一人ディズニー見聞録

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『~クリスマス東京ディズニーリゾート王』の出場者から学んだこと

2022-06-12 07:33:12 | テレビ
おととい、『TVチャンピオン クリスマス東京ディズニーリゾート王』について書き終えてアップしてから、ふとこんなことを思った。


「出場者たちは、自分が好きなことを全力で楽しんでいるから、仕事や家庭、ひいては人生そのものが楽しくなるのか」。


本選出場者を観ていると、皆それぞれ家庭や仕事を持っているが、そちらのほうも充実しているように見えた。そこで、出場者5名のうち決勝に進出した3名から、好きなことと人生の充実度の関連性を考えてみる。


最初に紹介するのは、栄えあるチャンピオンに輝いたのは、ディズニー大好き奥様・池田貴子さん(当時32歳)。自宅に1000体以上のディズニーキャラクターグッズを所持し(本人は、彼らが勝手に来たと言っている)、旦那様にミッキーの顔をした手作りケーキを作るなど、幸せいっぱいなディズニーファンだ。


第1、2ラウンドは、共にギリギリの成績で通過したが、決勝に入ると本領を発揮。10点問題の全ジャンルを正解するなど、序盤から独走。おっとりした雰囲気のある池田さんだが、決勝では正解のぬいぐるみを全速力で取りに行き、アントレ―を開けた瞬間ボタンを押すなど、大舞台では今まで見せてこなかったアグレッシブさを発揮した。人は見た目だけで判断できないものだ。


他の挑戦者を圧倒し、見事チャンピオンになった池田さんだが、紹介VTRの時に、チャンピオンになって友達とパークにいる夢を見た、と話していた。それが正夢になるのだから、やはり池田さんはチャンピオンになるべくしてなったのだと思う。


チャンピオンになった池田さんもすごいが、彼女と共に戦った2人も凄かった。1人目は、ミニー大好きカメラマン・山口寿一さん(当時36歳)。普段は公認会計士として働いているが、パークに来るとミニーマウスの写真を撮りまくるミニーカメラマンに変身。大声で「ミニーちゃーーん!!」と叫び、彼女が振り向いた時に撮った写真の枚数は、1万枚を越える。番組内では、ミニーがショーやパレードで登場すると必ず「ミニーちゃーーん!!」と叫ぶなど、ミニー愛に溢れたおじさんだった。


しかし山口さんは、チャンピオンの池田さんと同じ数(全ラウンドで12問正解)正解するなど、ディズニーリゾートに関する知識が豊富だった。第2ラウンドではトップの回答数(6問)で通過し、決勝では池田さんに10点差に迫るなど、チャンピオンと最後まで戦い抜く知識量を持っていた。山口さんは、個性的なキャラクターに目が行きがちになるが、チャンピオンになるだけの実力は十分にある実力者だった。


2人目は、石川裕美子さん(当時36歳)。静岡県三島市で旦那様と2人の息子と住む石川さんは、製薬会社の研究員として働くワーキングマザー。後輩から慕われバリバリ仕事をこなす彼女は、帰宅後パソコンに向かい、同じくディズニー好きのワーキングマザーたちが集まるwebサイト「ディズニー倶楽部」を運営。彼女はこの集まりの主催者を務めるなど、公私ともに大活躍するディズニー女王であった(紹介のテロップには「三島のディズニー女王」と書かれていた)。


家庭、仕事、趣味をこなす石川さんの実力は、やはり凄かった。第1ラウンドの2問早押し勝ち抜け勝負では、なんと3問目で第2に進出を果たした。さらに第2の10問勝負では、山口さんに次ぐ正解数(5問)になるなど、チャンピオンになれる実力は充分にあった。


全5名の出場者の中で、一番尊敬したのが石川さんだ。彼女は2001年という、まだ女性が仕事と家庭を両立させるのが難しかった頃にそれらを両立させていた。さらにインターネットが現在ほど普及していない時代に、web上でサイトを運営するなど、出来る大人に見えてカッコよかった。


今まで紹介した3人に共通しているのは、自分の好きなことに全力で取り組むことが、仕事や家庭を充実させる力に繋がっているということだ。その最たる例が、石川さんだ。ディズニーファンの集まりを主催する彼女の求心力と行動力は、職場では仕事をこなして後輩に慕われる力となり、家庭では旦那様と子どもたちが幸せに暮らす魔法となっていた。


また山口さんも石川さん同様、趣味が仕事に直結しているパターンだ。ミニーちゃん一筋の姿勢は、顧客に対して真摯に向き合う姿勢となり、豊富なディズニーリゾートの知識量は情報収集力の高さを示し、それは顧客から多くの情報を得る公認会計士という仕事に活かされていると感じた。それが、リゾート近くのマンションを購入して住むという結果に繋がっているのだろう。


そして池田さんは、1000体以上のディズニーのキャラクターに囲まれている部屋を持つなど、幸せなディズニーライフを謳歌しているため、その幸せは旦那様にも伝わっていた。「奥さんが楽しむことで自分も楽しくなる」と語る旦那様は、池田さんから手作りのミッキーケーキを食べさせてもらうなど、池田家は幸せに溢れていた。


ディズニーが人生を充実させる魔法があるのではなく(完全にないとは言い切れない)、ディズニー好きだから充実した人生を送っているわけでもない。好きなことを全力で楽しんでいるから、その相乗効果で仕事や家庭をが充実したものになっていることを、紹介した3人から教わった。


最後に、山口さんから一つだけ教わったことを紹介。それは、ミニーが可愛すぎるということだ。そのわけは後日書くとして、山口さん効果で次パークに行ったら、絶対にミニーと一緒に写真を撮ろうと決めた。山口さん、ミニーちゃんの魅力を教えてくれてありがとうございます。



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