がんばろうモータースポーツ

４月も半ばを過ぎて、埼玉では早々と桜の花びらが舞い始めました。如何お過ごしですか。
東日本大震災から約一ヶ月が過ぎましたが、改めて被災の影響の大きさと、復興に向かう今後の課題の多さ難しさを感じさせる報道が続いています。関東では余震なのか誘発地震なのか、まだ断続的に地震が起きています。問題山積の事故原発は、有効な手立てが打てないまま、一進一退の状態です。
段々と、常態に戻りつつある日常ですが、目に見えない不安感は拭えず、なかなか心が晴れません。

そんな毎日ですが、先週末の日曜は気分転換に富士スピードウェイまで、フォーミュラのスポーツ走行を見に行って来ました。
富士の裾野はさすがにまだ寒くて、サーキットの桜の枝も花蕾を膨らませて淡く色付いてはいたけれど、花は開いていませんでした。一週間過ぎた今頃は見ごろかも知れませんね。
関東以北のサーキットが震災の影響で営業休止となり、もてぎや筑波のレースシリーズが軒並み中止や延期になるなか、大きな被害の無かった富士では、走行料金の一部を義援金に寄付すると発表し、営業可能な限りスポーツ走行が行われて来ました。
富士スピードウェイの開幕戦は、４月23-24日の富士チャンピオンレース第１戦です。富士のS-FJシリーズ第１戦とツーリングカー各クラス混走の４時間耐久、Ｆ４東日本シリーズにＦＣＪの開幕戦があります。
こんな時期にレースなんて、と感じられる方もあるかと思いますが、富士チャンピオンレースのドライバーはサンデードライバーさんが多いけれど、レースを本業にしているチームやショップがあります。レースで使うタイヤや様々な部品や消耗品を扱う業者さんがいます。レースデイにはサーキットに納品するお弁当屋さん始め、サーキットで働く沢山のひとがいます。そんな人達の生活を『自粛』という曖昧なヒトコトで圧迫し続けてはいけない、と思います。
ツインリンクもてぎもレーシングコースは閉鎖中ですが、一部営業を開始したようです。筑波サーキットも近々の営業再開に向けて準備を始めているようです。
どうぞ、皆さん、サーキットに行きましょう。スポーツ走行やレースを楽しむのは難しいかも知れないと感じるなら、サーキットへ募金に行きましょう。
私たちにも、小さいけれど日本を救うチカラがある、と信じて。みんなと気持ちを繋いで、一緒に頑張りましょう。
今居る場所から、今の日本を支えるのは、私たちです。
がんばろう日本、がんばろうモータースポーツ♪