感想もろもろ

2015年07月22日 | 音楽と読書の日記
SCANDALのシングルを聴く。「Stamp!」は、「GLAMOROUS YOU」や「Very Special」「Right Here」のような、ミドルな仕上がり。私的には、SCANDALのよさを一番感じる曲調だと思っている。
「Flashback No.5」は対照的にテンポのよいナンバーだ。サビのハモリが何ともいえず心地よい。

そして、このシングルの眼目はやはり初限版のDVDだろう。ツアーのライブ映像が収められている。東京公演なので、私もその場にいた。A版では、「瞬間センチメンタル」と「SCANDAL BABY」が定番曲。このあたりはライブで聴くべき曲である。「お願いナビゲーション」はアルバムからだが、どう考えてもCDと同じ早さでは歌っていない。原曲が早すぎるだけだが・・・・・・。「下弦の月」が最後に収められるが、これは思うに横アリの取り直しに近いような気がする。横アリのライブ版では、かなりいじっていたような気がするし、音も相当外していた。ライブ盤を観るなら、ここに収められているものの方がよい。
B版はすべてアルバムの曲で、四人それぞれがメインになる曲が収録されている。「Graduation」はライブ映えする曲だと思う。「本を読む」「缶ビール」「おやすみ」もそれぞれによくできている。今回はどの曲にも共通しているのだが、基本的にカットが長く、ライブ盤としても質が高い。これだけとれているなら、全体をDVD化してもよかったのではと思ってしまうよ。



それから、大原櫻子ライブ盤も観る。ライブ盤を聴いてつくづく思うが、この人の歌のうまさは尋常ではない。M1では、かなり声が固いような気もしたが、中盤以降はそういう印象はなかった。声の質的に元気のある声だから、「頑張ったっていいんじゃない」「READY GO!」「Happy Days」のようなアップテンポの曲がよいように思えるが、真骨頂は「ワンダフル・ワールド」「ちっぽけな愛のうた」のようなバラードである。ライブ盤で聴いても鳥肌が立った。また、表現力もとても高く、ライブ映えする。女優はさっさとやめて、この道一本にすれば、ほぼ間違いなく一位をとれるだろうと思う。まさに驚嘆!
失敗しているところを二三あげると、「READY GO!」では音をいじりすぎていて、かなり不自然で耳に立つ。もっと自然に仕上げるべきであったろう。あと、ライブ盤として撮影しているにもかかわらず、ソングアウトが多すぎる。パフォーマンスとしてはあり得るが、収録しているのであれば、もう少し配慮してもよいのではないかと思った。あと、カメラワークというか編集だが、ここでここをとらないでどうするよ、という部分が何カ所かあった。
全般に完成度が高く、特に歌のうまさは本当に格の違いを感じる。


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