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大好きなヴィンテージコンパクトやなんか好きなこといろいろ

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素敵な映像!~「Beauty in colors」

2010-07-06 10:35:55 | Weblog
実は私、日常的にはとある本業に従事しておりまして…そのお仕事でお知り合いになった方から、とっても素敵な映像が届きました。
幻想的な音楽に乗せて、なんともいえない色彩の絵の数々がスライドされています。
それがこちら↓
Beauty in colors

アトランタの高校教師をしているリンダ・パウエル氏が描いたものだそうです。

日本でいうところの自然を愛でる「花鳥風月」を思わせる映像と音楽で、とっても素敵ですし、なんとなく癒されるんですよね。

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ストラットン・クィーンタイプの裏側

2010-04-28 00:36:28 | ストラットン
ストラットンの数あるコンパクトの中でも、特にクィーンタイプは、ヤフーオークションをはじめ骨董市などで入手される方も多いかと思います。
私の感触としては、プリンセスタイプより市場に出回る頻度が多いように思うのですが、それはクィーンタイプがつくられた年代にも関係しているのかもしれませんね。

クィーンタイプが作られるようになったのは、70年代から。ルースパウダーより固形パウダーが主流になりつつある時代で、それに合わせてルースパウダーと固形パウダーのコンバーチブルタイプとして開発されたコンパクトなんですね。コンパクトも、ケースメーカーのものはほとんど市場から姿を消し、大半は化粧品メーカーのもの。そのような中で、コンパクト専門のメーカーとしては、ストラットン一社ががんばっていた時代ともいえます。

私自身、ストラットンのコンパクトを実際に店頭で見かけた記憶というのは、実はほとんどないんです。母親がプリンセスタイプをひとつ持っていたので、ストラットンのコンパクトにはとても馴染があったのですが、そのコンパクトというのは、海外旅行のお土産で頂いたものだと思うのです。
デパートのいわゆる特選品売場や舶来品売場で、取り扱っていたところもあったのかもしれませんが、私には見かけた記憶がないんです。

私が生まれ育った町は、神戸なのですが、神戸で唯一目した記憶があるのが、三宮センター街にあった今はなき「ミッチャン」という並行輸入のお店ではなかったかなと思うのです。
店頭入って、すぐ右にあったショーケースの中に、確か見かけたような…。

1ドル360円の時代が長く続いていたこともあり、ストラットンのコンパクトは、日本で手に入れるとすると当時でさえ10000万円はしていたのではないでしょうか。
正確な金額はわからないのですが、以前、リップケースに免税額としての値段が貼られていて、おおよその金額を当時の為替レートで換算したところ、約4000円くらいだったんですね。免税額でその金額ですから、正規のルートで輸入したとするなら、5000円から6000円くらいはしたのではないでしょうか。リップケースでその金額ですから、コンパクトはやはり1万円はしただろうと考えられます。

クィーンタイプが出る以前の内蓋式プリンセスタイプが主流だった60年代頃は、とても国内で売れるような金額のものではなく、国内で目にすることはほとんどなかったのではないでしょうか。その当時のプリンセスタイプが日本国内で出てくるとすれば、ほとんど海外からのお土産品だろうと思われます。

70年代を経て80年代になると円高になり、日本のデパートでも仕入れるようになったのではないでしょうか。その頃のクィーンタイプが、よくヤフーオークションでも出てきているように思います。ウェッジウッドのシリーズなどは、特にその頃のものだろうと思います。

実は、そのクィーンタイプ、70年代から80年代と微妙にマイナーチェンジされてきておりまして、それは裏側の型押し模様をみるとだいたいの年代がわかります。

まずは70年代のクィーンタイプ初期の頃のもの。裏側はこんな感じです。


星印は、ストラットンの裏側の型押しに長く使われてきた、いわばトレードマークのようなものです。
クイーンタイプの中では、この初期のものは、意外と少ないように思われます。出始めのころは、まだプリンセスタイプが主流だったんでしょうね。

