市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

一般の方にも理解を「パーキングパーミット」

2021-08-06 | 障がい者
公共施設や商業施設などの出入り口の近くの広い優先駐車スペース、よく目にしますよね。


千葉県HPより

これまで千葉県では、このスペースを適正に利用する制度が無かった・・・と言ったら、驚かれる方も多いのでは?

そうなんです。
7月1日からスタートした「ちば障害者等用駐車区画利用証制度」。
(一般的には「パーキングパーミット制度」と言うそうです)
佐賀県が平成18年に全国で初めて導入して以来、千葉県は40番目になります。

その内容は、
障害者、介護が必要な高齢者、妊産婦、難病患者など、「歩行が困難と認められる人」に自治体が利用証を交付するというものです。

じゃあこれまではどうだったのか・・・?
言い方は乱暴ですが、適当に「使いたい人が使う」という、人々の常識に任された状態だったんですね( ゚Д゚)

それから、車いす使用者だけが対象でもないのですね。
知的障害者も、高齢者も、妊産婦もOKなんですよ!
これも意外や意外。

私の長男は20代後半の立派な青年ですが、重度の知的障害者です。
駐車場に車を止めた途端にいきなりバーンとドアを開けてしまうので、隣の車に迷惑をかけてしまうこともしばしば。
それからものすごく多動なので、車を降りて建物にたどり着く間に、どこかへ走り去ってしまうこともあります。
小さな子どもなら、急いで後を追いかけて連れ戻すことも容易かもしれませんが、
青年ですよ・・・足も速いし力も強い。
そんなこんなで、一緒の外出は相当な重労働になります。
この制度で認証を受けることで、建物近くの広い駐車場を気兼ねなく利用させてもらえるようになれば、ものすごく有難い!

・・・ということで、市の窓口(障害者支援課)に申請してきました(^^)

必要なものは、息子の療育手帳と私の免許証(身分証明用)だけ。とっても簡単です。
窓口で1枚書類を書くだけで、すぐに交付してもらえました。




ルームミラーに掛けられるようになっています。

因みに市の窓口ですが、
高齢者は高齢者支援課、妊産婦は子ども福祉課かネウボラセンター、難病患者は保健福祉課
だそうです。
郵送による申請は県が受け付けています。

その他、制度について詳しくはこちらでご確認ください
千葉県HP「ちば障害者等用駐車区画利用証制度」

このブログが少しでも「なぜこの制度が必要か」を考えるきっかけになれば嬉しいです。


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