5/20~26まで、大学生登山リーダー春山研修会に参加してきました。
自分は1班に分けられ、他の班員は中央大学山岳部3年の吉田君、南山大学アルパインクラブ3年の坂部君、愛知学院大学3年の清水君で、講師は増本亮さんと富山県山岳警備隊の野中さんであった。
自分達の班は、メジャーなルートではなく、かなりマイナーな別山北尾根を登ることになった。インターネットなどを見てもあまり情報が無いような所だ。さらに、別山登頂後、別山尾根から剣岳を目指すという計画になった。
5/22
実地研修の1日目は剣沢まで入り、雪上支点の構築方法などの確認をした。
5/23
2日目は、朝5時半に持ってきた全装備を担いで剣沢を出発し、長次郎出合いを超えたあたりから、別山北尾根に取り付いた。早速、危険箇所が出てきたので、ロープを張ることにした。
その後も滑落したら命を落とすような雪の斜面や、草と水が混じった厄介な岩場などが続き、この日は12ピッチ程ロープを出し、終始FIXで登った。初めての4人組で上手く噛み合わない部分もあり、時間がかかってしまう。
最終的には16時頃、稜線上へ出る事ができた。良い感じの雪の割れ目があったので、そこに雪を埋めて整地し、テントを設営しこの日の行動を終えた。
5/24
実地研修3日目。朝4時半、別山北峰を目指し、出発する。20分程登ると、頭までの藪漕ぎが待っていた。ここを突き進むしかルートはなく、30分間ひたすら草木を掻き分けた。
これを終えると、斜面に雪がついており、その雪を利用して別山を目指した。最初の雪面は若干危険だったので、2ピッチロープを出した。
その後は、雪の斜面をしばらくトラバースし、再び稜線へと出てアイゼンを外して登行した。
2600mより上の稜線には、藪も雪もなく、快適に進むことができた。
別山北峰直下の岩場は、ロープを全く出さずに順調に登ることができた。そして、別山山頂へは10時前に到着した。
と同時に、一服剣へ11時というタイムリミットを決めていたので、剣岳へのアタックは取り止め、雪上確保の訓練をアメリカ大陸にて行った。
効果的な確保三種の練習、スノーボラートを使った残置無しの懸垂下降、土嚢を使った懸垂下降などを練習した。
その後、剣沢までグリセードの練習を交えながら下る。警備隊の野中さんのグリセードはスキーを履いているかのようだった。スキー場で滑っていても違和感ないだろう。14時半帰幕。
スキー班が剣御前直下の斜面を気持ち良さそうに滑っているのが羨ましかった。
5/25
実地研修4日目。
今日はロープワーク向上のため、剣御前までの斜面をFIX、スタカットを使って登った。1日目に比べると、チームワークもかなり向上したように感じられた。
その後、雷鳥沢から搬送訓練を行い、講師の増本さんを搬送した。初めてだったが、搬送のシステムを良く理解することができた。
12時10分に雷鳥平の手前を出発し、30分で室堂へ着けという指令の下、ダッシュで室堂へ帰り、研修終了。
増本さん、野中さん、素晴らしい指導をしていただき、有難うございました。この研修を通して、本当に多くの事を学ばせていただきました。
写真提供 : 増本亮さん
鈴木雄大
自分は1班に分けられ、他の班員は中央大学山岳部3年の吉田君、南山大学アルパインクラブ3年の坂部君、愛知学院大学3年の清水君で、講師は増本亮さんと富山県山岳警備隊の野中さんであった。
自分達の班は、メジャーなルートではなく、かなりマイナーな別山北尾根を登ることになった。インターネットなどを見てもあまり情報が無いような所だ。さらに、別山登頂後、別山尾根から剣岳を目指すという計画になった。
5/22
実地研修の1日目は剣沢まで入り、雪上支点の構築方法などの確認をした。
5/23
2日目は、朝5時半に持ってきた全装備を担いで剣沢を出発し、長次郎出合いを超えたあたりから、別山北尾根に取り付いた。早速、危険箇所が出てきたので、ロープを張ることにした。
その後も滑落したら命を落とすような雪の斜面や、草と水が混じった厄介な岩場などが続き、この日は12ピッチ程ロープを出し、終始FIXで登った。初めての4人組で上手く噛み合わない部分もあり、時間がかかってしまう。
最終的には16時頃、稜線上へ出る事ができた。良い感じの雪の割れ目があったので、そこに雪を埋めて整地し、テントを設営しこの日の行動を終えた。
5/24
実地研修3日目。朝4時半、別山北峰を目指し、出発する。20分程登ると、頭までの藪漕ぎが待っていた。ここを突き進むしかルートはなく、30分間ひたすら草木を掻き分けた。
これを終えると、斜面に雪がついており、その雪を利用して別山を目指した。最初の雪面は若干危険だったので、2ピッチロープを出した。
その後は、雪の斜面をしばらくトラバースし、再び稜線へと出てアイゼンを外して登行した。
2600mより上の稜線には、藪も雪もなく、快適に進むことができた。
別山北峰直下の岩場は、ロープを全く出さずに順調に登ることができた。そして、別山山頂へは10時前に到着した。
と同時に、一服剣へ11時というタイムリミットを決めていたので、剣岳へのアタックは取り止め、雪上確保の訓練をアメリカ大陸にて行った。
効果的な確保三種の練習、スノーボラートを使った残置無しの懸垂下降、土嚢を使った懸垂下降などを練習した。
その後、剣沢までグリセードの練習を交えながら下る。警備隊の野中さんのグリセードはスキーを履いているかのようだった。スキー場で滑っていても違和感ないだろう。14時半帰幕。
スキー班が剣御前直下の斜面を気持ち良さそうに滑っているのが羨ましかった。
5/25
実地研修4日目。
今日はロープワーク向上のため、剣御前までの斜面をFIX、スタカットを使って登った。1日目に比べると、チームワークもかなり向上したように感じられた。
その後、雷鳥沢から搬送訓練を行い、講師の増本さんを搬送した。初めてだったが、搬送のシステムを良く理解することができた。
12時10分に雷鳥平の手前を出発し、30分で室堂へ着けという指令の下、ダッシュで室堂へ帰り、研修終了。
増本さん、野中さん、素晴らしい指導をしていただき、有難うございました。この研修を通して、本当に多くの事を学ばせていただきました。
写真提供 : 増本亮さん
鈴木雄大
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