若葉マークと星のこども

自閉っ子といっしょに~ゆるい感じで日々構造化~

心理指導 今年度6回目(センター)

2007-09-21 21:54:17 | 療育関係
さて、今月センターでの心理指導の記録です。
前の記事に書いたとおり、担当の先生とは最後のセッション。
遅刻しないように、早めにお部屋に入り待っていると
園庭から聞きなれた泣き声が。
訴えている口調からして、間違いなくミニ
あ~~あ、場面の切り替えでつまづいちゃったよ。

しばらくして、先生と一緒に入室してくるミニ。
ぐずぐずをまだひきずっているらしく、ハンカチを噛み噛み。
でも先生が「ハンカチをポケットにいれられますか」と聞くと
「はい」と言って、ハンカチをしまいました。

1.条件による選択のしぼりこみ
先生が4枚のカードを提示。
そこには2パターンのパンダとぞうの絵が描かれています。
「わたしはぱんだです」
「帽子の色は黄色です」
「ブランコに乗っています」
新しい課題にミニはかなり緊張気味。
パターンから考えたらしく、てきとうに一枚選んで差し出します。
そこで先生が「わかりません」「てつだって」カードをミニの前に置き、
「わからなかったら使ってもいいよ」と教えます。
2回目は「帽子の色は黄色です」の時点で、あてはまらないカードを先生が2枚抜きますが、ミニは「てつだって」カードを提示。
3回目はカードを最初から2枚に減らしますが、なかなか正解のカードを選べません。
3つの指示を耳だけで聞くって、まだ難しいんだなぁ

2.文章をつくる課題
主語がピンクの紙に書かれているものが2種類、述語が青の紙に書かれているものが2種類。
先生が提示した絵カードの内容に合う文章をつくります。
これは色のマッチングもあり、選択肢も少ないので比較的スムーズでした。

3.順番待ちの練習
前回相談した「3人でやるゲーム」
先生が「ミニちゃんとせんせいとママですごろくをします」と予告するとミニ大喜び。
ママの登場にテンションはあがりまくり
ノリノリでサイコロをふって、ゲームを始めたミニですが
すごろくのルールが今ひとつ飲み込めていないのか、徐々にテンションが下がっていきました
でもプチパニックになったりせず、黙って順番を守ってました。
(あとで先生が「一度も離席しなかったのはすばらしい」とほめてくれました)
運良く、ミニがトップでゴールしたので、先生と私は拍手で「すご~~い」ともりあげたんですが、ミニは「何さわいでいるの?」とでも言いたげな顔でとってもクール。
うーん、勝ち負けの概念はまだまだなのね

ミニが教室へ戻ったあとは今日のまとめ的お話。
視覚的ヒントを手がかりに4語文、5語文につなげていく、確実に文章にしていく練習をしていきましょう、ということでした。
今までのお話をしてちょっとしんみりしちゃったりもしましたが、後任の先生に引き継いでいただいて、笑顔でお別れできました

卒園まであと半年。
別れも出会いもまだまだありそうです。

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