陣中見舞い

今朝２時半起床、４時半出発。
いざ、長野へ！

今日のトランスポーターはみやもとぉ～さんのＢＮＲ３４。



快適な高速ツアラー。ＨＫＳ６速ドグ、ＴＥ３７マグ、オーリンズ別タンが自慢のトータルバランス抜群！面白いマシン。



懸案のサビ。




裏側。図のように２枚重なっている。




右リアフェンダー下部。
内側の２枚目を成型して溶接されている。
この上から外板が成型されて完成。



原因は右リアフェンダー最下部にあるドラフターのワンウェイバルブ（ゴムシート）からフェンダー内に混入した小石や砂の蓄積に湿気を含んでサビが回ったものと判明！患部は表面のみならず、フェンダー下部の骨格に当たる部分と２枚の鉄板を貫いていた。つまり、２枚の鉄板の間に砂や塵が挟まってサビを誘発する。防錆処理をしっかりしてない部分でお手上げ状況だった。。。。修理後、完全防錆と巻き込み防止策を施す必要あり。



フロントフレーム左。



続いて右。



サビが全く無い状況で、棟梁もビックリ。ほとんどの３２はサビてるとのこと。Ｆフェンダーに囲まれてわからないが一度外して点検する事をオススメする。

考察：
サビない条件①
私の３２はイベントがあれば雨天でもガンガン走らせるが、普段は雨に当てないように心掛けている。洗車も表面を濡れ雑巾で拭くだけで、決して水をドバっと掛けない。一度濡れたら、フェンダーやドア内側が完全乾燥したと思われるまで天日乾しを続ける。
サビない条件②
固い足はフレームの歪を発生し、継ぎ目からサビを誘発する。私の３２はＦ，Ｒ共４．５９ｋという柔らかめの純正形状のスプリングと底ヅキしないように考慮した車高＆ダンパーストロークを配慮している。衝撃を吸収しないピロボール部品は一切使用しない。
サビない条件③
大人しい運転に徹する（核爆）


フロントフェンダーはラインを出してサーフェーサー仕上げまで完了。




リアフェンダー＆ドアのラインも綺麗になった。　
予定に無かったトランクも仕上げて貰う事になった。




棟梁とマッタ～リ話し込む。
・ステップは凹むべくして凹む構造。サビを除去してジャッキアップ可能となった。
・フロアにサビが無いのは過去に施したコーティングが効いてるな。
・作業した部分には防錆のアブラ流しこんでおく。
・ウレタン補強したステップは最悪。最初は良いが、ウレタンは必ず縮むし、鉄板にくっ付かないから中で遊び出して塗装を剥がす。入った湿気も抜けない。修理はステップ交換になる。
・リアメンバーの中がサビてないか心配だ。
・綺麗に直して売っているクルマは買うな。ボロでもウチに持って来い。そのほうが安心して長く乗れるぞ。
・スポーツ○ー関西はイイ仕事するときは高い。それなりの価格はサビをＦＲＰサンドイッチで仕上げてるやつもある。

・・・・等々、貴重な仕事時間と昼休みを潰させてしまった。　
やっぱ、クルマに対する思い入れが違う。違いのわかる棟梁！



某所にて。
路面：ウェット
天候：曇り時々小雨時々霧
またまたリベンジ必要＞みやもとぉ～さん（笑）