大分市上野の森の池には オオイタサンショウウオが産卵に来る
いつの間にか アメリカザリガニが入って オオイタサンショウウオを食い荒らし
ということで ここ数年 ザリガニの捕獲と 池干しをしている
で今年は ザリガニが卵を産む前に捕獲しようと企画を立てたのですが
オオイタサンショウウオ達は上陸前で たくさん池の中で ぴらぴら(外鰓を)している
これでは オオイタサンショウウオもダメージを受けるとは思ったのですが 決行
まずは 池の栓を開ける これが難しくて O氏しかできない
舌の池に どどっと水がでてくるので 生き物をキャッチする 泥や落ち葉もどどっと出てくる (重労働です)
水が抜けたころ 参加者たちが集まって ご挨拶やら
生き物についての レクチャー 市役所の環境対策課の皆さんが来てくださって 大変頼もしいのです
いいですか アメリカザリガニを見つけて 捕まえるのですよ
それっと 池に入って 子どもたちが捕まえるのは
ほとんどが オオイタサンショウウオ なにせ 大量に池の中にいるのです
マツモムシもたくさんいます アメンボやヤゴ サワガニが1匹 ミズカマキリ、、
お目当てのザリガニは 前日仕掛けたかごで 10匹 皆が捕まえてくれたのが 10匹程度
今までで 1番少ない数です 確実にアメリカザリガニは減っています その分オオイタサンショウウオが増えています
たくさんケースを用意していたのですが どれもオオイタサンショウウオでいっぱいになりました
そのあと 泥も掻き出して ザリガニを残らず捕まえるようにしました これで完全に
駆逐できたかというと 難しいところです
10月ごろにもう一度 捕獲のかごを沈めて チェックする予定です
今年で3度目の池干しですが サンショウウオ以外の生き物の種類が減っています
これ以上池干しは したくない 10月の様子を見てということになるのでしょうが
オオイタサンショウウオだけを守るという目的ではないので どうなるのか、、です
そもそもアメリカザリガニが どうしてこの池に入ってしまったか というのが問題なのですが
アメリカザリガニは 子どもたちに 人気の生き物なのです 捕獲した大きい奴は すべて
子どもたちが 家で飼うといって 1匹ずつ持って帰りました
というような 背景があるので 池や川にたくさんいるとウレシイと思う人がいる限り 増えるだろうなあと思う