つかの間の雨

2022-07-14 09:50:46 | Jポップス
Tsuka No Ma No Ame


つかの間の雨 増田恵子




あなたがそっと 右手を出して
雨に濡れた 私の髪を
うまく左に とかしてくれた
ほんの私の 髪の癖まで
あなたは覚えて くれたのですか
あなたはとても 気がつく人だったけど
気づいて欲しいものは 他にあった

突然雨が 降り出した町を
あの頃いつも そうしたように
二人肩を寄せて歩いた
ほんのひと降りの雨と たった1つの傘が
最後のドラマを 作ってくれたのに
肩にまわした あなたの手には
あの頃のぬくもりは もうなかった

空があかね色に 燃えつきてそして
つかの間の雨も 上がってしまった
ビルの谷間に沈む 夕陽を見て
悲しいと思うのは 私だけでしょうか



1976年5月リリースされた曲。

この曲は由紀さんご自身も大好きな曲だそうです。

レコーディングのエピソードを以前コンサートで話していました。

「スタジオに紙袋いっぱいにネーブルオレンジを買ってきて下さり、スタジオ中にオレンジの香りがいっぱいになりました。煮詰まっていたスタジオが、一気に緊張が解けたんです。こういった気遣いのできる方でいらっしゃいます」

もちろん相手は作詞・作曲された伊勢正三さん。

ちなみに、由紀さん、年齢は3才ほど上だったと思いますが、誕生日はいっしょで11月13日。






































































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