恩師の命日

昨日は、大尊敬していた方の命日でした。

もう15年くらい前のお話です。
介護の仕事に夢中になっていた頃、お年寄りにとって、より良いケアを求めて学会に行った際、素晴らしいケアを発表してくださり、感動して、もっと話を聞きたい！って思った施設のお方。

その方は、かなりのイケメンでした。
そのような方が、お年寄りのケアの学会の壇上に上がったことも大きな話題でしたし、お年寄りのことを、こんなにもしっかりと考えてることにも感動しました。

当時、一緒に働いていたスタッフのお陰で、その方の勤める施設に見学に行けることになりました。

奈良の東大寺近くにある施設の中をじっくりと見て、お年寄りと同じ温かい手作りの食事を食べ、夜は施設の離れで遅くまで語り合いました。

そして、翌日は観光案内して下さいました。モーニングは、お気に入りの喫茶店に連れていってくださり、分厚くてシナモンたっぷりのトーストを食べました。
東大寺を案内してくださって、大仏様に力をいただいたなぁ。二月堂から見る景色も最高でした。

何よりも彼の笑顔に、私たち皆、メロメロでした♪

帰ってから、よし！頑張るぞ！って張り切って、施設の改革に乗り出していた矢先、その恩師は不慮の事故で、あっという間にいなくなってしまいました。

呆然自失です。泣きました…

でも、休んでいる暇はない！彼の遺志を、想いを、私たちの施設でも実現できるよう、必死の毎日でした。

寄り添うケアの原点です。

…あの、小寺さん。
私は仕事が変わりましたが、「寄り添って個別ケア」の心は変わっていません。まだまだ未熟者ですが、私、ある程度はできているでしょうか。

これからも見守っていてください。
初心忘れず、歩み続けます！