばらしい!!今から40年近く前、初めてロッキーを見た時の興奮をよみがえらせてくれる。気がつくと自分も目に涙をためていた。

少年鑑別所でケンカする黒人少年アドリスを映しだす。大暴れして独房に入れられていた。父母ともに死に別れて里子のままぐれていたのだ。そこを一人の女性クリード(フィリシア・ラシャド)が訪ねる。彼女は少年の父親である元プロボクサーアポロの妻であった。

クリードに引き取られたアドリス(マイケル・ジョーダン)は、学校で学んだあと一流企業に勤めていたが、夜はメキシコのボクシングで腕を磨いていた。そこで無敗のアドリスは父親の雄姿を動画で見て、世界に通用する一流選手になろうとしていた。父親がいたボクシングジムにいき、プロボクシング選手に対決を挑む。しかし、実力の差は明らかだった。育ての母の反対を振り切り、ロッキー(シルベスタースタローン)のいるフィラデルフィアへ向かい、ロッキーがいたボクシングジムへ入門する。


ロッキーは妻エイドリアンと死別して、1人でイタリアンレストランを経営しており、すでにボクシング界から離れていた。店が閉店になっているのにアドリスが押し掛け、ボクシングを教えてくれと懇願する。ライバルの息子の不意の訪問にロッキーは戸惑う。それでも、熱意にほだされて、教えはじめてトレーニングをはじめ力量をあげる。ところが、ボクシングジムのオーナーが息子の対戦相手にアドリスを指名してくる。これまで負け知らずのジムオーナーの息子とは実力の差があったが、ロッキーのトレーニングで強くなったアドリスは試合に臨むのであるが。。。

1.ロッキーの意義
映画史における「ロッキー」の存在意義は非常に高いと思う。これまであの物語をベースにしたような映画はどれだけつくられたんだろうか?ドツボな低迷、そして反撃途中からの高い高揚感と感動をしのぐ作品はあまり見つからない。
ただ、あの作品はアメリカ下層社会を描いたものだ。副業に高利貸しの用心棒をしているボクサーなんて存在もそうだし、生肉工場やスラム街、さびれた酒場など暗いムードの場面が続く。それだけにいったん展開が変わると、とてつもない高温の蒸気を噴出させる。あまりにも有名な各種テーマ音楽からの興奮も含め、そこからの感動は誰しも経験したことだろう。


今回も同じように少年鑑別所やフィラデルフィアのスラム街も映しだすが、前作ほどのドツボムードではない。たまたま階下に住んでいた歌手ビアンカ(テッサ・トンプソン)と知り合い、恋仲になっていく。エイドリアンが内気で地味な女の子であったのとは対照的な女性だ。エイドリアンとロッキーが抱き合う場面に自分は同化した。今回はさすがにその感動はない。でもその現代的変化がいいところなんだろう。

2.カメラワークの巧みさ
この映画でのカメラワークが序盤戦から最後まで実にお見事だ。接近して対象を映しだす構図が計算されていて、ボクシングの試合で対戦する2人の表情とバックにいるセコンドの姿を的確に映す。どこまで本気で撃っているのかわからないが、パンチの動きにリアル感がある。


3.音楽
主人公がアフリカ系なだけに、ヒップホップ系の音楽が流れる。恋人ビアンカはソウル歌手であり、基調はそうだが、それだけではない。まさに「ロッキー」と同じようにブラス系サウンドが流れ、スポーツ映画的な高揚感をもたらす。一連の「ロッキー」の音楽のサビを少しづつだしながら、同じものにしないのは好感が持てた。

4.主演の2人
主演のマイケルジョーダンは好演である。この映画に出るためには、かなりのトレーニングを積んだと思う。それをこなしつつ、試合でのファイティング場面では鋭くパンチをくりだす。それなりの本気度を感じる。年齢は違うけど、風貌はデンゼルワシントンに似ている気がした。

