Cカップな日々

旅人ってやっぱ馬鹿かも

本来その注目すべきは意図である

2005-10-12 | Weblog
久々にNHKのニュースなんぞ見てました。

そんな中で2つのニュースがありました。このニュースを2つ並べたNHKはセンスよい。

1つは、パキの地震支援のために小牧から空自が飛び立った(立つ?)
もう1つは、中国が有人宇宙飛行を成功させた

中国が有人宇宙飛行をさせているのは、アポロと同じで対自国民に対するプロパガンダ的要素が多いと思われる。国威掲揚ってやつです。ジャンジャン音楽を鳴らし「俺たちはやったぜーーー」的な演出が当然入ります。

もう1つの小牧のニュース
空自の飛行機はマーチの音楽の中飛び立ってました。はいマーチです。そこの指令らしき人は嬉々として「国際貢献!」ってしゃべってました。はい本々そんな顔でないならば「嬉々として」です。演出としては中国の宇宙船と同じです。

で、猛烈な疑問が浮かぶわけです。
■あんたらは例えば日本で2万人が死んだ地震の時もマーチで隊員を送り出すのか?
■NHKのインタビューにピンで答えるのであれば指令クラスだよな、エリートだよな、防衛大学校ぐらいは出てるんだよね。少なくとも兵隊ではないよな?もし日本で、、、以下同。

いろんな組織や国や地域がこの悲劇に対して行動を起こしてます。日本の中でもいろんな人が行動してます。でも組織としても出発に際しマーチを流した馬鹿は少なくとも見たことがない。そんな馬鹿を国所属の組織がやってるって不味いと思うぞ

「国際貢献」ってお題目を唱えるのはいいのですが、あなた方の感覚はオカシイ
まず悲劇ありきなんではないのか?

軍隊として認める認めないの前に、組織として感覚が一般社会と違っていることは誰か気がついているのだろうか?

以下、関連ニュース
自衛隊先遣隊が出発 パキスタン大地震救援 2005年10月12日 (水) 15:41 産経新聞
パキスタン地震の被災者支援に派遣される自衛隊の国際緊急援助隊に先立つ先遣隊が十二日、現地に向けて出発した。

先遣隊は陸自の防衛、装備、調査担当の隊員と防衛庁内部部局の国際協力室長ら約二十人。同日午前七時半過ぎ、東京・市谷の防衛庁で広瀬誠陸幕副長らの見送りを受け、成田空港から民航機でパキスタンに出発した。

パキスタン政府機関などとの調整や連絡、具体的な支援に関する情報収集などを行い、週内にも出発する本隊の到着準備に当たる。

陸自では多用途ヘリコプターUH1を航空自衛隊のC130輸送機で現地に運ぶほか、本隊隊員約二百人を政府専用機で派遣し、主に輸送任務で被災者支援活動にあたる予定。