そして、クィーンタイプで最もよく見られる裏側の型押しが、これ↓。


トレードマークのお星様は消え、ボーダー状の模様になります。
この裏側の型押しの目的は、キズを目立たせない目的だと思うんですね。コンパクトは、固いテーブルの上に置くことが多いので、どうしても裏側の擦れは避けられないもの。ツルツル状態ですと縦横無尽に擦れキズが入ってしまいます。それを目立たなくするには、型押し模様などで艶消し状態にする必要があるんですね。実際、初期の星印よりもこのタイプのほうが擦れキズは目立ちにくいと思われます。

そして、クィーンタイプ最後の型押し模様というと。


さらに型押しが複雑になってボーダーから格子状へと強化されているのです。この型押しは、現行モデルのストラットンの裏側でも使われています。

コンパクトの一時代を担ったストラットン。その主流は、やはりプリンセスと、クィーン
でしたが、これらのコンパクトは、今ではもう作られておりません。

経営統合などを経て、ストラットンの名前は残り、コンパクトもつくられていますが、残念ながら当時のデザインはほとんど継承されていないのです。あの画期的なストラットン社が特許までとった、内蓋のセルフオープニングの技術も使われなくなってしまっているのです。

しかし現行モデルのコンパクトは、ヴィンテージのものに比べて軽量化され、そしてシフターなしでもルースパウダーを入れられるほど気密性が高くなっております。実用的には決してヴィンテージに劣るものではないのですが、でも古き時代に多くの女性の心を捉えた憧れのストラットンのコンパクトの豊富なデザインは、時代を越えて再び、さらに希少価値を高めて、一層憧れのコンパクトとして輝きを増し、女心を捉えているように思えますね。

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ストラットンの鏡

2010-04-19 21:36:43 | 
仕入れたコンパクト、いざ実物が届いて手にとったとき、一番気になるのが実は鏡なんですね。
昨日アップいたしました彫金柄のストラットン、とても人気が高くしかも珍しい素敵なコンパクトなのですが、もともとの鏡は、くすみが鏡全体に広がり、まるで霞か霧の中で鏡を覗いているかのような映り具合。迷わずこちらは修理に出しました。





今回はストラットンの鏡でしたが、ストラットン以上に鏡に問題が多いのは、アメリカ製のコンパクトです。アメリカ製のコンパクトは、ほとんどが接着剤で貼り付けられていることが多く、その接着剤も現代ほど質の良いものではないため、接着力が弱まって鏡を映すための大切な裏側の銀膜とともに剥がれてしまったり、また経年により化学反応を起こしていたりと、ひどく劣化してしまっていることが多いんですね。

しかもです、アメリカ人らしい大らかさというか、大雑把さというか、接着剤の塗り方がなんというか、いかにもおざなりだったりすることしばしば。剥がれて完全に外れてしまった鏡の裏側、その接着剤の使い方たるや、もう笑ってしまいそうなほどの、すごい塗りつけ方なんですね。
アメリカ製のコンパクトは、とってもゴージャスでいっぱいの華やかなデザインのものが多く、私もそのデザインが大好きで、いつも目移りするのですが、こと「鏡」に関しては残念なことが時々あります。

ところが、英国ストラットンの場合は違います。
まず驚きなのが、鏡にしてもフレームの装着ににしても、接着剤はまったく使われておりません。私が修理を依頼した鏡屋さんも驚愕するほど、実に精巧につくられたコンパクトなのだそうです。
鏡と本体の間には、薄いスポンジや厚紙を挟んで鏡がのせられています。そしてその上からフレームがしっかり押さえられているのです。それがものすごく精巧にできているそうで、本当に驚かれ、しかもその材質は、おそらく鋼(はがね)だろうとのこと。

ヴィンテージコンパクトに多く使われる材質としては、古くはニッケルやシルバー、そして次に真鍮といったところでしょうか。ニッケルは強度に弱く、シルバーは価格が高くなり、真鍮は丈夫だけれど重い。それぞれに難点がある中で、ストラットンは合金の「鋼」を使うようになったのでしょう。強度がありながら軽い。あえて難点を言えば錆びやすいということだそうですが、その点は、あの眩いばかりの美しいメッキをしっかり施すことでカバーしたということでしょう。
時々、経年による青い錆びがみられることがありますが、メッキの上からの錆びであれば、磨きによってほとんど除去できます。しかしメッキが剥がれたところの錆びや変色は、磨いてもとれないです。