シルベスタースタローンは枯れ切ったトレーナーといった役柄になりきる。最初のロッキーの時、30歳という設定だったから今は70歳ということだ。ロバート・デニーロ主演の名作「レイジングブル」におけるジョーぺシラッセルクロウ主演「シンデレラマン」におけるポールジアマッティのような甲高く常にテンションが高いトレーナーではなく、ヒラリースワンク主演「ミリオンダラーベイビー」におけるクリントイーストウッドの老練さに似ているかもしれない。この映画撮った時のイーストウッドが73歳だ。シルベスター・スタローンもムキムキなイメージともそろそろお別れか。


いいところばかり述べたが、もともと里子に出されて、少年鑑別所に入っていたような少年がいくら金持ちの家に入ったとはいえ、一流企業に勤めるように育っていくのかどうかだけはちょっと疑問かな。刑務所帰りというとマイク・タイソンだけど、あんな感じの暴走男になってもおかしくない気がするけど、どうだろう。
実はボクシングを見るのってあまり好きじゃなけど、なぜかボクシング映画ってどれもこれも好きなんだなあ。今年でいえば「百円の恋」の安藤サクラの精悍な姿も記憶に新しい。

いずれにせよ終盤にかけての興奮は、いったん途中で勝負ついたかなと思っただけに今年一番だったし、なぜか泣けてしかたなかった。この気持ちはそこらへんのBBAどもにはわかるまい。

(参考作品)
ロッキー 
不朽の名作
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映画「007 スぺクター」 ダニエル・クレイグ

2015-12-21 20:28:07 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「007 スぺクター」を映画館で見てきました。


最近、映画は割とみているのであるが、連日の飲み会で脳細胞がいかれてしまいコメントがかけない。昼間もスケジュール多忙で疲れきっている。土曜日の飲みは控えめにして早めに自宅へ帰ったので、日曜日映画館に向かう。ダニエル・クレイグはもう終わりなんていう人も多く、賛否両論のようだが、50年近くの007ファンである自分には十分楽しめた。


最初のメキシコのアクション場面はかなり粋だ。がい骨の仮面をつけた人たちが祭りをしている場面で、美女とたわむれようとホテルに入ったダニエル・クレイグがさっと抜け出し、自分の標的を狙う場面の連続性にはしびれる。ヘリコプターをくるくる回転させてのアクションも、ちょっと間違えれば大惨事だけにドッキリだ。


説明はかなり省かれているので、わかりづらい場面もあるが、娯楽を意識したアクションを体感するだけで楽しい。ボンドガールの使い方よりも、Qやアシスタント役のナオミハリスの使い方に妙を感じる映画であった。

殉職したM(ジュディ・デンチ)の遺言を受け、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)はメキシコで1人の男を始末し指輪を奪う。少年時代を過ごした ”スカイフォール” で焼け残った写真を受け取ったボンド はその写真に隠された謎に迫るべく、M (レイフ・ファインズ) の制止を振り切り単独でローマへと赴く。そこでボンドは殺害された悪名高い犯罪者の元妻であるルチア・スキアラ (モニカ・ベルッチ) と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。

その頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ (アンドリュー・スコット) がボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニー (ナオミ・ハリス) やQ(ベン・ウィショー)の協力を得つつ、スペクター解明のてがかりとなるかもしれないボンドの旧敵、Mr. ホワイト (イェスパー・クリステンセン) の娘マドレーヌ・スワン (レア・セドゥ) を追う。


死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫る中、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身の恐るべき関係を知ることになる-。
(作品情報引用)



この映画を面白くないという人は若き日あるいは少年時代に007を見てときめいたりしたことがない人であろう。
最初のメキシコでの強烈なアクションは昔を知らなくても楽しめるが、小道具がたくさん装着されている新型アストンマーティンを見るだけでかなり満足してしまうものだ。細かいディテールをQから聞いていないのに、小技をひねり出すスウィッチボタンを押しながらダニエルクレイグが運転する姿は楽しめる。ましてやアストンマーティンとジャガーのそれぞれ新型同士の対決だ。伝統の英国車対決にはうなってしまう。


