BIG ART壁画プロ養成所

旧・かすかべ壁画塾。6ヶ月間・週6日間・全日制の壁画プロ養成所。壁画の研究や技術開発、普及活動をめざしています。

壁画を仕事にすること

2009-04-20 12:59:12 | 講師から

奥村 昇(クリエイティブ・プロデューサー)  担当:コンセプトワーク

壁画を仕事にしていくには、人々の抱えている問題や悩みを壁画で解決して喜んでもらうということです。むやみに売り込んでも売れるものではありません。そのためにはまず、人が困っていることを探すことから始めましょう。
例えば、「店のイメージが悪い」「店に入りにくい」「部屋が狭いので広く見せたい」「人通りを増やしたい」「落書きや痴漢をなくしたい」「幼稚園なのに子供らしさ、楽しさがない」・・・・等々、枚挙にいとまがありません。

次に、どうすれば壁画を使ってこれらの問題を解決できるかを考えてみましょう。色やタッチ、遠近法、目の錯覚、ストーリー性などあらゆる視覚的技法を駆使することで、人の心理に作用してネガティブイメージからポジティブイメージに変えていくことができるのです。それこそが、壁画の平和利用、社会的活用なのです。

私は、長年「壁画の需要開発」と取り組んできました。壁画を、単なる平面の絵画としてとらえるのではなく、空間を演出する最大の武器ととらえたらどうでしょう。壁画を「空間価値の創造」という視点で見直すと、無限の可能性が広がって行きます。

既存のモノを視点を変えてとらえ直し新しい価値を創造することを「コンセプトワーク」といいます。いくら高度な壁画技術があっても、ただきれいになっただけでは何も意味がありませんし、お客様にも喜んでいただけません。
存在価値を失った建物建物や空間に全く新しいコンセプトで「新しい価値の空間」として命を吹き込むことで、「イメージ・リノベーション」という時代を先取りした仕事が目の前に待っているのです。

さあ、一緒に新しい「ウォールアート」「ウォールデザイン」の時代を切り開いていきましょう!

【Profile】
1950年熊本県まれ。東海大学航空宇宙学科中退。以後、映画やTV、演劇の世界を経て流通業界に大転身。店長、バイヤー、販売促進、経営企画等を10年間経験して、VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)のスピンへ入社。三洋電機や資生堂の商品開発や売場開発で数々の実績を残す。
1993年に独立して、壁画制作会社(有)ビッグアートを設立。2000年頃からデザイン塗装や立体造形を含めたウォールアートにシフト。現在も店舗や幼稚園を中心に戦略的な空間演出デザインに取り組み、クリエイティブ・プロデューサーとして異色のキャリアを武器に第一線で活躍中。今後は、ウォールデザインという新・ジャンルの確立に奮闘。

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