ところで欧米の鏡は、そのほとんどが1ミリの厚さで、日本の鏡が2㎜というのに比べて、大変薄いものが使われています。その1ミリの厚さの鏡であっても、切り取った縁はきちんとヤスリがけや面取りが施され、さらに古いストラツトンのプリンセスなどでは、さらに映り込みの磨きがかけられていることもあったりと、現代の日本の鏡屋さんですら驚愕するほどの素晴らしい技術なのだそうです。
私は個人的に、この映り込みの磨きで仕上げられた鏡が大好きなのですが、アメリカ製のものではほとんど見られないんですね。私が扱ってきたコンパクトの中では、ストラットンの古いプリンセスタイプと、あと今も在庫として持っておりますスイス製のクリスチャンディオールのコンパクトのみではないかと記憶しております。




しかし、残念ながら、クリスチャンディオールの鏡もそうですが、経年からの劣化に耐えられず、黒ずみやくすみなどが出てきてしまっているものが少なくありません。

この黒ずみの劣化、鏡屋さんの話によると銀の黒ずみだそうで、要するに鏡は簡単にいえば硝子に裏側から銀が吹きつけられ(銀引き製法)で、結局、その裏側に吹き付けられた「銀」が時間の経過とともに黒ずんでしまてっているというものなのだそうです。銀製品によくあるあのまさに黒ずみ現象が鏡の裏側で起こっているものなのだったんですね。

鏡屋さんは言います、
「鏡は消耗品だからね」
と。

本当にそうなんですね。

ヴィンテージコンパクトを、将来のアンティークとして見る場合は、もちろん少々の劣化があっても古い鏡はそのまま価値があるのかもしれません。でも、今、実際に日常的にお使いになる場合は、できるだけ劣化のみられない、できるだけ「くすみ」や「黒ずみ」のないものであることが重要だろうと思います。
なんせお顔を映すものですから。大切なお顔に、鏡の劣化が重なって映るのは、やっぱりいいはずないですよね。

逆にいえば、ほとんど大きな問題がない状態のヴィンテージコンパクトの鏡は、希少価値が高いともいえます。仕入れたお品物が届いて、綺麗な鏡を確認すると、おーこれは奇跡だ…と、いつもつぶやいてしまっている私です。

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ストラットン・固形パウダー用アジャスターセット

2010-02-14 18:19:06 | ストラットン
アジャスター&パフのセットの単品販売にともないまして、アジャスターについての記載を独立させることにしました。

こちら、クィーンのコンパクトに必ずしても付いているとは限らないのですが、とても便利なアジャスターが付いている場合があります。
小さめのレフィルを固定させるための枠なんですね。プラスチック製で、網が貼られてり、シフターにも代用できるようになっております。


この枠を先にセットしておきます。


次に、約5.7cmのレフィルをセットしてみます。



アジャスターのおかげで約5.7cmのものが、ほぼジャストサイズで固定されます。



最近の固形パウダーは、どちらかという約5.7cmに近いサイズのものが多いでしょうか。ただし、5.7cmよりさらに小さいサイズになると、フレームを抜けて飛び出してしまいますので、やはり粘着シートなどで固定する必要があるでしょうね。
(実際、この5.7cmのレフィルも飛び出しこそしませんが、フレームを閉じた状態からはめ込むことは可能でした)

クィーンタイプは、70年代以降になるそうですが、そのクィーンが製造販売された歴史の中でも後半の頃に、従来のシフターに加えて、この枠が付けられるようになったようです。
あと、最近のストラットンコンパクトにも、付属されているようですし、また単品としてもね販売されております。ということで、AMEMONE SELECTでも仕入れさせていただくことにいたしました。
ただし、クィーンタイプ付属のアジャスターは現在のものと比べて、微妙にサイズが大きく、現在のストラットンのものにはセットできませんでした。
逆は大丈夫です。つまり現在のアジャスターは単品別売品も含め、クィーンタイプにセットできます。