今回のボンドガールは2人だ。

1.モニカベルッチ
もうすでに50歳を超えるというのにフェロモンむき出しだ。
比較的最近のルイガレル主演作品「灼熱の肌」で、ヌードを見せる。いかにも熟女らしい熟れきった身体を見て、20代の少年たちは何も思わないかもしれない。今回のようにムチムチの肌で言い寄られる姿を見ると「マレーナ」あたりで感化された40代以上の野郎は股ぐらがドッキリしてしまうであろう。

ただ、いかにも出番が少なすぎだ。最後に向けてもう一回くらい出番があってもいいのでは?

2.レア・セドゥ
ミッションインポッシブルの前作「ゴーストプロトコル」で女同士格闘技対決する謎の女性を演じた。これが実に良かった。その後もレズ映画「アデル、ブルーは熱い色」のヌードできっちり存在感を示した。ここでの最初の登場はオーストリアの雪山で診療する医師だ。まったく普通だが、タンジールに行くあたりから豹変する。列車でのディナーでムチムチの身体にピッタリしたドレスを着て、見ている我々を挑発する。歩きながら見る目がいい感じだ。

そしてすぐ直後の体当たりアクションだ。なかなかやるね。

3.サムメンデス
サムメンデス監督作品ではポールニューマンとトムハンクス、ジュードロウ出演ロード・トゥ・パーディションが大好きだ。晩年のニューマンの老練な演技が抜群で、萬屋錦之介ばりの子連れ狼の様なトムハンクスを追うジュードロウの冷たい表情が真に怖い殺人鬼のようだ。その暗黒なムードを作り上げたサムメンデスに脱帽した。その映画にも007でブレイク前のダニエルクレイグ出ているんだよね。
この映画でも監督の技は冴えわたり、当初のメキシコでのアクション、オーストリアの雪山での飛行機を使った派手なアクション、北アフリカの砂漠を走る列車内における格闘劇、あまり見れないローマでのカーチェイスなど見どころは盛りだくさん。

いずれも007の文法の域を意識しながら我々を楽しませてくれる。
Qという存在を出すことで、初期の007よりもテクノロジーが著しく進化させている部分をだしている。そこがニクイ。

(参考作品)
007/スカイフォール
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映画「FOUJITA」 オダギリジョー

2015-12-02 19:52:28 | 映画(日本 2015年以降)
映画「FOUJITA」を映画館で見てきました。


「泥の河」小栗康平監督の久々の新作である。オダギリジョー演じる主人公である藤田嗣治の絵も国立近代美術館で見てからずっと気になっていたこともあり、映画館に向かう。


若干暗めのトーンの映像なので少し見にくい。あえてそうしたと思う。そんな中1920年代のパリにおける藤田と1940年代戦時中の日本において戦争高揚の絵を描いていた藤田の両方を映しだす。暗めのトーンで見にくいとは言え、映像表現は美しい。特にパリの1920年代の場面がいい。同時にバックに流れる音楽がすばらしい。見にくい画面なので、少し眠くなってしまう時もあったが、まあまあという感じかな。

画家藤田嗣治、通称フジタ(オダギリジョー)はパリにわたったあと、1920年代パリで裸婦を描き、評判を高め、絵も売れてきた。画家仲間たちやモデルのキキ(アンジェル・ユモー)とともに、パリのカフェで連日遊びまくる。そうしていくうちに新しい恋人、ユキ(アナ・ジラルド)が現れる。


フジタの絵「五人の裸婦」が完成すると、乳白色をした裸婦の肌色が大評判となる。フジタはモンパルナスで、仮装パーティを開き、フジタは女装して、ユキといっしょにゲストを迎える。吉原の花魁まがいのキキが会場を下駄で歩き、大はしゃぎである。

