和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

密かな流儀なのだ。

2019-04-11 | テレビ
Voice5月号が届く。
巻頭随筆は、宮家邦彦。
そのはじまりを引用。

「この原稿は夜明け前のワシントンで書いている。
幸いホテル側がアップグレードしてくれたので、
部屋にはテレビが二台ある。こういうときは必ず、
ベッドルームのテレビはCNNを、リビングのテレビでは
フォックス・ニュース(以下、FOX)を、
それぞれつけっぱなしにして見比べる。
これが米国出張の際の筆者の密かな流儀なのだ。

なぜそんなことをするのか?
この二つのケーブルニューステレビ局が米国のまったく
異なる有権者層を代表していると思うようになったからだ。
部屋にテレビが一つしかないときはどうするか。
その場合は十分から十五分おきに、
CNNとFOXを交互に見ている。
これら二つの局が同じニュースをいかに
報じ分けているかに関心があるからだ。・・・」


こうはじまって、おわりの方にはこうあります。


「このように米国社会の分裂はいっそう深まるばかり。・・
 米国のジャーナリズムはどこへいってしまったのか。・・」


巻頭随筆の最後は、

「・・この二十一世紀に、伝統的な意味での
真のジャーナリズムが生き残れるか否かということだろう。
その答えが出るまで、CNN・MSNBC対FOXの
死闘は当分続くだろう。」


うん。日本のマスコミのことを思います。それから、
韓国の国情には、日本の野党を思います。


うん。もっと、日本を理解したい。
米国のテレビジャーナリズムと日本を比較して理解し。
韓国の罵りと日本の野党を比較すれば、理解が鮮やか。
こうして、補助線を日本まで引いてれば、腑に落ちる。

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