和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

花いばら。

2020-04-26 | 詩歌
与謝蕪村の俳句をパラパラとめくっていると、
花が時々登場しておりますが、それがどんな花なのか、
私にはさっぱりわからないのでした。

たとえば、有名な

  菜の花や月は東に日は西に

とあれば、「菜の花」なので、間違える心配なし。
それでも、

  花いばら故郷の路に似たる哉

  愁ひつつ岡にのぼれば花いばら

何て出てくると、「花いばら」とは
どのような花なんだろうと、映像が結ばない私です。
季題の花いばらは、
「茨の花。枳殻(からたち)ではなく、野茨のことであって、
白色の五弁花をつけ芳香に富む。」とありますが、
さてっと、どんな花なのか? さっぱりです。

このGOOブログに「ひげ爺さんのお散歩日記ー3
日々新た、今日は今日、明日は明日の風がふく」の
4月25日に「ナニワイバラ(難波薔薇/浪花茨)」とあり、
その写真が掲載されておりました。
そのブログによれば
「1輪7~8cm… これが原種だそうですから信じられないほど大きなバラです。
写真を撮っていると、ほのかに良い香りがしてきます。
蔓には鋭い棘があり、蔓は長く伸びれば10メートルにもなるそうです。」
とあります。

うん。蕪村の「花いばら」と同じかどうかは
私にはわからないけど、これだと俳句から映像が浮かびます。
ありがたい。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは(^^♪ (のり)
2020-04-26 16:14:27
「日本の野草」小学館 が分かりやすくて、野の花の名を知りたい時に、重宝しています。
いつも、応援ポチを有難うございます!!
返信する
ナニワイバラ (きさら)
2020-04-27 10:19:16
知人宅に
ナニワイバラの花が咲いたので
鑑賞会にご招待されたことがあります。
垣根いっぱいに 大輪の真っ白な花が
沢山咲いて 本当に見事でした。

大阪府には 「茨木市」があり
由来を調べてみたら 植物の「いばら」のようです。
返信する
茨木のり子 (和田浦海岸)
2020-04-27 11:32:03
茨木市といえば、
思い浮かぶのは、
詩人・茨木のり子さん。
え~と、お父さんが
大阪在住時の1926(大正15)年、
長女のり子が生まれている。そうです。
その後、愛知県立西尾高等女学校へ・・・。

はい。花いばらから、茨木のり子へと
なにか、補助線をひきたくなります(笑)。

ご連絡ありがとうございます。
返信する

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