2013 KSL1 第9節 プレビュー

2013-06-29 | アルテリーヴォ


上富田球で行われた前節のバンディオンセ加古川戦は、予想以上の大人数がスタンドに詰めかけ、また町内放送で試合告知があったり試合前に上富田町長の挨拶が行われる等、紀南からも多くの方がアルテリーヴォを支えてくれているとあらためて実感する試合となった。多目的Gから少年サッカーの試合の合間に観に来る子どもたちもいて、前半だけなら300人近くいたはず。そんな観衆の声援を背に前半、アルテリーヴォは加古川のパスワークにハードワークで食らいつき、宮本の右からのクロスを純平が押し込んで久々の先制点を奪い取る。だが、後半は立ち上がりこそ大北の強烈なミドル等でスタンドを沸かせたものの、目に見えて運動量が落ちた60分あたりから完全に加古川のペース。直接FKを2発も決められ、ショートパスを流れるように繋いだ中央突破に為す術もなく、終わってみれば1-3の完敗と悪い流れを断ち切ることはできなかった。
前半早々に失点して崩れる試合が多いだけに、ガス欠を覚悟で前半から飛ばすのは理解できる。全ての選手が必死に闘っていることもひしひしと伝わってくる。だが、いかんせん「頑張れば勝てる」という次元では最早無い。それがあまりに悩ましく、そして悩む間に1つまた1つと貴重な残り試合が失われていく。残り6試合、6位との勝ち点差は5。

さて、今週末は7位アイン食品との大一番。公平に見て、今節と次節の奈良クラブ戦との2試合が自力残留へのラストチャンスと言えるだろう。ここを落とせば、後はもう勝っても敗けても他力を頼むしかなくなる。
前半戦では敗れながらも終始アルテリーヴォが押す展開となったが、同じように優位な展開に持ち込めたなら今度は確実に決めて勝ち切らなくてはならない。もっとも、そういう展開になれば御の字で、おそらくは一進一退か受けに回らざるを得ない局面が多くなるはず。得点数だけ見ればリーグ7位・1試合1得点未満の7得点(※アルテリーヴォは5得点でリーグ最少)とはいえ、アインは攻めどころをチーム全体で共有できていて攻撃のスイッチが入るのが速い。その切り替えに遅れず、いかに辛抱強く守れるかが勝負を分ける。2点差以上で勝たないと今節での最下位脱出はないものの、勝てばともかく勝ち点では並ぶ。くれぐれもやけっぱちの特攻サッカーを観ないで済むように期待したい。
なお、アイン食品はMF#10佐光が出場停止。アルテリーヴォに出場停止の選手はいないが、警告2枚持ちで次節以降にリーチがかかっているのは前山・樋口・永瀬・大西・保井・西山と6人もいる。しかし、カードを気にしてマネジメントする余裕は無く、3~4人まとめて出場停止といった事態にならないよう、また異議などの無駄なカードを貰わないよう願う他ない。

今節の会場は桃源郷陸ですが、元はと言えばキンチョウスタジアム開催のはずがナビスコカップの影響で急遽会場変更せざるを得なくなっただけのアウェーゲームです。MDPの配布が無いのは勿論のこと、おそらくホームゲームイベント等は行われず(というかフロント自重)、サポーターが陣取る場所もスタンド南側になるかもしれません。それでも、桃源郷陸はアルテリーヴォにとって最も馴染み深く愛着があるホームスタジアムです。我らが桃源郷陸で今度こそ連敗ストップできるよう、どうか皆さんの応援をいただきたくお願いします。

6/30(日) 14:00~ 関西1部リーグ 第9節
アイン食品-アルテリーヴォ和歌山 ( 桃源郷運動公園陸上競技場 )

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