第二次世界大戦のパリ陥落の前に日本に戻ったあと、いわゆる「戦争協力画」を描く。戦意高揚のための「国民総力決戦美術展」が、全国を巡回している。フジタの描いた「アッツ島玉砕」の絵のそばで、観客は絵に手を合わせ拝む。フジタは、絵が人の心を動かしたことに驚く。

東京の空襲が激しさを増し、フジタは五番目の妻君代(中谷美紀)と田舎に疎開する。農家の離れが、フジタの住居とアトリエになる。母屋には、小学校の教師の寛治郎(加瀬亮)とその母(りりィ)が住んでいる。フジタは、なおも「戦争協力画」を描いていた。そんなとき、寛治郎に赤紙が来る。出征の前の夜、寛治郎は、みんなに村のキツネの話をする。母は寛治郎に「帰って来い!」と言うのであるが。。。




1.1920年代のモンパルナス
1920年代のパリの映像を見ると、ウディアレンの「ミッドナイトインパリ」を連想する。気がつくと20年代の文化人たちと交流を深めている大人のおとぎ話に魅せられた。あの映画ではエロティックな雰囲気はなかったが、ここでは満載だ。連日のようにカフェで遊びまくる。フェリーニの「8・1/2」も連想させるハチャメチャ騒ぎだけど、女の子も気前よくどんどん脱いでいくだけに、この映画の方が凄くみえてしまう。あえてうす暗いトーンにしているのもその過激性のせいなんだろうか。
それにしても向こうで3人と結婚したくらいだから、かなり遊んだんだろうなあ。


2.出征前夜の場面
あえて暗いトーンにしている理由の一つには、戦争時の暗さもあるかもしれない。フジタの描いた「戦争協力画」は映し出されるが、トーンが暗いのでよくわからない。あえてよく映し出さないのであろう。
しかも、出征前夜の加瀬亮の話が超暗い。久々にりりィを見たが、加瀬に向かって「帰って来い」というシーンが実に印象的だ。同時に軍部がフジタに崖から飛び降りて自殺する女性たちの映像を見せるシーンも映す。でもこれって、サイパン戦線で日本人女性が自害するのをアメリカ人たちが映しだした映像ではないかと思う。あれちょっと違うな?とそれは感じた。


3.佐藤聰明の音楽
音楽が鳴り響くとメロディラインがただものでないのがわかる。バックの音楽が鳴り響くわけでなく、淡々と映画は進んでいくが途中でハッとさせられる音楽が鳴る。佐藤聰明という作曲家なかなかやるなと思ったら、音楽界では割と有名な方のようだ。ちょっと勉強してみよう。

映像は美しかったことだけは確かだけどね。
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映画「ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲」 

2015-11-25 20:09:21 | 映画(自分好みベスト80)
映画「ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲」を映画館で見てきました。


これはすごい映画である。今年見た公開作では文句なくナンバー1だ。
映画ポスターなどの静止画ではわからない躍動感がある。元妻がしばらく留守にするために元夫(父親)に娘と犬を預ける。少女が飼っている雑種犬に税金がかかることを父親が嫌がりいったん犬を捨てる。その犬と離ればなれになった少女の物語だ。これだけでは、どこにでもある話に見える。でも、これは違う。

この映画にはアクション映画のようなリズミカルな動きと疾走感、スリラー映画のような恐怖、そして人知を超えた愛情の世界がある。ストーリーは単純でわかりやすい。でも常に緊張感があり、見ていて次にどうなるのかを追うのに目が離せない。それによくまあ犬たちを手なづけたものだ。カンヌ映画祭で「ある視点」部門グランプリとパルムドッグ?!を受賞したのは当然と思わせる傑作である。


多感な少女リリ(ジョーフィア・プショッタ)は13歳にして自分を取り巻く世界に疑問を抱いていた。両親は離婚し、学校で所属するオーケストラでは問題児扱いされている。 どこにも居場所がないリリの心のよりどころは賢くて素直な飼い犬のハーゲンだけだった。