ストラットンクィーンは、鏡が大きくてパフもきちんと収まるのでとっても実用的。しかもとってもゴシャース。
だけど、最近の市販されている固形パウダーは、だいたい小さめのサイズのものが多いですからセットにお困りの方も多いはず。ぜひこちらをご活用いただきたいと思います。



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女王様コンパクト☆stratton★ストラットン☆『The Queen』

2009-05-23 15:17:24 | ストラットン


ストラットンのコンパクトのデザインは、その全体を把握しきれないほど種類が豊富なわけですが、とりわけ人気なのは『The Princess』と『The Queen』ですね。
どちらも花弁形にデザインされた優美なコンパクトは、時代を超えて女心を捉えて離さないようです。

画像だけでは、プリンセスなのかクィーンなのか、なかなかわかりません。
しかし実際に手にとると、大きさも重さも仕様も違っています。
画像左の大きいほうが女王様、『The Queen』ですね。
プリンセスとの違いについては、「stratton・プリンセス『The Princess』とクィーン『The Queen』」をご覧下さい。

既にプリンセスについては、「姫コンパクト☆stratton★ストラットン社☆『The Princess』」にて、細かい仕様を紹介させていただいており、続いて、クィーンのコンパクトを紹介しなければ…と思いながら、ついつい時が経過してしまっておりました。
そうこうしているうちに、「ストラットンのクィーンを探しています」というお客様からのお声が届いておりまして、いよいよやらねばと思い立った次第でございます。ま、前置きはこんなところにしておきまして、本題に。


「The Queen」は「女王」でありまして、その名の通り大きさからして堂々たる、まさにコ
ンパクトの女王様というわけでございます。

実はヴィンテージコンパクトって、画像で観るより実際に目にして手にとってみると、大柄な欧米人には不釣合いに思えるほど、意外と小振りなものが多いんですね。思わず「あらま!なんてかわいらしい」と微笑んでしまうほど。
しかし「The Queen」は違いますね。手にとってみても、実に存在感のある重厚なコンパクトです。
直径約8.5cm、重さは約108gです。
年代は、ルースパウダーから固形パウダーへと市場が席巻されてきた70年代以降だということです。



厚さは約1cmあります。プリンセスと比べても、立体的なつくりになっております。


そこそこ重いですし、大きさもあるので、バッグやポーチの中では多少かさばるかもしれませんが、なんといっても大きくて良いところは鏡です。とにかくお顔全体が映せます。プリンセスではそうはいきません。お顔のパーツパーツがやっとといったところでしょう。
長時間のお仕事など、外出先で1日1回はお化粧直しをしっかりするという方には、断然こちらのクィーンがお勧めですね。
余談になりますが、私アネモネ、むかーしむかーし学生時代、ホテルのラウンジでアルバイトをしていたことがあります。ヨン様主演の韓流ドラマで、「ホテリアー」というのがありましたが、ホテル業の1日とはまさにあの感じ。接客業で過酷な長時間の肉体労働。休憩時間はひと寝入りした後、とにかくみなさん、お化粧直しに余念がなかったです。そう、念入りな化粧直しが欠かせない方には、プリンセスよりクィーンがお勧めです。お粉もたっぷり入りますから、詰め替えの手間は少なくて済みますしね。


いよいよ、クィーンの最も特長的なところの説明に入ります。
クィーンタイプは、コンバーチブル(convertible)といって、固形パウダーと粉白粉(ルースパウダー)の両方に使えるような仕様になっております。しかも、メーカーによってサイズが違う固形パウダーのレフィルに、ある程度対応できるよう工夫されているのです。

アネモネの測定によりますと、固形パウダーレフィルは、直径5.8cm~6.8cm×厚さ約0.6cmまでのものがセットできます。

せっかくお気に入りのコンパクトをゲットしても、愛用のパウダーレフィルが合わなければ、どんなに綺麗なコンパクトも宝の持ち腐れになってしまいますものね。そうしたストレスを解消しようと苦肉の工夫をしてくれたのが、ストラットンのクィーンというわけなんですね。
ケースメーカーの生き残りをかけた、涙ぐましいまでの工夫。『The Queen』というネーミングには、ストラットンの威厳をかけたいろんな思いが込められているのかもしれません。

