東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!

鳴門市ごみ処理施設(流動床ガス化溶融炉)、全額メーカー負担で年度末までに改修、住民説明会で謝罪

2019年07月29日 09時15分06秒 |  PCB/ダイオキシンなど

鳴門市クリーンセンターの排ガスのデータ改ざん問題
自動測定器の数値をピークカットしていたというのは、「改ざん」と「不正」とどちらが言葉として適切なのかはわからないが、、

28日開催の住民説明会で、メーカーが経緯などを説明して、住民に謝罪したようだ。「現在の焼却炉では「維持管理計画値の一酸化炭素30PPM(4時間平均)に抑えることは難しい」として、全額負担で年度末までに改修する方針を示した」ということである、、、それにしてもね、、、

鳴門市クリーンセンターは、2008年の試運転時から不具合が続いて、本格稼働が延期になっていたようなので、その頃から無理だと判断してのピークカット設定だったのだろうか?どちらにしても、ごみ質は常にいろんな変動はあるだろうが、、、

伊賀南部クリーンセンターでも同様だろうか?
あと、長崎県対馬市の対馬クリーンセンターも三機工業かな?


 「焼却炉、年度内に改修」ごみ処理不正、メーカーが住民らへ謝罪 鳴門
毎日新聞 2019年7月29日
 鳴門市クリーンセンター(徳島県鳴門市瀬戸町堂浦)でごみ焼却炉から出る排ガスを巡り、有害物質濃度が実際より低く表示されるように設定されていた問題で、市とメーカーの三機工業、子会社の三機化工建設(いずれも東京)は28日、住民対象の説明会を市内で開いた。三機工業側は謝罪し、現在の焼却炉では「維持管理計画値の一酸化炭素30PPM(4時間平均)に抑えることは難しい」として、全額負担で年度末までに改修する方針を示した。 ...

排ガス「基準超え」非表示11年 「メーカーが独自に設定」鳴門市ごみ施設
毎日新聞 2019年7月26日
 徳島県鳴門市クリーンセンター(同市瀬戸町堂浦)のごみ焼却炉から出る排ガスを巡り、有害物質の濃度表示が国基準値を超えないよう、2008年4月の操業開始当初から設定されていたことが市への取材で分かった。メーカーの三機工業(東京)が独断で設定した可能性もあるが、市は本当に知らなかったのか、地元住民の間で不信感が募っている。 ...


三機工業のガス化溶融炉、

鳴門市クリーンセンターは2008年3月竣工
11年後にしてはじめて議員さんが、クリーンセンター視察で中央制御室の端末で「ピークカット設定」との表示に気づいたというのだから、、

メーカーが独自にピークカット設定をしていたとしても、
鳴門市の担当職員が全く気がつかないなどありえるのか?
運転管理は丸投げで、施設の管理・監督責任など放棄していたのだろうか?


鳴門市

 

平成31・令和元年度の維持管理状況

 

平成31年4月1日から令和元年6月11日までは、現在のところ正確な数値をお知らせできないため、掲載を見合わせております。 )

 

 

 


関連(本ブログ)
三重の伊賀南部クリーンセンターでもごみ焼却施設(流動床ガス化溶融炉)で排ガスデータ改ざん 、鳴門のごみ処理施設データ改ざんと同じ、、、2019年07月03日
鳴門市ごみ処理施設(流動床ガス化溶融炉) CO濃度低く公表か 08年稼働時から機器設定 2019年06月11日


再掲、

今回の鳴門市の排ガス濃度不正問題、、

そもそも、、、排ガスの濃度データーを改ざんというか、ピークカットなどして意図的に隠したことが大問題なのではないか、,,

法規制値のないものでも、住民との協定値や維持管理値などあるのであれば、それらの数値はしっかりと公表すべきである。特に超過した場合など、、、超過した場合、なにが原因で、どのように対応したのかが重要、、、ピークカットして超過した場合も、安定稼働のための何ら対応もせずにそのまま運転していたと言うことなのか、、、ごみ質は常に変動しているだろうが、

