桜木結月

詩と小説。和歌集はメチャクチャな古文で遊んでいます。
2017.5.27『再生記』第三章 幽霊から人間へ 更新

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五月雨

2017-01-28 00:16:43 | 和歌集


忘れじの絶えなば花の露さへも
我と覚ゆな夜半の五月雨

(わすれじの たえなばはなの つゆさえも
われとおぼゆな よわのさみだれ)

忘れないと誓った事さえ忘れてしまおうと言うのなら、
わたしを泣かせた事ももう思い出さないで下さい。





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露草

2017-01-25 03:09:52 | 和歌集


たまかぎる曉に見し露草の
色は匂へどたたふしづくに

(たまかぎる あかときにみし つゆくさの
いろはにおえど たたうしずくに)

夜明けのひとときに花開き咲き誇る露草ですが、湛えている朝露が、その越えてきた夜の長さや冷たさを物語っているようで、心を奪われています。



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泡沫

2017-01-24 00:15:56 | 和歌集


行く瀬にか袖の触れ合ふ水の國
けふ泡沫に輩やあり

(ゆくせにか そでのふれあう みなのくに
きょううたかたに ともがらやあり)


どんな場所にも流れ行けば人との縁があるものだ。
ほんのはかない出来事さえ友人を得るきっかけになった。




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星合

2017-01-23 23:52:49 | 和歌集


あはれとて刹那なりぬる星合ひの
あへなきといふいにしへの神

(あわれとて せつななりぬる ほしあいの
あえなきという いにしえのかみ)


織女と牽牛が、年に一度の七夕の僅かな時間しか逢えないのはかわいそうであるけれど、それも二人が仕事を怠った為であるから仕方がない。


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玉響

2017-01-23 23:45:34 | 和歌集


我が君の言はで思へば玉響の
なきと覚へし恋ぞかなしき

(わがきみの いわでおもえば たまゆらの
なきとおぼえし こいぞかなしき)


貴方の言葉が欲しい。
何も言ってくれないので、少しも自分に気持ちがないのだと思ってしまう。恋心はままならないものだ。


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