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2006年の映画・星取表

2006-12-29 15:29:31 | 映画(映画館)

★★★★★
歓びを歌にのせて(ケイ・ポラック)
ミュンヘン(スティーヴン・スピルバーグ)
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(ジェイムズ・マンゴールド)
送還日記(キム・ドンウォン)
プロデューサーズ(スーザン・ストローマン)試写会
嫌われ松子の一生(中島哲也)
ゴジラ(本多猪四郎)旧作
父親たちの星条旗(クリント・イーストウッド)
山椒大夫(溝口健二)旧作
雨月物語(溝口健二)旧作
硫黄島からの手紙(クリント・イーストウッド)

★★★★
ダウン・イン・ザ・バレー(デイヴィッド・ジェイコブソン)
単騎、千里を走る。(張芸謀)試写会
力道山(ソン・ヘソン)試写会
クラッシュ(ポール・ハギス)
ヒストリー・オブ・バイオレンス(デイヴィッド・クローネンバーグ)
マンダレイ(ラース・フォン・トリアー)
集金旅行(中村登)旧作
拝啓天皇陛下様(野村芳太郎)旧作
事件(野村芳太郎)旧作
夜よ、こんにちは(マルコ・ベロッキオ)
愛より強く(ファティ・アキン)
ニューヨーク・ドール(グレッグ・ホワイトリー)
プルートで朝食を(ニール・ジョーダン)
アカルイミライ(黒沢清)旧作
さよなら、僕らの夏(ジェイコブ・アーロン・エステス)
ハーダー・ゼイ・カム(ペリー・ヘンゼル)旧作
時をかける少女(細田守)
太陽(アレクサンドル・ソクーロフ)
悲情城市(候孝賢)旧作
カポーティ(ベネット・ミラー)
卍(増村保造)旧作
虞美人草(溝口健二)旧作
霧の中の風景(テオ・アンゲロプロス)旧作

★★★
TABOO(クリストファー・レンショウ)
ホテル・ルワンダ(テリー・ジョージ)
エレメント・オブ・クライム(ラース・フォン・トリアー)旧作
忘れえぬ想い(イー・トンシン)
エリ・エリ・レマ・サバクタニ(青山真治)
ジャーヘッド(サム・メンデス)
死者の書(川本喜八郎)
刺青 SI-SEI(佐藤寿保)
トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男(マーク・モーマン)試写会
ブロークバック・マウンテン(アン・リー)
家の鍵(ジャンニ・アメリオ)
ヨコハマメリー(中村高寛)
ダ・ヴィンチ・コード(ロン・ハワード)
デイジー(アンドリュー・ラウ)
DEATH NOTE・前編(金子修介)
真昼ノ星空(中川陽介)
王と鳥(ポール・グリモー)旧作
トランスアメリカ(ダンカン・タッカー)
ハードキャンディ(デイヴィッド・スレイド)
年をとった鰐&山村浩二セレクト・アニメーション(コンピレーション)
40歳の童貞男(ジャド・アパトウ)試写会
グエムル 漢江の怪物(ポン・ジュノ)
ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT(ジャスティン・リン)試写会
セックスチェック・第二の性(増村保造)旧作
悪魔とダニエル・ジョンストン(ジェフ・フォイヤージーグ)
「エロ事師たち」より人類学入門(今村昌平)旧作
刺青(増村保造)旧作
ブラック・ダリア(ブライアン・デ・パルマ)
ザ・ロング・シーズン・レヴュー<フィッシュマンズ>(川村ケンスケ)

★★
おいら女蛮(スケバン)(井口昇)
シリアナ(スティーヴン・ギャガン)
DIG!(オンディ・ティモナー)
楳図かずお恐怖劇場・蟲たちの家(黒沢清)旧作
ディープ・イマジネーション ~創造する遺伝子たち(コンピレーション)
ジョルジュ・バタイユ ママン(クリストフ・オノレ)
青春☆金属バット(熊切和嘉)試写会
異常性愛記録ハレンチ(石井輝男)旧作
LOFT(黒沢清)
ツィゴイネルワイゼン(鈴木清順)旧作
ブロック・パーティー(ミシェル・ゴンドリー)
ナオミ・ワッツ・プレイズ・エリー・パーカー(スコット・コフィ)
イカとクジラ(ノア・バームバック)


RENT(クリス・コロンバス)
戦場のアリア(クリスチャン・カリオン)
ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男(スティーヴン・ウーリー)
好色源平絵巻(深尾道典)旧作
弓(キム・ギドク)
レディ・イン・ザ・ウォーター(M・ナイト・シャマラン)
セプテンバー・テープ(クリスチャン・ジョンストン)
エコール(ルシール・アザリロヴィック)
パプリカ(今敏)


紀子の食卓(園子温)
敬愛なるベートーヴェン(アニエスカ・ホランド)

今年はほぼ『嫌われ松子の一生』につきる。1度目はシネクイントで、2度目は目黒シネマで見たのだった。
松子の前半に「これで人生が終わったと思いました」というエピソードがたたみかけるように何度か出てくるのだが、本当にオラの過去もそんなことの繰り返しやったなあ…それでも松子のつぶやく「ひとりぽっちはイヤ…」…
そしてあぶり出されるのは、人々の強すぎる思いがいつもすれ違ってしまう、人間と人間とがわかり合うことがいかに困難か、それでも人間同士結び付きたいと願う、コミュニケーションということが人類の最大の課題なのではないだろうか。
人によってはその作風を押しつけがましく感じるかもしれないが、甥っ子が亡き伯母・松子の人生の足跡をたどって、そこに自分自身を再発見していく過程、それは監督が男性なので、女性という最大の謎を解き明かしてみたかった、というような畏敬の念みたいなことも感じた。
しかし蛇足になるが、松子の子供時代を演じていた子役の女の子が、高卒の同期入社で20代の頃オラと一緒に労働組合の活動をしていた人の娘さんと知ってびっくり…人生の明暗がこれほどくっきり分かれるとゎ
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