多良川うちなぁ湧き水紀行

ラジオ沖縄で放送中の湧き水紀行(月~土 午後6時10分~15分)パーソナリティの放送日記

うるま市石川 東恩納 ハチジャー

2007年02月14日 | 中部
うるま市石川 東恩納 ハチジャー

東恩納集落の西側、ハル名 ナガミネバルにあるかつての共同井戸。
マーミサーと呼ばれる山が後ろにあり、自然の中から湧き出る水は、戦前戦後を通して集落に水道が敷かれるまで、地域の方々の生活に利用された。

岩から水が湧き出ており、当時はその水が川のように勢いよく流れ、洗濯をするのに大変便利だったという。石で囲われた長方形の水溜めがあり、あふれる水は池へと流れだし、水浴びや家畜を浴びせる場所もそれぞれにあったようだ。戦争で一時アメリカ軍に接収されたが、戦後、簡易水道の水源として、再び集落の人々が水を使えるようになった。

戦後も、洗濯をする場所として主に女性達が利用した。
毎日、みんなで連れだって洗濯へ出かけ、そこで洗濯をし、洗濯物を乾かしながら水浴び、そして井戸端会議を楽しみ、乾いた洗濯物を持って、また、みんなで一緒に帰路につく。
近くにアメリカ軍の部隊があったことから、女性達は身を守るために集団でカーを利用したという。

取材時はお天気が悪く、ハチジャー周辺は崖崩れの危険性があり、現場に行くことは断念した。今回は公民館で 区長の平良せいしょうさん、平良とよこさん、佐次田とみこさん、とぐちすみさん等にお話を聴く。

放送は2月12日~2月24日までを予定






最新の画像もっと見る