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脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!

維持費高額で灰溶融炉廃止決定 広島市のごみ処理施設

2011年12月03日 19時46分04秒 | 溶融炉、スラグ


広島市の灰溶融炉は三菱重工のプラズマ式溶融炉
高知市も仙台市も三菱重工のプラズマ式溶融炉


■維持費高額で灰溶融炉を廃止
‎中国新聞 - 2011/12/03
 広島市は、ごみ処理施設の市環境局中工場(中区)の灰溶融炉を本年度末で廃止すると決めた。年間8億円もの維持管理費がかかり費用対効果が疑問視されていた中、4月に火災が発生。廃止しても建設に充てた補助金の返還を求めない国の決定もあり、市施設課は「安全性の確保に課題があるため総合的に判断した」としている。
 中工場は2003年に稼働。建設費は544億円(灰溶融炉32億円)で106億円の補助金を充てた。灰溶融炉は家庭ごみの焼却灰を約1300度で溶かし、舗装などに使うスラグに再資源化する。国はダイオキシン対策の一環で、焼却施設整備に対する補助金の交付要件として併設を義務付けていた。
 中工場の灰溶融炉は年間の電力消費量が1100世帯分に上る。市は運転管理の業者委託費や修繕費などと合わせて年間約8億円を支出している。
 火災は4月に発生。溶融物が炉壁を溶かして流出し、床などを焼いた。灰溶融炉をめぐっては各地で同様の火災が相次ぎ、運転管理の難しさが指摘された。高知市が休止、仙台市は廃止を決めた。
 廃止は「最終埋め立て処分場の残存容量の15年以上確保」などが条件。市は今年3月、玖谷埋立地(安佐北区)の後継施設となる恵下埋立地(佐伯区)を建設することで地元と合意し、条件を満たした。(下線 渡辺)


ちなみに23区の中防灰溶融炉(100t/日×4基)も三菱重工プラズマ式溶融炉
(お休みばかりでほとんど稼働していなくても維持管理費はかかる)
【建設費183億7千5百万円】
 維持管理費約27億円(うち光熱水費 10.7億円)
 処理単価108,337円/トン(平成21年度決算)
それでも23区は中防灰溶融炉を廃止しようとはいわない。

多額の維持管理費、そのうえ度々の事故続きでは、廃止をしたくなるのは当然である。これ以上の重大事故、人的被害などだす前に、はやく廃止にしたほうがいい~ やめるにも何らかのきっかけが必要なのだろうが、それを待っていてはたいへんなことになる。もちろん相手のあることなので、諸々じっくりと協議の上で、(メーカー側もやめたいところもあるかもしれない)


関連(本ブログ)
■灰溶融炉、2012年に廃止 仙台・松森工場(2010年12月14日)
■仙台・松森工場 灰溶融炉から「溶融スラグ」流出で火災(2009年03月09日)
■スラグ流出の大事故(2006年)を起こした高知市灰溶融施設は、4月から休止となっていた!(2010年09月13日)
■三菱重工のプラズマ式溶融炉一覧(全国) 事故,故障,不具合も(2007年10月11日)
■広島市: 環境局中工場の灰溶融設備廃止など 事務事業見直し65件/ 中間報告(2011年11月22日)
■広島市環境局中工場(灰溶融炉)火災:管理値守らず、溶解物流出--調査報告 /広島(2011年11月05日)
■火災前日に灰溶融炉で警報 広島市のごみ焼却施設(2011年10月05日)
■ごみ焼却「炉」調査始まる/広島市 灰溶融炉(2011年06月01日)
■広島市のごみ焼却場の炉が損傷、溶融物が漏れる/爆発音も?!(2011年04月17日)
環境省の灰溶融施設を廃止にしても
交付金(補助金)の返還をしなくていいという条件など↓↓

■環境省【通知】焼却施設に附帯されている灰溶融固化設備の財産処分について(平成22年3月)(2010年04月24日)

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