三機工業の流動床ガス化溶融炉がどの程度の性能なのかわからないが、、、
長年、続けられた不正は何故なのかをしっかりと追求すべきである。炉を改修すれば性能がよくなるのであればそうすべきであろうが、何よりも、隠すことなくしっかりと数値の公表をすべきは基本の基本であろうに、、信頼関係など根こそぎ失われる、、、

23区の清掃工場でも、一酸化炭素濃度の維持管理計画値の超過は度々起きている。
それらを公表することで、どのような対応をして、安定燃焼に努めているかもみえてくる、、、
焼却炉の燃焼管理など、、、技術的なことはわからなくても、現状を知らせることで不信感を抱かなくてすむ、、、、

東京二十三区清掃一部事務組合
令和元年度 維持管理状況<工場設置計器の測定結果>(1時間毎の平均値や最大値・最小値)」

例えば、最新の公表データ、維持管理値を超過した場合の理由や対応を公表
平成31年度 維持管理状況(4月1日~30日)<工場設置計器の測定結果>
測定値が維持管理計画値を超過した(下回った)理由(*)
①北清掃工場 1号炉4月4日(木)20:00 排ガス中の一酸化炭素濃度が、一時間平均値で117ppmを記録した。重く湿った質の悪いごみが投入されたことで燃焼が不安定となり、一酸化炭素濃度が上昇した。燃焼空気量の手動介入により、燃焼状態が回復した。

令和元年度 維持管理状況(5月1日~31日)<工場設置計器の測定結果>
測定値が維持管理計画値を超過した(下回った)理由(*)
①世田谷清掃工場 2号炉5月5日(日) 15:00 排ガス中の一酸化炭素濃度が、一時間平均値で114ppmを記録した。破砕ごみ解砕機へのごみ巻き付きによる過負荷で、解砕機故障警報が発報した。正逆転により故障は復旧したが、その際巻き付きごみが落下し過剰燃焼となり、煙突入口CO濃度換算値PV上限が発報。その後、ごみ供給を安定させたが逸脱した。ごみ供給速度の調整、燃焼溶融炉の空気補正の調整、バーナによるごみ焼却量調整を行い、ごみ供給および燃焼状態を安定させ、復旧した。
②品川清掃工場 1号炉5月9日(木) 15:00 排ガス中の一酸化炭素濃度が、一時間平均値で195ppmを記録した。ごみホッパブリッジによるごみ層厚低下により、燃焼状態が悪化したため、煙突排ガス一酸化炭素濃度が急激に上昇した。調査したところ、ごみ層厚が薄いことに気づき、ブリッジ解除装置の運転などの対応により、煙突排ガスCO濃度上限警報が解除された。
③港清掃工場 2号炉5月28日(火) 15:00 燃焼室ガス温度が、一時間平均値で764°Cを記録した。ごみホッパにおけるブリッジ発生によって給じんが停止し、炉内温度が低下した。ホッパブリッジ解除装置を使用したが、ブリッジが解除できなかったため焼却炉を立ち下げた。立下中にホッパ内散水を実施したところ、ブリッジが解除されたため、再立上げを行い、同日23時に立上げを完了した。

令和元年度 維持管理状況(6月1日~30日)<工場設置計器の測定結果>

測定値が維持管理計画値を超過した(下回った)理由(*)
①多摩川清掃工場 1号炉6月6日(木)5:00 燃焼室ガス温度が一時間平均値で662°Cを、また、排ガス中の一酸化炭素濃度が一時間平均値で861ppmを記録した。ごみ質の変動により燃焼状態が悪化し、急激な二次燃焼室温度の低下と一酸化炭素濃度の上昇が発生した。昇温バーナ及び着火バーナの運転、ごみの投入停止により、燃焼状態が改善した。

