マガジンひとり(ご訪問ありがとうございます。年内に閉鎖を予定しています)

書肆マガジンひとりとしての小規模な同人活動を継続します。

リレー

2008-08-24 17:46:31 | メディア・芸能

1984年ロスアンジェルス五輪
4×400mリレー準決勝8位・日本(大森重宜、吉田良一、不破弘樹、高野進)3分10秒73
参加基準がゆるく、日本は単独種目では100m2次予選落ちの不破まで走らせ、400mハードルの大森・吉田と400m準決勝落ちの高野とで急ごしらえのチームを作って参加。予選は5位で突破したが準決勝で最下位となった。

1988年ソウル五輪
4×100mリレー準決勝5位・日本(青戸慎司、山内健次、栗原浩司、高野進)38秒90=アジア新
4×400mリレー準決勝6位・日本(小池弘文、山内健次、川角博美、高野進)3分3秒80
マイルリレーの準決勝では単独種目400mの準決勝で44秒90の日本新を出した高野がアンカーで追い上げたがおよばなかった。4継の予選で39秒70と不振だった日本はメンバーを2人入れ替え、前日のマイルの準決を走った山内と高野を2走・4走に起用するという思い切った策をとった。これが当たって、決勝進出には惜しくも0秒15およばなかったが日本新記録を樹立した。~中画像の左が青戸、右が山内。

1992年バルセロナ五輪
4×100mリレー決勝6位・日本(青戸慎司、鈴木久嗣、井上悟、杉本龍勇)38秒77=日本新
4×400mリレー予選3位・日本(簡優好、高野進、斉藤嘉彦、渡辺高博)3分1秒35
マイルは出場が24ヶ国となって3組の予選で2着+2が決勝へ。単独種目の400mで決勝進出した高野を擁したが、+2の3番目の記録で前年の東京世界陸上に続き決勝進出を逃した。しかし4継では準決勝・決勝と立て続けに日本記録を更新し、60年ぶりの入賞を成し遂げた。~下画像の左が井上、右が杉本。

1996年アトランタ五輪
4×100mリレー準決勝失格・日本(土江寛裕、伊東浩司、井上悟、朝原宣治)
4×400mリレー決勝5位・日本(苅部俊二、伊東浩司、小坂田淳、大森盛一)3分0秒76=アジア新
朝原が100mの、伊東が200mの準決勝へ進出し4継への期待はふくらんだが3走・井上から4走・朝原へのバトンパスがオーバーゾーンとなり失格してしまった。逆にマイルでは高野進が去ったメンバーながら各自好走して決勝へ進み、64年ぶりの入賞を果たした。

2000年シドニー五輪
4×100mリレー決勝6位・日本(小島茂之、伊東浩司、末續慎吾、朝原宣治)38秒66
4×400mリレー準決勝8位・日本(苅部俊二、小坂田淳、田端健児、山村貴彦)3分13秒63
マイルの日本は2走の小坂田がセネガルの選手と接触してバトンを落としてしまい、拾って力走したが最下位。しかし準決勝で38秒31の日本タイ記録を出した4継が奮起。準決勝の1走を務めた川畑伸吾が故障して小島に交代したが無事6位入賞した。~上画像はバックストレートを力走する伊東浩司。

2004年アテネ五輪
4×100mリレー決勝4位・日本(土江寛裕、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治)38秒49
4×400mリレー決勝4位・日本(山口有希、小坂田淳、伊藤友広、佐藤光浩)3分0秒99
単独種目の400mでは出場3人とも予選落ちしているマイルリレーが健闘。3位まで0秒09差の4位で4継とともに史上最高順位となった。五輪はこれが最後と口にしていたベテランの朝原と小坂田にも良いはなむけとなる結果。いよいよメダル獲得の機は熟した。



男子マラソンが必ず最終日に行われるようになったのって、いつ頃のオリンピックからなのかナ 今朝のマラソンでは日本選手が完走したなかで最下位という不名誉。ところが2年前のアジア大会で圧勝したカタールのシャミ選手は完走さえできなかった。
ケニアからカタールに国籍を移した選手であるけれども、アジア大会開催国に金メダルをもたらす大役を果たして経済的にも満足してしまうと、走る動機を失ってしまうのか。というか石油マネーで選手を買ってくるという陰口をたたかれがちなんですから、継続して強化していただきたい。
80年代のカタールは短距離でもマンスールという黒人選手が強くて、アジア大会で不破弘樹を寄せつけなかったもんだったっけか。不破のあたりからですよ。このほど、継続は力なり、を証明する初めての銅メダルを獲得してくれた短距離・リレー陣の物語を語りだすとしたら。
72年と76年のオリンピックでは、体操やバレーボールが金メダルを獲得するいっぽう、陸上のリレーは出場さえしていない。
不破選手のあたりから、世界ジュニア選手権とかユニバーシアードとか世界との差の少ない若い世代からリレー・チームを送って継続的に強化していこうとする陸連の意志が見えてきた。このたびのレース直後の興奮冷めやらぬインタビュー、表彰式を終えてのやや落ち着いたインタビューでも、そうしたずっと続けてきたことが成果になったことへの感謝の込められた喜びの声がさわやかでした。
有力チームにも失敗の続出するバトンパスで、日本チームが下から渡すアンダーハンドパスを取り入れたことについての末續選手の解説もわかりやすかった。
バトンを落とす確率が減る、という消極的理由よりも彼が強調してたのは、渡される体勢が加速しやすい体勢であること、スピードを減じるのが少なくて済む、(オーバーハンドより選手同士が接近してるが)詰まってるように見えて実は詰まってない、という積極的理由。
いにしえの“暁の超特急”吉岡選手みたいなスタートダッシュが得意でも、リレーは1走以外は3人とも加速する状態でバトンを受けねばならない。そういう意味ではソウル五輪で準決勝のとき、当初の100mの選手に代えて加速走に向いた200m・400mの選手を起用したのもひとつのきっかけでしょうか。
まあ陸上部に居たこともないシロートの感想ですけど…なっっおだゆーじくん!!
ソウル五輪の38秒90から大阪世界陸上の38秒03まで、19年間かけて距離にして8メートルあまり前進したんでんなあ。感無量。ところでおだゆーじくんといえば、オラ26歳くらいまで現実の女に興味が薄くて、たまにホモ雑誌を買ったり、新宿二丁目に出没することさえあったよん。精神科入院歴にも劣らぬ秘話。
一般的なホモの価値観ですと、下画像の左側に写ってる井上悟選手というのがとても人気あって話題になってたみたいね。背が低くて筋肉質&濃ゆい~顔。いえそういう意味でこの写真を選んだんじゃありません。ホモを笑いの方向へばかり持っていくのは不本意。
井上選手のリレーでのコーナー走には定評あった。背が高くないことも理由のひとつであろう。リロイ・バレルにも負けてなかった。今回の高平選手も、でっかいウサイン・ボルトより2つ外側のレーンでよくがんばってたね。めでたい!!

コメント