星 松山千春

2018-11-02 00:35:41 | 松山千春
星♪ 松山千春


http://blog-imgs-68.fc2.com/t/o/s/toshiichi/20140831111210222.mp3

たえまなく押し寄せる
悲しみにふるえても
貴方がどこかで見ていてくれる
幾千の 時が過ぎ
再び逢える事を私は
その日を夢見ているの

遠い空の星私もいつか
貴方のそばで輝いている

尽きることのない愛
貴方に伝えたくて
見上げた空さえ滲んでいます
ぬぐえぬ涙さえも
愛しいと感じます
逢いたい貴方に想いはつのる

遠い空の星私もいつか
貴方のそばで輝いている




「奥様の療養中には、旦那様も一生懸命に頑張ってこられ、お疲れがあったと思いますが、その後、いかがお過ごしでしょうか。

奥様に旅立たれ、寂しくなってしまいましたね。息子さん方にとっても、少し早いお別れとなってしまい、元気をなくされているのではないかと心配しています。

お食事など摂れていますか?

お辛いときですが、少しでも早く、悲しみから立ち直ることと皆様の健康を、奥様も願っておられると思います。

まだまだ、息子さん方が成人されるまでは、旦那様のご苦労があられると思いますが、お身体に気を付けて、頑張って下さいね。(担当看護師 ○○ ○○子)」



これは、平成19年5月、妻が肺腺がんで他界したあと2ヶ月後、・・・入院していた病院のホスピス病棟の担当看護師さんから届いた「お便り」の原文です。

嬉しかったですねぇ~・・・・・今も大切に保管してます。

死後の家族のことまで心配してくれる病院・・・なかなか無いのではないでしょうか。

お忙しいお仕事のなかの、束の間の休息を利用しての心遣い・・・本当に心打たれ、紹介してみました。


ところで、・・・「人間が死んだら星になる」、よく聞く言葉ですが、これは、

(1)星が恒久のものだから→いつも、いつまでもある不変のもの
(2)空という未知なるものへの憧れ
(3)たくさん存在している
(4)見かけが美しい

というような理由から、死んだあとの姿として誰もが納得しやすかったので生まれた言葉のような気がします。

身近で大切な存在の死が信じられなくなったとしても、星になっていつも上空から見守ってくれているんだ・・・と信じることで心強くなれる・・・

そして星は幾百幾千あるので、その中の一つを特定するには漠然としすぎて、適度な匿名性を持ち、今まで亡くなった人々の魂の変化した姿だと考えやすかった・・・

また、星は暗闇の中に光り輝く美しい見かけなので人々の浪漫をかきたてる・・・

・・・と言ったところでしょうか。

マスターは、妻は星にはならず、いつも心の中に居ついてくれてると思っていますが、時には夜空の星を観ながら、「もしかして・・・」と思うことがあります。

それはやっぱり現実には実在しない淋しさを、変わりなく実在している「星」に想いとして求めているのかもしれません。


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