そんなある日、リリは数日間、折り合いの悪い父親のもとに預けられることになった。久々に対面したこの日も、 父親はアパートに連れ込んだハーゲンのことが煩わしくてしょうがない。最近、この国では雑種犬の飼い主に重い税を課す新たな法律が施行されていた。
当局からの税金の催促と、リリの反抗的な態度に怒った父親は、高架下にハーゲンを置き去りにしてしまう。 「必ず迎えに来るから!」と涙するリリ。これが少女と犬の長く壮絶な受難の日々の始まりだった。

リリはいっそう孤立感に打ちひしがれ、必死にハーゲンを捜し続けていた。途方に暮れて犬の保護施設をも訪れるが見つけられない。 ハーゲンは執拗な野犬狩りを行う当局に追われ迷い込んだ路地でホームレスに拾われ、野犬ブローカーに売り飛ばされてしまう。 安全な場所で穏やかに育ってきたハーゲンにとって、行く手に広がるのは恐ろしいほど無秩序な世界だった。 流浪の果てに裏社会の闘犬場へと駆り出され、獰猛な野生に目覚めるのであるが。。。(作品情報引用)

自分はいわゆる愛犬家ではない。10代から20代にかけて自宅でマルチーズを飼っていたことがあるけど、それ以降はまったくご縁はない。犬が好きで見たというわけではない。犬の映画といえばディズニーの「101匹のワンちゃん」を子供のころにみた。これはアニメだ。この映画ではCGを使わずに、200匹の犬を思いっきり走らせる。いずれも施設にいる犬のようだ。ある意味、野犬に近い存在の凶暴な犬といってもいい。そんな大勢の犬を手なづけ撮影する。それだけでもすごすぎる。

ネタバレ若干含みながら語る。(見ていない人は読まないでください)

1.犬と離れてからの少女
住んでいるアパートの人に雑種犬は飼っちゃいけないよと言われる。しかも、当局にたれ込まれ、危うく持ち去られそうになる。仕方なく、少女はオーケストラの練習に犬を連れていくが、演奏中にワンワン吠えられてしまう。指揮者である指導者にとがめられるが、逆らって犬を持ち返る。その話を聞いて父親はもはやこれまでと犬を橋の下に捨てる。犬は2人を追いかけてくるが、離れ離れになる。


少女は懸命に犬を探すが見つからない。がっかりした少女はやがてオーケストラのメンバーとして戻るが、ストレスがたまっている。オーケストラの先輩と酒を口にしたり、夜ディスコに出入りしたり遊び歩く。酔ってぶっ倒れて警察に保護されるが、ポケットからはドラッグの入った袋が見つかってしまうのだ。これはやばい!!

2.少女と離れてからの犬(ハ―ゲン→マックス)
飼い主を追っていくが見つからない。そうしていくうちに同じような野犬たちがいる場所にたどり着く。そこで1匹の犬となかよくなる。野犬狩りの当局に見つかり追われるが、なんとか逃げ切る。(このカーチェイスならぬドッグチェイスがなかなか迫力ある)でも仲良しの犬とはぐれ、ホームレスの男に保護される。彼は悪知恵が働き、野犬ブローカーに売る。闇ブローカーは賭け闘犬の試合に出すために、野生の犬のように凶暴に育て上げるのだ。

試合では見るからに強そうな犬と戦う。負けそうになるが、最後の力を振り絞って相手を噛みやっつける。
(この闘犬シーンもすごい迫力だ。)
ここで主人公の犬は完全に猛獣と化しているのである。この犬が欲しいという別のブローカーと今の持ち主が争う中を主人公は巧みに逃げだす。そのとき、仲良くなった犬と再会するが、再度当局にみつかる。今度は逃げ切れず犬の養護施設に入ってしまう。


