和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

ふと口をついて出た。

2014-04-08 | 本棚並べ
昨年読めなかった、
新編柳田國男集全12巻を
今年もひきつづき、チャレンジ。

今回のガイドは、
益田勝実氏の解説に
お願いしようと思う(笑)。
どうぞ、この水先案内で、
展望がひらけますように。
すらすらと読み進めますように。
ということで、益田勝実氏の
柳田関連本を古本検索することに。


話がそれますが、
山折哲雄著
「これを語りて日本人を戦慄せしめよ
 柳田国男が言いたかったこと」
 (新潮選書)をひらくと、
まえがきは、こうはじまっておりました。

「今から十年ほど前に定年を迎えたとき、
型通りの挨拶をさせてもらったが、
これからは長谷川伸と柳田国男を
読んで暮そうと思うといった。
ふと口をついて出た言葉だったが、
じつをいえばかなり以前から
考えつづけていることではあった。
それでこの二人の全集だけは手元において、
いつでも見ることができるようにしていた。」

このまえがきで、つまずき(笑)。
ネット検索して、
山折哲雄著「義理と人情 長谷川伸と日本人のこころ」(新潮選書)を
古本で注文することに、

それが昨日とどく、
たむら書房(神奈川県茅ヶ崎市みずき)
800円+送料200円=1000円
本は帯つき新刊同様で、うれしい。

そのまえがきには、

「私は長いあいだ勤めた研究所を
やめたとき、大方の蔵書を処分してしまったが、
二人の全集だけは手元にのこした。
死ぬまでのあいだじっくり読みつづけ、
わがこころの糧にしようとひそかに
思っていたからだ。それが
『柳田國男全集』(筑摩書房)と
『長谷川伸全集』(朝日新聞社)だった。」


ちなみに、山折哲雄氏は1931年生れ。
どうも、柳田国男には
水先案内人が大勢いて
どの方の本を読めば、
柳田国男を楽しく読めるのか?
こればっかりは、
自分でね(笑)。
コメント
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