今回は、サイズの違う2種類の固形パウダーのレフィルを使って、実際にセットしてみました。
いずれも使いかけのレフィルで、お見苦しい画像の点をご容赦下さいm(_ _)m
上のレフィルを2つ並べた画像で、左の大きめのレフイルは直径6.7cmです。右側のレフィルは、約5.7cmです。厚さは、どちらも約0.4cm程度。




まず、左の直径6.7cmのものからセットしてみます。フレームの小さな留め具を右にスライドして外して開きます。内蓋式のコンパクトの内蓋を開くのと同じ要領です。そして、レフィルをセットします。



直径6.7cmは、ほぼジャストサイズのようです。


そして、フレームを閉じると、固形パウダーはしっかり固定されます。


フレームで押えられることで、レフィルの裏側に両面テープなどで接着しなくても、カタカタと動くことなくしっかり固定されております。



次に約5.7cmのものをセットしてみます。同じように、フレームを開いた状態で、セットしてみます。



見ておわかりのように、大きさが全く合っておりません。



そのままフレームを閉じます。



フレームを閉じると直径6.7cmの場合と同じように美しくセットされた状態に見えるというわけです。


ただし、サイズが合っていない分、このままではフレームの中で固形バウダーがカタカタと動いてしう恐れがあります。さらにしっかり固定させるためには、レフィルの裏側に粘着シートや両面テープなどを貼っておくと完璧でしょう。






あと、クィーンのコンパクトに必ずしても付いているとは限らないのですが、とても便利なアジャスターがあります。それがこれ。
これ、小さめのレフィルを固定させるための枠なんですね。プラスチック製で、網が貼られてり、シフターにも代用できるようになっております。


この枠を先にセットしておきます。


次に、約5.7cmのレフィルをセットしてみます。



アジャスターのおかげで約5.7cmのものが、ほぼジャストサイズで固定されます。



最近の固形パウダーは、どちらかという約5.7cmに近いサイズのものが多いでしょうか。ただし、5.7cmよりさらに小さいサイズになると、フレームを抜けて飛び出してしまいますので、やはり粘着シートなどで固定する必要があるでしょうね。
(実際、この5.7cmのレフィルも飛び出しこそしませんが、フレームを閉じた状態からはめ込むことは可能でした)

この便利なアジャスター、すべてのクィーンに付いてるわけではないようです。今回画像で紹介しているものに加えて、私がこれまで販売してきたクィーンのコンパクトでは他にひとつだけでした。
クィーンタイプは、70年代以降になるそうですが、そのクィーンが製造販売された歴史の中でも後半の頃に、従来のシフターに加えて、この枠が付けられるようになったようです。



ルースパウダーは詰め替えが面倒だし、粉漏れがちょっと心配。だけど、ヴィンテージコンパクトは使ってみたいという方には、まずはストラットンのクィーンがお勧めですね。さらに利点がもうひとつ。それはパフ選びに苦労しないということです。薄型仕様のプリンセスは、コンパクトにすっきり収まパフが限定されていて、これがなかなか厄介だったりします。しかしクィーンの場合は心配ご無用。、厚みがある程度ありますので、普通に市販されている携帯用パフであれば、ほぼ入ります。(ルースパウダー用の極厚パフはもちろん無理ですけどね)

