今は使わない死語の中に良い言葉が多い
◆がんぜない【頑是無い】
( 形 ) [文] ク ぐわんぜな・し
① 幼くてまだ物事の是非・善悪がわからない。幼くてききわけがない。
「未だ頑是無い三歳の春の御嬢様を/火の柱 尚江」
② あどけなく無邪気だ。 「幼児の頑是無い笑顔」
◆ぜ‐ひ【是非】
[名](スル)
1 是と非。正しいことと正しくないこと。また、正しいかどうかということ。「是非を論じる」「是非を問う」
2 物事のよしあしを議論し判断すること。批評すること。
「新聞が全紙面を埋めて是れを―する位じゃないか」〈荷風・ふらんす物語〉
[副]
1 どんな困難も乗り越えて実行しようとするさま。どうあっても。きっと。「計画を是非やり遂げたい」
2 心をこめて、強く願うさま。なにとぞ。「是非おいでください」
3 ある条件のもとでは必ずそうなると判断できるさま。必ず。きまって。
「尾端の所から喰ふ様にすると、―跡へよい所が残る」〈松翁道話・一〉
◆ぜん‐あく【善悪】
《連声(れんじょう)で「ぜんなく」「ぜんまく」とも》
[名]善と悪。よいこととわるいこと。また、善人と悪人。「善悪の区別」
[副]《「善であろうが悪であろうが」の意から》いずれにせよ。また、とにもかくにも。是が非でも。
「これからは、否でも応でもよい所へありつくるほどに、―お供申すぞ」〈虎清狂・猿座頭〉
◆ぜひ‐に【是非に】
[副]
1 どんなことがあっても。ぜひとも。「是非に出席を願う」
2 むりに。しいて。
「―婿を取るならば、おかちが命はあるまいぞ」〈浄・油地獄〉
◆是非(ぜひ)も無(な)・い
当否や善悪の判断をするに至らない。しかたがない。やむを得ない。ぜひない。
◆是非(ぜひ)に及ば◦ず
当否や善悪をあれこれ論じるまでもなく、そうするしかない。どうしようもない。しかたがない。やむを得ない。
◆ぜひない【是非ない】
( 形 ) [文] ク ぜひな・し
① やむを得ない。仕方がない。ぜひもない。 「懇望されて-・く役員をひきうける」
② よいも悪いもない。善悪を論ずるまでもない。 「 - ・く御坪のうちへやぶり入り/平家 5」
③ いうまでもない。もちろんである。 「物狂ひの出で立ち、似合ひたるやうに出でたつべき事-・し/風姿花伝」
◆ぜひ‐な・い【是非無】
〘形口〙 ぜひな・し 〘形ク〙
① 善悪にかかわらない。よいわるいの判断を持たない。ひたすらである。
※栄花(1028‐92頃)岩蔭「中宮は若宮の御事の定りぬるを、例の人におはしまさば、ぜひなく嬉しうこそはおぼしめすべきを」
※太平記(14C後)八「兵四人進み出て数千騎扣(ひか)へる敵の中へ、無二是非一(ゼヒなク)打って懸りけり」
② しかたがない。やむを得ない。是非もない。
※大乗院寺社雑事記‐文正元年(1446)一〇月五日「大和・河内両国物忩、無二是非一次第也」
※評判記・吉原讚嘲記時之大鞁(1667か)みはる「御ひまをとへば、だんだんやくそくつづきて、此月中はならずといふ。さてもぜひないこんだ」
③ 当然である。いうまでもない。
※風姿花伝(1400‐02頃)二「物狂の出立、似合ひたるやうに出立つべき事、ぜひなし」
◆がんぜない【頑是無い】
( 形 ) [文] ク ぐわんぜな・し
① 幼くてまだ物事の是非・善悪がわからない。幼くてききわけがない。
「未だ頑是無い三歳の春の御嬢様を/火の柱 尚江」
② あどけなく無邪気だ。 「幼児の頑是無い笑顔」
◆ぜ‐ひ【是非】
[名](スル)
1 是と非。正しいことと正しくないこと。また、正しいかどうかということ。「是非を論じる」「是非を問う」
2 物事のよしあしを議論し判断すること。批評すること。
「新聞が全紙面を埋めて是れを―する位じゃないか」〈荷風・ふらんす物語〉
[副]
1 どんな困難も乗り越えて実行しようとするさま。どうあっても。きっと。「計画を是非やり遂げたい」
2 心をこめて、強く願うさま。なにとぞ。「是非おいでください」
3 ある条件のもとでは必ずそうなると判断できるさま。必ず。きまって。
「尾端の所から喰ふ様にすると、―跡へよい所が残る」〈松翁道話・一〉
◆ぜん‐あく【善悪】
《連声(れんじょう)で「ぜんなく」「ぜんまく」とも》
[名]善と悪。よいこととわるいこと。また、善人と悪人。「善悪の区別」
[副]《「善であろうが悪であろうが」の意から》いずれにせよ。また、とにもかくにも。是が非でも。
「これからは、否でも応でもよい所へありつくるほどに、―お供申すぞ」〈虎清狂・猿座頭〉
◆ぜひ‐に【是非に】
[副]
1 どんなことがあっても。ぜひとも。「是非に出席を願う」
2 むりに。しいて。
「―婿を取るならば、おかちが命はあるまいぞ」〈浄・油地獄〉
◆是非(ぜひ)も無(な)・い
当否や善悪の判断をするに至らない。しかたがない。やむを得ない。ぜひない。
◆是非(ぜひ)に及ば◦ず
当否や善悪をあれこれ論じるまでもなく、そうするしかない。どうしようもない。しかたがない。やむを得ない。
◆ぜひない【是非ない】
( 形 ) [文] ク ぜひな・し
① やむを得ない。仕方がない。ぜひもない。 「懇望されて-・く役員をひきうける」
② よいも悪いもない。善悪を論ずるまでもない。 「 - ・く御坪のうちへやぶり入り/平家 5」
③ いうまでもない。もちろんである。 「物狂ひの出で立ち、似合ひたるやうに出でたつべき事-・し/風姿花伝」
◆ぜひ‐な・い【是非無】
〘形口〙 ぜひな・し 〘形ク〙
① 善悪にかかわらない。よいわるいの判断を持たない。ひたすらである。
※栄花(1028‐92頃)岩蔭「中宮は若宮の御事の定りぬるを、例の人におはしまさば、ぜひなく嬉しうこそはおぼしめすべきを」
※太平記(14C後)八「兵四人進み出て数千騎扣(ひか)へる敵の中へ、無二是非一(ゼヒなク)打って懸りけり」
② しかたがない。やむを得ない。是非もない。
※大乗院寺社雑事記‐文正元年(1446)一〇月五日「大和・河内両国物忩、無二是非一次第也」
※評判記・吉原讚嘲記時之大鞁(1667か)みはる「御ひまをとへば、だんだんやくそくつづきて、此月中はならずといふ。さてもぜひないこんだ」
③ 当然である。いうまでもない。
※風姿花伝(1400‐02頃)二「物狂の出立、似合ひたるやうに出立つべき事、ぜひなし」
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