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10 Best Blue Öyster Cult Songs

2020-01-22 18:09:14 | 音楽
いま政界官界との癒着が問題になっているベネッセ、私の中では学研やリクルートとイメージが重なる。教育という仮面をかぶりながら、実際は自分たちの金とセックスのための道具として子どもをたくさん集客したいのに過ぎない。

なにしろデフレと少子化に見舞われ、いずれ日本は中国とアメリカに飲み込まれてしまうんじゃないかってくらいの衰退ぶりですので、とりわけベネッセの罪は大きいにしても、先進各国がインフレと若者人口増大に沸いていた1960~80年代には、学研が学習・科学・コースの学年誌を出す一方でオカルト専門誌ムーを創刊させていたようなやり方は、各国共通にみられる同時代現象であった。

戦後のベビーブームからしばらくして、子ども・若者を餌付けして囲い込み、大人になっても同じ餌のためお金を使わせ続ける、市場創出と激しい集客競争が繰り広げられた。スポーツ競技やお稽古事、漫画やアニメやゲーム、鉄道やミリタリーなどオタク趣味、それらのメディアミックス、音楽のさまざまなジャンル、とくにロック。米ニューヨークを拠点に70~80年代活躍したブルー・オイスター・カルトはいろいろな面でこの動きを体現するバンドであった。




Cities on Flame with Rock and Roll (1972 - Blue Öyster Cult)
ブルー・オイスター・カルトはプロデューサーのサンディー・パールマンが自身の詩的な構想を実現させたいと呼びかけて結成された米ニューヨークのバンド。音楽的にはポップ寄りだがしばしばヘヴィ・メタルの元祖的な存在と見なされる。ローリングストーン誌の評論家いわく「フックの効いた曲とドナルド・ローザーの多重録音されたギターが魅力で、お金よりは血を吸ってくる吸血鬼のイメージ」



7 Screaming Diz-Busters (1973 - Tyranny and Mutation)



Flaming Telepaths (1974 - Secret Treaties)



Then Came the Last Days of May (1975 - On Your Feet or on Your Knees)
1stに収録された曲のライブ・バージョンで、よりトリップ感のある演奏。75~81年がバンドの最盛期でスタジアムのヘッドライナー級に。作詞でしばしばパティ・スミスが参加。



(Don't Fear) the Reaper (1976 - Agents of Fortune)



Godzilla (1977 - Spectres)
米シングル12位のヒットとなったReaperもギター・ソロ以外はAORのようなポップな曲であったが、このGodzillaもおかしな日本語のSEなど映画的な俗っぽさに徹してすがすがしい。そもÖysterの「Ö」も発音でなく単なる飾りなのだ。



Black Blade (1980 - Cultösaurus Erectus)



Burnin' for You (1981 - Fire of Unknown Origin)
Veteran of the Psychic Wars (1981 - Fire of Unknown Origin)
Black BladeとPsychic Warsの作詞は英国のSF&ファンタジー作家マイケル・ムアコックが手がけた。Burnin' for YouはMTV草創期のヘビロテとなるも、魔術的な演出に徹したバンド、音楽の激しさや速さに徹したバンドなど、この頃からハード・ロック/ヘヴィ・メタルのジャンルが拡大深化し、中庸さが魅力であった彼らは埋没がちとなり低迷してゆく。



Take Me Away (1983 - The Revölution by Night)


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