Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

Super-Takumar 28mm F3.5

2014-06-30 11:49:51 | 写真

   

   旭光学(現ペンタックスリコー)のタクマーレンズ28mm F3.5。

  私が持っているのは1965~75年の間に製造された後期型。

  28㎜は広角だけど、私の使っているミラーレス機に組み合わせると、

  倍の56㎜になります。ちょっとした中望遠レンズです。

  

  

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  はっとする写真が撮れるので、最近お気に入り。

  

  

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   ミラーレス機に取り付けるためのアダプターには、

   マクロ機能がついていて、接写も可能。

  

  

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  オートフォーカスは効かず、手でピントをあわせるのですが、

  被写界深度(ピントのあう幅)が広く、失敗は少ないです。

  

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  とても重いのですが、金属とガラスの質感・重量感は、

  撮っていて気持ち良いです。

  

  

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傷見(きずみ)と木固め

2014-06-28 16:55:10 | 漆と漆器

  

  

  木地師さんに発注していた新しい椀の木地が到着。

  

  まずは傷見(きずみ)をします。

  一個一個天然の木から削り出された木地は、一つ一つ個性があります。

  同じ工程で塗ると、製品差・個体差のようなものが出てきます。

  傷を見ながら、完成時の製品差・個体差を均一に近づけるために、

  個性ごとに仕分け、それぞれの工程を検討します。

  塗りの作業工程の中で、重要な、時間のかかる作業です。

  

  

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  傷見を終えたら、少しだけ木地を調整(削ったりやすったり)して、

  木固め(きがため)をします。

  木地に漆を含浸させ、防水性、強度を上げます。

  今回は黒く染めます。

  

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  カーボンや顔料で漆を黒くする方法もありますが、

  私は松煙(しょうえん)を使います。

  これは松材を燃やした時に出る煤で、非常に粒子が細かく、

  また人体に無害のようです。

  生漆(漆のほぼ採れたままの状態)に松煙を混ぜ、いくつか別種の

  漆もブレンド、テレピンで希釈し、木地に含浸させます。

  

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  私の場合、漆が硬化後、表面を空研ぎしてもう一度木固めしています。

  


草に覆われる前に

2014-06-27 21:21:05 | フライフィッシング

  

  

  草が高くなると、このポイントにはいいサイズの岩魚がつく。

  去年は三回かけて、三回ばらした。

  一回目はかかりが浅くて針が外れ、

  二回目三回目は草の下にもぐられてハリスが切れた。

  今日は作戦を立てて慎重にいく。

  

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  手前の早い流れにラインを乗せるとドラッグがかかってしまうので、

  ギリギリまで近づくが、近づく前にフォルスキャストでクモの巣を

  はらっておこう。

  左から生えた草と右から生えた草との間はかなり狭いので、

  風のない瞬間に素早く打ち込もう。

  ティペットは4Xにして、魚をかけたら一気に取り込もう。

  ネットも準備しておこう。

  

  

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  魚をかけるまでは作戦通りだったが、

  かけた岩魚は私の足元を通り一気に下流に走ってしまい、

  取り込みは難航。でもティペットを太くしておいて良かった。

   

  

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  今週末には草がポイントをトンネル状に覆ってしまい、

  釣りにくくなってしまうと思う。

  釣れて良かった。