咆哮

負け犬の遠吠えかも…
最近「負け犬」が流行り言葉になってしまったので「落ち武者の歯軋り」とした方がいいのかも…

『ネバーランド』

2005年01月18日 23時36分34秒 | 映画
私はこの手の作品の感想を書くのが凄く下手というかメチャクチャ苦手なのでコメントはあえて書きませんが、今年最初からいい映画観させて貰いました。
ということで採点だけ…。


あっ、ついでに今年に入って観た作品のコメントなしで採点だけ上げますと

・『フル・フロンタル』(BS録画):
・『マイ・ボディガード』(劇場鑑賞):
・『イルマーレ』(BS録画):
・『ヴァン・ヘルシング』(劇場鑑賞):

今後コメントなしの作品は、このようにまとめて採点だけ掲載いたします。

『バウンス ko GALS』

2005年01月18日 21時46分55秒 | 映画
私の天敵(?)ともいえる原田眞人監督作品(1997)なんだけど、基本的にこの人の企画に対してはいつも興味津々であるということだけは告白しておこう。(笑)
この作品も興味はあったのだけど見逃した作品でやっと観れた。
で、感想はというと非常に面白かった。f^_^;;

でも、この監督作品を素直に褒めるのは悔しいので、私流にケチをつけながら話を進めよう。
この作品って、一見いかにも時代を切り取り風俗や若者をリアルに描いて、今(その時代)を表現しようと試みているかのように見えるが、個人的にこれはこの監督の悪い癖だと思う。ハッキリ言って、ここに描かれているのは今の少女達では全くなく、たんに作り手(オヤヂ)の理想というかこうであって欲しいという幻想の少女達でしかない。(この辺り対象が違うだけで、構造的には私の大嫌いな『金融腐蝕列島[呪縛]』と同じだね。)

観ていない人達にもっと分りやすく説明すると、去年のヒット作『下妻物語』と作風や売り方は全く正反対なのに、テーマは殆ど同じ作品なんだよ。だったら素直にあのようにストレートに描けばいいのに、外面は色々と社会問題やら薀蓄を絡ませながら社会派作品っぽく仕上げてしまっている。なのに本質は全然リアルではない。現実はもっと空虚で殺伐としているよ。
でも、だから見てて気持ちいいんだけどね。社会派ぶった、人情話を撮るなよ。まあ、ホント困った人(原田監督)だ。(苦笑)