冠婚葬祭といった小さいバッグのときにはプリンセスを、日常的にはクィーンを、そんな使い分けがいいかもしれませんね。

もちろん使わないで、観賞用に飾っておくのも最適です。
なにせ女王様ですから、そこにあるだけで、他に引けを取らない存在感のあるコンパクトです。


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鏡を見るマイラ~映画『哀愁』より

2009-04-05 17:04:21 | Weblog
お母さんが化粧をしている様子を見たりするのって、女の子はみんな好きなものですね。また母の目を盗んで、こっそりドレッサーに座って、たどたどしく口紅やアイシャドウを塗ったりって、女の子の登龍門みたいなもの。お化けみたいな顔になって、結局、母親に小言を言われながらクレンジングクリームで落としてもらう…みたいなこと、私もよくやらかしました。
その私の母が娘時代に嵌って三度も映画館で観たというのが、ヴィヴィアン・リーの『風と共に去りぬ』だったそうで、私も母の言葉につられて嵌りました。
私が初めて『風と共に去りぬ』を観たのは、中学生の確か二学期の中間試験の真っただ中のテレビ放映で、ヴィヴィアン・リーことスカーレット・オハラは、栗原小巻さんの吹き替えでした。
一夜漬けで乗り切るはずの試験勉強がまったく手につかず、試験中もスカーレットがあれからどうなるのか、そのことが気になって頭から離れなかったのを、そして試験が悲惨な結果だったこととあわせて、よーくよーく覚えています。
その母いわく、『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リーもいいけれど、『哀愁』のヴィヴィアン・リーはさらに美しかったと…。
私の年がバレバレですが、まだビデオが普及していなかった時代、私にとってヴィヴィアン・リーの『哀愁』は幻の映画だったんですね。それから10年以上の時を経て、『風と共に去りぬ』のスカーレットとは対照的に、運命に翻弄される薄幸な女性マイラを美しく演じるヴィヴィアン・リーを観るに至ります。母の言葉に嘘はなく、眩いばかりの美しさと、エレガントな身のこなしのヴィヴィアン・リーにため息がでした。(このサイトで映画のストリーに併せてたくさんの美しきヴィヴィアン・リーの画像が掲載されています)

そんな『哀愁』での、私にとって印象的なシーンがこれ。マイラが戦地に赴いている婚約者ロイの母親との対面を待つ緊張の中でのカフェの席、それがこの小さな鏡を覗くシーンです。



最近、あらためて『哀愁』を観たわけですが、時を経てあらためて観てみると、また違った見方をするものなんですね。
はじめてこの映画を観たときには、どうしてマイラは再会したロイとの結婚に踏み切らなかったんだろうと、単純に思ったものですが、でも、酸いも甘いも噛み分けざるを得ない年代になると、苦しい心模様がわかり、違って見えてしまうのが不思議です。

『哀愁の』マイラは、『風と共に去りぬ』のスカーレットとはまるで対照的に見えるキャラクターなのですが、今回あらためて観てみると共通点もあることに気づきます。
スカーレットは、プライド高き資産家の娘。欲しいものは何でも手に入れなかければ気が済まない、いわゆるタカビーですね。一方のマイラは、類まれな美貌を持ちながら、笑顔までもがもの悲しく、薄幸オーラなんですね。
ロイが結婚の許しを得るために、慌ててマイラに身上を聞くシーンがありました。唯一マイラが自分の生い立ちについて話すシーンのマイラの言葉によると、バーミンガムの生まれで、父親は学校の校長だったけれども、既に両親とも他界していると。(ちなみに、コンパクトの王者・ストラットン社は、このバーミンガムの地で創業されています)

しかし性格は対照的ながら、恋愛を成就できない不幸は、二人に共通しています。さらにもうひとつの共通点。スカーレットは、生きるか死ぬかの逆境の中、殺人に手を染めてまでも、一族とタラの地を守り、一方のマイラは、生きるか死ぬかの逆境の中、娼婦へと身を落とします。二人とも、生死の淵で人として大事なものを捨て、犠牲にしてしまうわけです。

『哀愁』は、1940年の映画で、物語は1917年という設定。マイラとロイとの出会いは、空襲のサイレンが鳴り響くウォータルー橋でのこと。避難所へ駆け出すバレエ団後方部にいるマイラの小さなバッグの蓋が突然開いて中味が炸裂します。散らばったバッグの中身を拾い助けるロイとマイラは、そのまま避難所でも一緒に過ごし、その夜のマイラのバレエ公演にロイが出向いて二人は恋におちていきます。
その日の別れ際、ロイはこんなことをマイラにつぶやきます。
 