3.クライマックスへ
施設に入ったが、闘犬でキズだらけの主人公の犬には貰い手がいないだろうと処分されるところだった。
ところが、とっさの隙に管理人を襲う。凶暴でもう手がつけられなくなっている。すると同じような野犬も一緒になって大勢逃げ出すのだ。ここからは大勢いる犬のリーダー格になって、今まで自分を懲らしめた人たちを襲うのである


逃げる犬たちの動きは実にスピーディだ。
ハンガリーの首都ブタペストで交通規制をしてとられたという映像が疾走感あふれ興奮が高まる。

次から次へと恨みをはらすべく人に飛びついていく。野生の猛獣と一緒である。
まさにスリラーかオバケ映画の世界だ。
野犬が暴れていることを知り、少女はハーディがいると信じる。はたしてどうなるか。

すごい興奮であった。



最後にキーとなるのがリスト作曲「ハンガリー狂詩曲第2番」だ。
難曲といわれるこの曲が何度も流れる。
ある時はシビアに、ある時はやさしく流れるこの曲とともに自分の興奮が最高に高まった。
ホロビッツのピアノ↓


リストの曲となるとこのくらいの名手でないと無理

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映画「私の少女」 ぺ・ドゥナ&キム・セロン

2015-11-23 21:15:44 | 映画(韓国映画)
映画「私の少女」は2015年日本公開の韓国映画


見てみると脚本、構成、映像いずれも非常によくできた映画である。キムセロン「冬の小鳥」「アジョシ」「バービー」と若干重い題材を少女ながらこなしてきた韓国の期待の星である。このブログでも出演するたび毎回取り上げている。今回はぺ・ドゥナが主演で助演の立場だが、重要な役を演じている。「空気人形」のぺ・ドゥナ主演のロードショーがあるのは気がついていたが、ひっそり上映されていたので、キムセロンの存在はうっかり見過ごしていた。

今回は訳ありで片田舎に移動してきた女性警察署長が、継父から虐待を受けている少女を保護しようとしたにもかかわらず、継父から恨みをかって逆にとんでもない訴えを受けるという話である。児童虐待、イジメ、田舎の過疎問題など韓国社会の中で蓄積してきたであろう恥部が浮き彫りにされている。

若き女性警官のヨンナム(ぺ・ドゥナ)は、ソウルから警察署長として田舎の海辺の村に赴任してきた。そこで14歳の少女ドヒ(キム・セロン)と出会う。ドヒは実の母親が蒸発し、血のつながりのない継父ヨンハ(ソン・セビョク)と、その母親である祖母と暮らしていた。酒クセの悪いヨンハから日常的に虐待されていた。若者はほとんど村を出てしまっており、老人しか住んでいなかった。それなので村に残った若いヨンハの横柄な態度を容認し、悪さも見てみぬふりをしている。ヨンナムは、ドヒへのあまりにひどい父親からの暴力虐待や学校のいじめから守っていった。


夜中、ヨンナムの家にドヒが訪ねてくると同時に「老人の遺体がみつかった」と署から電話が入る。海辺に駆けつけると、崖からドヒの祖母が落ちて死亡していた。「パパとおばあさんが追いかけてきて落ちた」とドヒは涙ながらに説明する。ヨンハが現場に到着し、「クソガキのせいだ」とドヒに殴りかかる。


エスカレートしてゆくヨンハの暴力から守るために、ヨンナムはドヒを一時的に自宅に引き取り面倒をみることにする。しかし、本当は親元に帰さないとならないのに、次第にドヒはヨンナムに執着しはじめる。そんなとき、一人の女性が警察署を訪ねてきた。そこで偶然にもヨンハは衝突を繰り返していたヨンナムの過去の秘密を知りしまうのであるが。。。

