市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

おすすめの本です。

2016-05-30 | 防災
リオオリンピック開催まで、あと2か月余りになりました。
パラリンピックも合わせて見どころ満載でとっても楽しみなのですが、
今、女子の間で人気沸騰中の男子バレーも、御多分に漏れず不純な動機で(笑)ひそかに注目しています。
特に日本代表のエース石川祐希選手は、さわやかでメチャメチャ素敵ですね~(*^^*)
オリンピックの最終予選大会が始まったばかりですが、ぜひとも勝ち上がってほしい!


さて、話変わって、
今日の千葉日報に、市原市立図書館の課長補佐である田所真さんが執筆された本の記事が大きく取り上げられていました。

勇者はなぜ、逃げ切れなかったのか ~歴史から考えよう『災害を生き抜く未来』~


日本の自然災害や災害から身を守る知恵について、先人が残した遺跡から推理し学ぶという内容で、かつて市原市埋蔵文化財調査センターの所長を務められ、長く考古学に携わってこられた田所さんが、日本各地を調査した実例をもとに紹介されています。
児童書ですが、ちょっと謎解きみたいな感じで、大人もついつい引き込まれます。
私も手に入れてすぐ、最後まで一気に読んでしまいました。

例えば、
東日本大震災の被災地域を発掘調査すると、縄文時代の貝塚や集落の跡の多くが津波の被害の及ばない高台から見つかっていること。
福岡県久留米市のあたりでは、地中深く埋もれている崖や地割れの跡、そしてそこの土に混じった土器のかけらから、地震が起きた年代が推定できたこと。

考古学というと、私たちの暮らしからかけ離れた学問という印象がありますが、実はそうではなく、大地に残された祖先の暮らしの痕跡から私たちの生活の術を知ることができる、とても身近な学問なのだということを、この本は改めて教えてくれます。

一人でも多くの子どもたち、そして大人たちに読んでもらいたい!
久しぶりに、心からそう思える本に出会えました。

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