Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

「URUSHI BOX」の展開

2020-07-26 17:04:52 | エキチカの漆市

盛岡市で製作活動を行う寺嶋剛弘氏の製作する「URUSHI BOX(ウルシボックス)」。

 

 

 和紙と漆で製作された「箱」で、プラスティックを使わない、新しいパッケージ・ステーショナリとして製作しています。

 

 今年度後半に新シリーズが登場いたします。

 新シリーズは、材料に「花巻市産成島和紙」「岩手県北産産漆」を使用します。

 原材料・作り手、皆の顔が見えるプロダクトを予定しています。

 

 原材料である「成島和紙」は東和町(現花巻市)で300年以上の歴史のある和紙製法です。

 かつては南部藩の御用紙だったようです。

 「最北の和紙」といわれています。

 

 下画像は「和紙工芸館」です。

 

 

 

主に作業は農閑期の冬に行われるのですが、体験が可能です(現在はコロナの影響もあり要問合せ)。

 

 

下画像、紙の原料になる「楮(こうぞ)」。

 

 

 

 

上画像、染色された成島和紙。厚手で丈夫。また紙の繊維がきれい。

 

 

上画像、試作製品。和紙繊維の整った感じ、岩手県北産漆(素黒目・朱)の質感がうまく出ています。

また作家の製法・製作技術もアップグレードしています。

今冬発売に向けて、現在試作を行っています。また詳細お知らせいたします。

企業様向けのオーダー品・業販品パッケージの製作も企画しています。質問点などありましたらコメント欄よりお知らせください!

また詳細お知らせいたします。


花巻おもちゃ美術館

2020-07-24 07:44:10 | エキチカの漆市

花巻市の「マルカンデパート」。百貨店としては閉店しましたが、現在はマルカンビルとしてレストランなど営業しています。

 

 

その2階に「花巻おもちゃ美術館」がオープンしました。

運営は小友木材店

私はプレオープン期間にお邪魔しました。

 

 

入口はホテルのよう。

 

 

入ってすぐに思ったのは「説明書」がほとんどないこと。

遊び方は専任の「おもちゃ学芸員」が指導してくださるとのこと。

 

 

また、天井の配管が見える施工なのですが、木材とのミスマッチが自然で面白いと感じました。

 

 

下画像、多彩な樹種で組み合わせられた床材。画像中央の黄色い木材は漆です。

 

 

 

 

「収穫の森」木でできたたくさんの野菜果物が!私は下下画像のタケノコの収穫が面白かったです。無垢木材のタケノコの重さが絶妙です。

 

 

 

 

 

けん玉コーナー。漆のけん玉もありました。

 

 

下画像。わんこそばをイメージしたオセロ盤。これは漆で塗ってみたい・・・

 

 

 

 

 

 

ほとんどすべてのおもちゃが手に取って遊べますので、腰を据えると時間がいくらあっても足りません。

またどの遊具もこだわりがあり斬新で、もっと写真を撮りたかった・・・

エキチカの漆市では、秋に向けて遊具の漆塗りを行います。この施設に関われることは、とてもうれしい。

スタッフ一同気合いを入れて作業に臨んでいます。


春先からこれまで

2020-07-23 18:11:58 | エキチカの漆市

エキチカの漆市活動ですが、かなり厳しく、とても寂しい展開になっています。

 

 

ですが、いろいろな、たくさんの仕掛けを、春先からいままで組み込んできました。

 

 

収穫はもうすこしさきで、それまで這ってでも進まねば。

 

 

 

 

鉛のクツで歩くような時間、重くて転びそうだけれども、作家一同前を見て進みたいと思っています。

 

 


2020-07-22 15:58:34 | 日記・日常

毎年鉢植えのグレープフルーツにアゲハ蝶がタマゴを産む。

今年も来た。

 

幼虫の状態ではどんな蝶になるか私にはわからない。

 

 

大きくなったのは5匹で、それぞれサナギになった。

 

 

朝方、サナギに蝶の模様が透ける。これは、スタンダードなアゲハで、そろそろ羽化するな。

 

 


バンタム・ファントム・インターナショナル

2020-07-01 15:04:39 | フライフィッシング

1980年代前半(もしかしたら70年代後半から?)に販売されていたフライリールのうち、

シマノ「バンタムフライMODEL730」 Shimano "BantamFLY MODEL730"

ダイワ「ファントム♯805」 Daiwa "Phantom #805"

シェクスピア「インターナショナル2851」 Shakespere "INTERNATIONAL 2851"

いずれも♯3/4ラインに丁度よいサイズ。シマノダイワは最小サイズだと思いますが、シェイクスピアはさらに小さい2850があるようです。


上下画像はダイワ「ファントム♯805」

なぜか三台のうち一番「やわらかい、やさしい」印象があります。

ハンドルは木製で、マイナスネジで留めた後金属パーツで蓋をしてあります。

背面のノブは回転のテンションを可変させるドラッグ調整。

また背面には文字が多く打刻されており、現代のレーザー刻印と異なる印象。


 

上下画像シェクスピア「インターナショナル2851」

前面他の二機種と異なりスジボリがなく、ハンドルが黒い樹脂製でクールな印象。

画像ではわかりにくいのですが側面にスジボリがあり黒くラインが入ります。

背面のノブはドラグではなくスプールをフリーにする仕様。フライフィッシングではあまり使わない仕組みです。


上下画像シマノ「バンタムフライ730」画像ではわかりにくいのですが、少しグレーがかったメッキ仕上げ。

スジボリが全面と側面にありますが塗装されていないようです.。が、スジの中のメッキが明るく見え、アクセントになっています。

ドラッグ調整機能はありません。

一番の特徴は背面に施された穴あけ。文字とリベットを避ける穴配置が面白いです。