東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

庁内ツアー(容リ法でのプラリサイクルの御旗をあげて)

2007年04月18日 20時56分50秒 | 東京23区のごみ
たとえ江東区の現実が絶望的な悲惨な状況であれ、なんとしても容リ法でのリサイクル実施を求めて担当部署への働きかけを今日も行う。

私たちグループの設立は1991年、ごみ問題から始まって、いろんな環境問題に取り組んできたが、足かけ16年? エ!ホント? 今書いていてほんとにそうかいな~てな感じ。その間、環境、リサイクル、清掃関連の役所の担当者もずいぶん入れ替わった。第3水曜午後の定例会前の時間を使って、それらの人たちを訪ねて庁内をくまなく歩き回る。称して恒例の庁内ツアーである。(すごく嫌がられているかもしれないけど、みんな話はとてもよく聞いてくれる。でも、話を聞いてくれるだけであって、内容を聞き入れてくれるわけでは決してない)でも、こりずにこつこつやっていくしかないのである。まずは聞いてもらうしかないのである。

●先日の容リ協会で得た情報や23区のリサイクル取組状況を説明し、延々とリサイクルをするように繰り返しお願いをしてきた。とりあえずは、新区長が決まってから、新議会体制が動き始めるのを待って新たな陳情を提出し直すことにする。

●役所の人は全体に頭が固い人が多いと思う。柔軟性がないというか、奇想天外なことを求めているわけでは決してないが、自分の仕事に直結することは頑として譲らないところがある。非常に保守的である。そう、決まられたことを守り抜く、やり抜くのみという感じ。役所のシステムがそうなのだ。計画に沿って無理なくそつなく淡々ときちんとやっている。だから計画を作るときもけっして無理なことは盛り込まない。着実にできることだけを決めていく。そして、ある年数が来ると次の部署へ異動する、その繰り返し。

●で、プラスチックのリサイクルに関しても、プラリ協など事業者の言い分は決して素直に受け入れない。プラスチックの収集や選別・保管で膨大なコストがかかること、リサイクル手法が材料リサイクルで残渣が多いことや、そのほかの手法もサーマルリサイクルとの違いがあまりないことをいう。(それにうなずけるところが残念ではあるが、ベストの選択では決してないが、背に腹は代えられないというか、サーマルにみすみすするより容リ法で事業者に拡大生産者責任を求めたいということである)

●だが、同じ行政の立場での東京二十三区清掃一部事務組合の言い分は素直に全面的に信じている。それでなければやっていけないのだろうか。

●廃プラスチックの焼却の安全性に関しても、東京二十三区清掃一部事務組合の言い分を全面的に信じている。サーマルリサイクルのメリットを信じて疑わない。また、焼却灰の灰溶融やスラグのリサイクルはごみゼロで素晴らしいものだと賞賛している。(清掃工場での中間処理に膨大な分担金を払っていること、ごみの収集運搬にかかる膨大なコスト、これから本格化する灰溶融などでどんな事故やトラブルが起こるかの予測も、それに伴う運転や維持管理の大変さなど全く想定していないのだから)

●こんな次元での議論であるから、問題点が平行線をたどりいつまでたっても接点が見いだせない。あとは、事細かに陳情でわかりやすく言い分を貫くしかないけど。
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