舞台になるこの海辺の町自体は、日本の海辺にある漁村と似たような風景だ。日本統治だった戦前にできた村も、それから大きく変わらないのであろう。若者がいなくなっていくのは日本の過疎地の漁村も同じだ。そんな過疎地では若者が大事にされるが、ここでも酒クセが悪い若者が登場し、しかも血の繋がっていない娘を暴力でいたぶる。誰もそれを否定しない。変な光景だ。そんな話が続き、児童虐待とイジメどう解決するのかと見ていると事件が次々起きていく。
単純な話でなかった。


この作品はあまりネタバレしない方がいいだろう。
なかなかストーリーがよく考えられていて、訪ねてきた1人の女性もいったいだれなのか?ドヒの実母なのかとふと思ってしまう。軽い迷彩にひっかかる。しかし、この女性との話がこれからの話にじわっと効いてくる。

よかれと思ったことなのに、それが裏目裏目に出る。とどのつまりは、正当な行為を行ったものが逆に疑いをもたれてしまう。自分の味方である警察にまで誤解を生んでしまう。このストーリー展開は実によく練られている。うまいなあ。

ぺ・ドゥナは久々だけど、さすが上級の演技だ。キムセロンは今までの作品とはちがった動きを見せる。毎回重い題材だけど、これがいちばんヘビー級かもしれない。年輪を重ねて、もっともっといい女優になるだろう。お見事だ。

(参考作品)

冬の小鳥
韓国孤児院からフランスに渡った著者の実体験。キムセロンの出世作(参考記事)


アジョシ
韓国版レオン、キムセロンがかわいい(参考記事)


バービー
韓国人身売買の実態
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映画「コードネーム U.N.C.L.E.」 ナポレオン・ソロ

2015-11-23 16:17:43 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「コードネーム UNCLE」を映画館で見てきました。


ナポレオン・ソロという響きに魅かれる。小学生の低学年の頃、日本テレビで日曜夜9:30にロバート・ボーンとデイヴィッド・マッカラム共演で放映されていた。CIAとKGBのスパイが組むなんて設定も、冷戦時代の映画ではありえないのでおもしろそうだ。ナチス残党の組織に大量破壊兵器をつくれる能力をもつ科学者が拉致される。それを米露のスパイが一緒になって救い出そうとする話だ。


自分の理解度が弱いのか、ストーリーの詳細がわかりづらいまま話が展開されていく。スパイ映画なので本来の敵と味方がだましだまされる中で進むので、一緒に組むのにもかかわらず、わけがわからなくなるからだ。それでも、60年代を舞台にしたストーリーを現代的センスを交えて映す映像は、バックの音楽も含め実にお見事でそれを見ているだけで楽しい。若い人というより50代後半以降の男性が見ると楽しめる映画なのかもしれない。


冷戦下の60年代、謎の国際的犯罪組織の核兵器による世界破滅計画を阻むため、米ソはCIAのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)とKGBのイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)にチームを結成させる。組織に拉致された天才科学者ウド・テラー博士の身柄の確保と、相棒を出し抜いてでも博士の研究データを自国に持ち帰ることが、2人に与えられたミッションだ。性格も仕事のスタイルも真逆の2人は反発し合いながらも、博士の娘ギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)とともに、ナチの残党組織を牛耳るヴィクトリア(エリザベス・デビッキ)に接触する。(作品情報より)


主演2人はヘンリー・カヴィル「マン・オブ・スティール」スーパーマン(クラークケント)役、アーミー・ハマー「ローン・レンジャー」の主役と、赤丸急上昇中の今が旬の男優である。いずれもイイ男で、これから映画界を背負って立つ存在だ。ここでも2人の頑張りが目立つ。むかしのリメイクと書いてあるが、ちょっとちがうよな。

当時の西側陣営の映画ではKGBのスパイは、どの映画でも敵そのものなのだ。それと西側の諜報組織が組むというのは絶対ありえなかった。ここでは新たにこの映画シリーズを造ろうとするがごとく、共通の敵というべきナチス残党およびその血をひいた悪党をつくってストーリーを成り立たそうとしている。しかし、2人の主人公それぞれにいつでも敵(米に対する露、露に対する米)を始末していいよと指令が出ていく。それなので、最後の最後までお互いの対決が見られそうな展開が続くところに緊張感を生むところがうまい。

