鬼門だらけの阪神タイガース。ファン歴40年の作家が、阪神タイガースが負ける訳を人知れず分析して呟くブログ

東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアム、名古屋ドーム等の鬼門球場や聖地甲子園で繰り返される阪神の負け試合を中心にアーカイブ

西岡という来季の起爆剤!

2016-10-15 10:36:18 | スポーツ
優勝するチームには
えてしてストーリーを抱えた選手が
存在する。


哀しい過去、暗い過去を
抱えてきて、優勝シーズンに
昇華させるような選手である。

今年でいえば新井だろう。

阪神ではチャンスに弱いと
言われ続け、広島に戻っても
当初は裏切り者扱いだったが

ひたすら努力する姿が
ファンの心をつかみ、
応援されるようになった。
そして、数字もついてきた。

阪神でも、2003年の優勝時の
片岡が、その様な役目を担っていた。

前年、涙のFA会見で阪神にやってきて
星野阪神の3番に座るものの
打率228、11本、46打点。
チャンスでの凡退が目立ち、
ファンに厳しいヤジを受け
すっかりBクラスの戦犯扱いを受ける。

翌年は、金本や伊良部が移籍してきて
存在がかすむ中、開幕直前に故障し、
スタメンへの本格復帰は4月下旬からだった。

それでも、前年と違って、
ここ一番で活躍する場面が目立ち、
打率296、12本、55打点
という数字以上に、ファンの心と声援を
つかんだ一年となったのだった。

「関西魂見せてくれ」という応援歌にも
あるように、ファンの親近感があるからこその
ヤジと声援だったのだ。

言葉は悪いが、
阪神が迷惑を被った復帰もある。
1992年のヤクルト荒木大輔である。

中村阪神が、亀山・新庄フィーバーと
若い投手陣の覚醒で優勝しかかったこの年。
ほぼ優勝を手中にしていたものの、
9月下旬以降、巨人、ヤクルト相手に
リリーフエースの田村の故障や、
優勝を前にした選手と首脳陣の”硬直”もあって
阪神は勝手に自滅してしまう。

優勝は、特に強い印象もなかった
野村ヤクルトだったが、
荒木大輔が同年9月24日に
怪我から1541日ぶりの一軍登板を果たし
2試合に先発して2勝を挙げたことが
チームに一体感をもたらし、優勝に結びついたのだった。

前置きが長くなったが、
西岡のリハビリが順調らしい。
来年、阪神が優勝するためにも、
西岡の復活という起爆剤は不可欠だろう。
本人も、そう思って辛いリハビリに
励んでほしいものである。

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4 コメント

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剛、頑張れ! (じーや)
2016-10-15 21:10:09
こんばんは。じーやでございます。

冒頭の一文。
なるほど!と思わされました。

このじーやも、西岡復帰を望む一人でございます。
共に応援致しましょう!
是非是非 (管理人)
2016-10-16 16:03:21
西岡を打ち取っちゃいけない空気感、西岡が出ている試合に勝っちゃいけない空気感を出せるよう、応援出来ればと思います!
ご返信ありがとうございます (じーや)
2016-10-16 20:56:53
こんばんは。じーやでございます。

お父様はご健在でございますか。
羨ましい限りでございます。
このじーやの父は、既に他界しており…
勿論、野球ファンでございました。

大好きな野球を父子で観る…。
素敵な時間を、どうか大切にしてくださいまし。

また、お邪魔致します。
有難うございます。 (管理人)
2016-10-17 18:44:40
一緒に野球を観て、喜ぶ時間、ヤジる時間、全部大事にしていきたいと思います(改めてそう思わせて頂いたことに感謝です)。

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