和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

米朝会談。

2018-06-29 | 短文紹介
雑誌「WILL」2018年8月号のはじまりは「米朝会談の核心」。
国際政治学者坂元一哉氏。談話のようです。9頁。

そこからの引用。

「声明の文言が北朝鮮を厳しく追い詰めるものでないのは、
トランプも『弱者』である北朝鮮に寛容の精神で臨んでいる
からであり、現時点では国際政治のリアリズムに沿って
事が進んでいると見るべきでしょう。
 共同声明は板門店宣言の焼き直しに過ぎないとの指摘も
ありますが、南北会談は『弱者』同士の話し合いです。・・」
(p39)


「北朝鮮のような独裁国家の外交は、トップが相手のトップと
大方針を明確に決めてからでないと事務方は動きにくい。
後で『それはトップの意向と違う』『勝手に動いた』となれば
怒られるだけでは済まないからです。」(p40)

「北朝鮮への経済制裁は、
北朝鮮が『完全な非核化』を実行しない限り続きます。
北朝鮮は『完全な非核化』の曖昧さに乗じて時間稼ぎを
するのではないかと心配する向きもありますが、
『完全な非核化』の意味を解釈するのは
『強者』であるアメリカに他なりません。
北朝鮮がそんな意味ではないと、言い立てたとして、
経済制裁が続くだけです。」(p41)


これ以降、さらに読ませますが、
どうぞ、雑誌を立ち読みしてでも、
読んでみてはいかがでしょう(笑)。


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