令和元年度 維持管理状況(7月1日~31日)<工場設置計器の測定結果>
測定値が維持管理計画値を超過した(下回った)理由(*)
①世田谷清掃工場 1号炉7月20日(土) 4:00 排ガス中の一酸化炭素濃度が、一時間平均値で104ppmを記録した。ごみバンカの底さらいを行っており、底ごみを投入した際に、ガス化炉流動層温度が低下した。このことにより熱分解ガス温度を上昇させて、ごみ供給を行ったところ、投入されていたごみと新しいごみとで過剰燃焼が起こり、一酸化炭素濃度が上昇した。ごみ供給速度の調整、ガス化炉熱分解ガス上昇操作、燃焼溶融炉空気量増操作を行い、ごみ供給および燃焼状態を安定させ、復旧した。



コメント (3)   この記事についてブログを書く
« 前の記事へ | トップ | 映画 『北の果ての小さな村で... »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
COの排ガス規制 (tnk)
2019-09-05 22:56:59
法でCOの排ガス規制は無いが、ダイオキシン類を抑制するための運転上の指標として「ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドライン」で定めたものが独り歩きして、自治体と炉メーカーを苦しめていますね。
知識や経験のない自治体はこれを法による排出規制ととらえ、自らの首を絞めてしまっています。
CO自体は直接吸えば毒性がありますが有害性という点では、ほとんど問題のないものです。ダイオキシン類のリアルタイム測定ができないため、指標の一つとして用いられた経緯があります。
肝心のダイオキシン類がどうだったか、が問題の本質です。
メーカー側にすれば発注仕様書に規定された熱量のごみを、均質に供給されれば基準を守れると主張するでしょう。
現実には、生ごみ、プラごみなど発熱量がばらつき、また漁網などが給じん機の給じんを阻害して、「ごみ切れ」「どか落ち」を起こしているのでしょう。
緩慢な燃焼を行う焼却方式を選択しない限りこの問題の解決は難しいと思われます。
自動車の規制値は1万ppm (tnk)
2019-09-07 12:26:54
自動車の車検の際のCOの排出基準値は、1万ppm
参考ページ:https://www.goo-net.com/pit/magazine/30070.html
COの管理基準を超える超えないについて一喜一憂するのでなく、
安定燃焼をどう担保するかが大切。
一度決めたダイオキシン類発生防止等ガイドラインを守らせるのも大切だが、
大混乱を起こす現状を見ると、長年の知見により、もうすこし柔軟かつ効果的な指針に見直しすべきだと思う。

COを安定燃焼の指標にする際、問題点はO2:12%換算、そして移動平均値での管理。

車の規制値でもわかるように、何かが一気に燃焼すれば酸素が不足し1万ppmも有り得る。
それ以後に通常値まで下がっても、移動平均値は高止まりとなる。

給じん機に何かが絡まってごみ切れとなった場合、排ガス中の酸素濃度が上昇する。
酸素濃度が20%を例とすれば、12%換算値はその時の実測値の9倍となる。
環境省:https://www.env.go.jp/air/osen/law/t-kise-2.html
C=(21-On)/(21-Os)×Cs
昔の都市ガスはCOだった (tnk)
2019-09-07 21:46:19
東京23区の場合、維持管理に関する計画で、
12 煙突から排出される排ガス中の一酸化炭素の濃度が100ppm(酸素 12%換算)
以下となるようにごみを焼却します。 とあるのみ。
https://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/gijutsu/gijutsu/toke/documents/management_value_h31.pdf
つまり、30ppm/4h の維持管理基準は回避している。
また、 維持管理状況(毎月)で基準値の8.6倍超過について数行の記述が有るが根本的な原因と、それに対する今後の対応が示されていない。
炉を止めて対応した様子もない。
https://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/gijutsu/gijutsu/toke/documents/izikanri_renzoku_0106.pdf
東京23区ではCOの超過は深刻な問題ではなく一過性のエラーとして現実的に
受け止めている。それが正しいと思う。
東京23区では、炉メーカーより優秀で法律にも詳しい技術者が多数居るので、どこから「排ガス基準を8.6倍超過している」との指摘を受けようが、適切な回答が出来る。
地方の焼却施設では、トンチンカンな指摘や指導を受けると代替施設がないため被害を受けるのは住民。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

PCB/ダイオキシンなど」カテゴリの最新記事