私の思い。

　

市原市で３人の子育てをしながら１７年。
とりわけ知的障害を持つ長男の子育ては、相談する場所も療育を受ける場所も乏しく、
暗闇の中での手探りでした。
そんな時、私の訴えをきっかけに市原市の福祉行政が前進する様を目の当たりにし、
「あきらめずに勇気を出して行動すれば、社会を変えることができる」ということを身を以て体験しました。

　３年前には、薬剤師として勤務していた病院が賃金未払いで突然閉鎖。
雇用主の身勝手さに悔しい思いを味わいましたが、泣き寝入りすることなく仲間と立ち上がり、声をあげました。

　そして同じころ、長男の通う特別支援学校のPTA仲間とともに、
「知的障がいの疑似体験」という手法を取り入れた、障がい啓発のための出張公演チームを結成。
地域の学校や団体などへ、「みんな違ってみんないい」というメッセージを広げる活動をしています。

身近な人々が心を寄せ合い、助け合うことで生み出される力の大きさを実感しています。

障がい者や労働者、高齢者、子育て中のお母さん・・・
全ての人が、人としての尊厳がきちんと守られ、安心して暮らせる社会こそが、
希望と活力のある社会の基本です。
私は、子育ても介護も社会全体で支えていく仕組みを作りたいと思っています。