市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

千葉の医療を識(し)る

2016-07-17 | 健康・医療
千葉大学薬学部の公開講座「千葉の医療を識(し)る~在宅医療への挑戦~



千葉で薬剤師による在宅医療の推進に取り組む4名の皆さん(大学院教授、訪問薬剤師、訪問看護師、千葉市職員)が登壇されました。

お話はどれも非常に興味深くて参考になるものばかりでしたが、ちょっとショッキングな事例を一つだけ。
薬剤師が訪問して初めてわかった残薬の数々。

トラック2台分になったこともあるというからオドロキです(+_+)。

団塊の世代が後期高齢者になる2025年まで、あと9年。
(10万人当たりの)医師の人数や看護師の人数など、千葉県の医療資源は全国で下から2~4番目と非常に心細い状況です。そんな中で、唯一薬剤師は全国平均を上回っているのです。薬剤師に期待される役割は非常に大きいと思います。
これからは、薬剤師も在宅医療を通して地域を支えていかなければなりません。そのためには、薬物治療による効果や副作用などのフィジカルアセスメント能力、他職種連携のためのコミュニケーション能力も必要とのこと。

厚労省が打ち出した「患者のための薬局ビジョン」、
「『門前(薬局)』から『かかりつけ』、そして『地域』へ」。
まさに、やるなら「今でしょ!!」です。

今回の講座のテーマ、「千葉の医療を識る」の「識る」ですが、
知る」が単に「見た」「触れた」というだけを指すのに対して、「識る」は頭に刻みつけ、培うものであるとされます。
今回の講座で在宅医療を「識り」、少しでも市原市の現場に活かしていきたいと思います。

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