がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

那覇の琉球古道、長虹提

2018年01月14日 | ・琉球史散策/第一尚氏

ゆいレール美栄橋駅周辺の
長虹提ウォッチをしてきました!

 

長虹提とは、
尚金福王(尚泰久の一代前)の時代、
当時浮島だった那覇をつなぐために作られた
人工の海中道路(堤)。

懐機がその監督にあたったとされています。

時代を経て、那覇周辺は埋め立てられ
今は完全に陸地となって
那覇が島だったなんて微塵も感じられないのですが、
長虹提の形跡は今も一部道として残っています。

 


↑クリックで拡大します

 

長虹提を現在の地図に落とし込んだもの。

画面中央にある
ゆいレール美栄橋駅がポイント。

今までも長虹提歩きはしていたのですが
夜だったりしたこともあって
ちゃんと写真で残して記事にしたことはないので、

今回はジュンク堂周辺の「長虹提なう」をご紹介。
(↓赤が濃い部分)

 

 

まず、美栄橋駅前の、三角形になっている広場を
道向かいから撮ったの図。

(逆光ということもあり写真写りがイマイチでゴメンナサイ(´-ω-`;))

ここには美栄橋周辺の史跡案内や
新修美栄橋碑なども建っています。

 

 

長虹提は、こう。

 

 

なお、ここはブラタモリ(那覇編)でも紹介されていて
不自然な段差にタモリさんが興奮していました(笑)

 

(「step br step」のお店の看板、今は黒地に白文字ですが、この時は黄色だったんですね)


 

当時の再現図を写真に重ねると…

 

 

こう。

 


道を渡って、
ジュンク堂側の歩道から
美栄橋に向かう視点だと、

 

 

こう。

 

(★印がさっきの写真を撮った場所です)

長虹提はまっすぐではなく、
大通りを渡って少しカーブして

 

こう。

 

さらにパノラマで。

 

 

(※パノラマで撮っているのですごく曲がっていますが
本来はここまでのカーブではありません。地図参照)

 

こうやって、道は右へと続いていき、
崇元寺に出ます。

その道は今回は割愛。

 

都会の真ん中の、琉球古道。

当時の姿に想いを馳せ、
歩いてみるのもいいですよ。


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神秘的な普天満宮 | トップ | 阿麻和利=英雄?逆臣?それ... »