『ベースボール不要論』

[副題]~大マスゴミと野球(よきょう)/現代日本の致命傷~
[副々題]~がんばれ日本! なくなれ読売!!~

第2章 どうしてこんなに野球なの? 私の勝手な推測① 日本の男は「へなちょこ」である!!![2]

2005年04月03日 | 第2章
[2]

〈①日本の男は「へなちょこ」である!!!〉

 長ズボンをはいて、帽子をかぶって、ベルトなんかも締めちゃって、ほとんどのプレーヤーがほとんどの時間、ほとんどジーッとして動かない。これが野球というボールゲームの決定的な特徴です。つまり、「すこぶる不活発」。

 サッカーやラグビー、アイスホッケーなどとはまったく比べものになりませんね。ピッチャーはせわしなくボールを投げますが、他の選手たちの動きはきわめて少ない。突っ立っているか、ベンチに座っているか、だいたいこの二つです。

 激しく走り回ることなどほとんどありません。相手の選手と激しくぶつかることも滅多にありません。

 試合中、だれかがコンタクトレンズを落とせばみんなで探し、ヘッドスライディングでパジャマが、いやユニフォームが汚れたら、試合を止めて泥をおとす。その間、他の人たちはジーッと待っています。ピッチャーの肩のみがキツイだけで、あとは私たちがふだん病院や金融機関などで順番待ちしている状態とたいして変わりません。

 ベースボールは「ときどき動く」「ときどき走る」という、きわめて運動量の少ない、とても平穏で悠長なボールゲーム。すなわちとっても「楽ちん」なスポーツです。野球の試合を一試合するより、ピンクレディーの歌を一曲歌って踊るほうが疲れるのではないでしょうか?

 この「激しく動く必要がほとんどない」「きわめて不活発」「おおむね楽ちん」という決定的な特徴に、きっと多くの日本人男性がここぞとばかりに飛びついたのだろう、というのが私のまず第一の推測です。この不活発なボールゲームは、多くの日本人男性にとってまさに好都合だったのでしょう。

 それでは、とても言いにくいのですが、ザックリと言い放ってしまいましょう。言う必要があると信じています。勇気を振り絞り、ザックリと言わせていただきます。

  日本人男性は「へなちょこ」である!!!

 はい、ザックリと言わせていただきました。スッキリしました。でも、もう少し正確に言ったほうがいいでしょうね。日本は他国と比べ「へなちょこ男」がかなり多い。いや、もっと正確に。わが国の場合、全男性に占める「へなちょこ比率」が他国と比べてかなり高い。これでよろしい?

 かなり挑発的な物言いですね。でも、当たっていると確信しています。図星だから、おそらくクレームがたくさん寄せられることでしょう。人間というのは本当のことを指摘されるとムキになって怒ります。(つづく)

  × × × × ×