1.ナポレオンソロ
スパイ映画全盛時代である。アルフレッド・ヒッチコックも「007」の流行に影響され、ポールニューマンとジュリー・アンドリュース主演の「引き裂かれたカーテン」なんて作品を撮っていたし、日本が舞台のショーンコネリーの「007は二度死ぬ」が大ヒットして、子供だった自分たちもわけもわからず、スパイごっこをしていた。
このワルサ―の銃にしびれたんだよなあ。↓


そんなころ、ロバート・ボーンとデイヴィッド・マッカラム「0011ナポレオン・ソロ」のスティール写真をみて我々子供も興奮していたが、当時はまだ小学校低学年で夜9時にはもう寝ていた。気合を入れて起きようとしても、すぐ眠ってしまう。それなんで2人のカッコいい姿は印象深くてもストーリー展開はまったくわからない。

このテレビシリーズはテーマソングも実にカッコよかった。ベンチャーズ「秘密諜報員」とともに「ナポレオン・ソロ」のテーマ音楽を演奏していたレコードを持っていて針ですりきれるくらい聴いたものだ。本当に懐かしい。
これはベンチャーズの「ナポレオンソロ」のテーマ



2.ごきげんな60年代映像
テーマ音楽からしびれまくる。時代がかった盗聴器やテープレコーダーなどが映ったり、60年代後半の匂いがプンプンする映像に興奮する。自分がこの世の車で一番好きなジャガーEタイプがでてくる。この時代のしなやかな欧州車のボディラインは本当に美しい。それにあわせて、2人の美女がいかにもその当時のスタイルで出演するのがニクイ。

2人を煙に巻いて、騙し騙されあう教授の娘を演じるアリシア・ヴィキャンデル峰不二子のように自由奔放にふるまう。自分にはヒッチコックの「鳥」「マーニー」で主演したティッピ・ヘドレンの匂いを感じた。このオレンジのドレスはクレージュ製だそうだ。なるほど。自分が大学生の頃はクレージュのバッグ持った女の子いっぱいいたなあ。最近見かけないけど、本家のフランスではどうなんだろう。


同時に悪の親玉エリザベス・デビッキがしびれるほど妖艶だ。彼女はなんと190cmもあるそうだ。でけえ!!この小悪魔的な雰囲気はイタリア映画「黄金の七人」のロッサナ・ポデスタを連想させる。この映画の字幕がまさに「黄金の七人」のような感じで、ローマも出てくるので、なおのこと感じてしまう。見ようによってはパリスヒルトンにも似ているゴージャスなイメージだ。


そういえば、ディカプリオ版「華麗なるギャツビー」にもでていたね。モデルみたいでちょっとイメージが違うかなとあの映画では感じたけど、この映画の悪役はまさに適役だ。

ストーリーが途切れ途切れ理解できなかったけど、60年代の雰囲気を見ているだけでたのしい作品だった。

(参考作品)
引き裂かれたカーテン
ヒッチコックのスパイ映画


黄金の七人
エリザベス・デビッキは悪党女同士この映画のロッサナ・ポデスタとつながる
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シンガポール出張4(マリーナ・ベイサンズ ホテル2)

2015-11-20 22:09:15 | 散歩
マリーナ・ベイサンズの屋上にはすごいプールがある。


宿泊者しかプールに入れない。
57階のエレベーターを降りて、カードキーを叩いてプールサイドへ


プールサイドを歩いていくと


プールの向こうはオープンエア


みんなカメラをもってプールの中へ


怖そうに見えるけれど


実はこんな感じ


ここでキスをしても大丈夫


裏の方は?


植物園だ


夜になると




これはこれですばらしい


至福の夜だ。

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