市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

ソーラーシェアリング発祥の地へ

2013-07-15 | エネルギー
ソーラーシェアリングとは、農地の上に太陽光パネルを設置することで、農作物の収穫と同時に発電を行うという、新しい発電方法です。

市民ネットの環境部会の視察で、市原市皆吉にある全国初の実証実験場を訪ねました。
私たち以外にも全国各地から見学者が何人も訪れていました。

考案者の長島彬さん

説明からは、日本の農業を守りたいという信念とフロンティア精神がひしひしと伝わってきました。

畑の上に間隔をあけて支柱で取り付けられたパネル。


「上にパネルなんかあると、光がさえぎられて困るんじゃないの?」と思いますよね。
ところが、作物は一定の光があれば十分(光飽和)で、それ以上だとかえって成長が阻害されるのだそうです。長島さんはここに注目しました。

これを見てください。

パネルの下で育った落花生です。

そしてこちらはパネルなしの隣の畑の落花生。

育ちの違いが分かりますか?

ソーラーシェアリングは、原発に頼らないエネルギーの確保と、収入の安定による農家の自立が同時に叶えられるという、とても素晴らしい方法です。
メガソーラーはどこにでも作れるわけではありませんが、この方法なら全国どこの農地でも活用可能です。

今後は国や自治体がこの仕組みを推進するよう、制度を整える必要があります。今年3月には農水省がソーラーシェアリングの際の農地転用許可制度についての通達を出しました。

市原が発祥の地であるこの取り組み、ぜひとも全国に広がってほしいものです。

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