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福島第1原発事故 指定廃棄物の8割、基準値以下 国が再測定結果を公表 /茨城

2017年03月31日 14時16分48秒 | 放射性廃棄物など

環境省「茨城県の指定廃棄物等の放射能濃度の再測定結」より抜粋



■ 福島第1原発事故 指定廃棄物の8割、基準値以下 国が再測定結果を公表 /茨城
毎日新聞 2017年4月1日
 境省は31日、東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の再測定結果を公表した。全体の8割で放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレルの基準値以下だった。
 再測定が行われるのは、指定後初めて。県内には14市町15カ所に3643トンが保管されている。このうち、3030・7トン(83・2…

 

環境省 放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト

2017.03.31
茨城県の指定廃棄物等の放射能濃度の再測定結果を公表しました。 icon_new

茨城県の指定廃棄物等の放射能濃度の再測定結果について

1. 調査目的
  茨城県における指定廃棄物等※1の放射能濃度の減衰傾向を把握し、適切な現地保管の継続及び段階的処理
の促進に資するものとするため、再測定を実施した。
※1未指定の廃棄物を含む(以下同じ)。

2. 調査期間
平成28年3月中旬~平成29年3月上旬

3. 調査対象
茨城県内の、当初8,000Bq/kg超であった指定廃棄物等(県内14市町、15か所に保管されている3,643.0
トン)を対象とした。

4. 調査方法
 (1)調査の単位
    ○原則として、指定申請書に記載されているものと同じ調査単位ごとに試料採取・測定を実施。
    ○ただし、1つの調査単位の保管量が多く発生時期が異なる場合などには、濃度のばらつきが大きいことが想定されるため、可能な範囲で調査単位を分割するなど、実態をより反映しやすいよう弾力的に対応。
 (2)試料採取・測定方法
    ○「事故由来放射性物質により汚染された廃棄物の処理等に関するガイドライン第2版」(平成25年3月環境省)に準拠。
    ○試料は1つの調査単位ごとに10か所以上採取した上で混合し、放射性セシウム(Cs-134及びCs-137)の放射能濃度を測定。
    ○なお、試料採取は保管者の立会いの下で実施した。

5.調査結果
   ○再測定の結果は別紙のとおり。
   ○再測定値に基づくと、今回再測定の対象とした3,643.0トンの指定廃棄物等の現状※2は以下のとおりであった。
     ・8,000Bq/kg超のもの612.3トン(16.8%)
     ・8,000Bq/kg以下のもの3,030.7トン(83.2%)
  ※2個別の調査単位の正確な重量が不明なもの等については、保管されている袋数等に応じて重量を按分して集計した。

6.考察
 再測定の結果、茨城県全体として、放射性セシウムの物理的減衰が概ね推計どおり進行しており、83.2%の指定廃棄物等が既に8,000Bq/kg以下となっていることが確認された。
 なお、一部には、指定申請時等の濃度と比較して再測定値がかなり低くなっているものや、逆にあまり変化していないものも見られた。この原因として、例えば以下のようなことが生じていたのではないかと考えられる。
 (1)過去の測定において、放射能濃度の高い部分又は低い部分が採取・測定されたことによる可能性
 (2)過去の測定後、容器への封入等、保管状況を改善する際に試料が攪拌された等により、放射能濃度が均質化した可能性


※1 端数処理により合計値と内訳の計が一致しない場合がある
※2 個別の調査単位の正確な重量が不明なもの等については、保管されている袋数等に応じて重量を按分した
※3 赤字は8,000Bq/kg超となる放射能濃度
※4 試料採取日時点の濃度
※5 保管量が多い等の理由から、再測定では調査単位を複数に分けて測定
※6 指定申請以前の測定値
※7 未指定の廃棄物
※8 複数の調査単位の平均値値

 

 

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