若葉マークと星のこども

自閉っ子といっしょに~ゆるい感じで日々構造化~

発達障害児シンポジウム

2011-02-25 15:52:45 | 勉強会・講演会

ごぶさたです。
ブログ更新すっかりサボってました。

ので、ずいぶんさかのぼりますが、2月4日に市内で発達障害児シンポジウムがあり、
基調講演が佐々木正美先生ということで、はりきって行ってきました。
シンポジウムの中での講演なので、時間は1時間と少々短めでしたが、難病をわずらっていらっしゃる先生の体調も個人的にとても心配だったので、ちょうどいいのかな~なんて。

基調講演
「発達障害への理解と支援~理解者に恵まれなければ、決して安定した適応はできない~」
川崎医療福祉大学 特任教授 佐々木正美氏


内容としてはいつもの佐々木先生の講演とほぼ同じ感じ。
発達障害者への目線はやさしく、発達障害者が発達障害者のまま幸せに生きていくための支援をしましょう、という姿勢が貫かれています。
時間が限られていたためか、発達のでこぼこ、治らない所を無理に直そうとすることの危険、理解者がいれば安定して暮らしていけること、などを中心に話されていました。
本人、家族、学校、職場、勤め先などをつないで、支援をコーディネイトする人の必要性が高くなっている、ということにも言及されていました。
個人的には、自閉症のひとのことを「事実の中を真っ正直に生きている」と言われたことが、つよく胸に残りました。
秋に刊行された「アスペルガーを生きる子どもたちへ」からのエピソード引用が多かったです。この本は当事者の方と佐々木先生がディスカッションした内容をベースに書かれているので、語りかけられるような感じがして、読みやすいです。おすすめ。

パネリストとしては中核地域支援センターや親の会、教育センター、発達支援課など、色んな立場からの報告を聞けて、大変勉強になりました。
行政から教育、福祉2部門が出席したことが大きいな、と思いました。
どうしても管轄の壁ってあるけど、一貫した支援には、この二つの連携は欠かせないと思います。まずは一歩踏み出した!ってことでしょうか。

シンポジウムは来年以降も継続ということで楽しみです。



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