ロイ 「会った時から気になっていた事だ
    君はまだ若くてきれいなのに
    人生に何も期待していない気がする」

マイラ「その通りよ」
 
人生に期待を持たないことで、心の平安を保っていたマイラですが、翌日、突然のロイの強引なプロポーズに、ついに心をときめかせてしまいます。しかし幸福の絶頂は一瞬のことで、彼女が恐れていた通り、運命の悪戯に翻弄され、そこから彼女は転落していきます。

実は今回気が付いたのですが、マイラが娼婦に身を落としたときにも、手鏡を覗くシーンがありました。さっきのシーンとはまるで表情が違います。



そしてこの直後に、戦死したものとあきらめていたロイに再会し、戦死は誤報であったことを知ります。マイラとの再会を手放しで喜び、またもやせっかちに結婚話を進めようと、ロイは電話をかけに席を立ちます。その合間、マイラは娼婦としての自らの装いを気にして、一生懸命に口紅を落とすシーンがこれ。



鏡は顔の表情を通して、心も映し出してしまうものなんですね。

ロイの家は名家で、このまま嫁ぐことができればマイラはいわば玉の輿の人生が待っているわけです。しかし彼女は、身を落としたことを隠し通すことがいたたまれなくなり、人生を悲観し、ついに哀しい結末を迎えます。

『哀愁』が公開された1940年は、第二次世界大戦が始まった頃で、ヴィンテージコンパクトが花開き始めた時代ですが、描かれているのは第一次世界大戦中ですので、まだ白粉コンパクトらしきものはなかった時代なのでしょう。
なんでもない四角い鏡ですが、とても印象的でした。

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与六

2009-03-01 22:13:49 | Weblog
前回、大河ドラマに関連して記しました。
ところで直江兼続の『天地人』、視聴率いいようですね。
高視聴率を叩き出したい『篤姫』のあとだけあって、どうなんだろうと思っていましたが、派遣切りの世相と重なることもあってでしょうか『飯放ちせず』を貫いた『義と愛』の武将『直江兼続』の生き様への関心は高いようですね。
とりわけといいますか、初回から2回放映された、兼続の幼少期『与六』が、とっても良かったです。
篤姫のあの感動を忘れるほどに良かった。
やっぱりというか、与六を演じたあの天才子役・加藤清史朗くんの注目度がアップしているそうで、先週NHKの『お元気ですか日本列島』に出ておられました。あまりの反響に、すぐに再放送していたほど。日本女性の母性本能を鷲掴みにした加藤清史朗くん。いやあ、母という立場ではありませんが、アネモネもその気持ちわかります。巷の声の中に、『もう一回観たい』という声があり、清史朗君も喜んでいました。私アネモネも同じ気持ち。あのたくましいお姿を、もう一回観たいです。
ところで第2回目はたしか『泣き虫、与六』なんてタイトルでしたが、でも実際の与六は、そんなに泣き虫ではなかったと思うのですよ。
確かに母上との別れのシーンでは、感極まり泣いてました。でも、あくまで感極まり。こらえきれず…だったですよね。それまでの与六は、ひたすらひたすら、心を頑なにして、こらえます。そう、このこらえる表情が、たまらなく、なんとも母性本能をくすぐった…のではないでしょうか。
武士の強さというのは、戦(いくさ)の強さはさることながら、その真の強さの源泉は、何より精神力、辛抱強さに尽きるのではと思いました。しかし、母も強い。
涙をこらえる与六の表情に、アネモネは涙が出ました。
男の子って可愛いですね。アネモネには弟がいるのですが、母親の愛情の注ぎ方がまるで違って、よく嫉妬してました。
しかも男の子というのは、母親想いで優しくたくましい。いつも母上を庇い盾になろうとするんですね。
そんな与六を清史朗君が見事に演じてくれてました。
印象に残るシーンはというと、大半の人は、母上との別れのシーンなのかもしれませんが…でもアネモネにとっては、最初のどじょうすくいのシーンなんです。病気に臥せる母上に精を付けさせようと、小さな体で一生懸命にどじょうを捕らえようと奮闘する小さな後ろ姿、衝撃的で、あれこそ日本男児と思ってしまい、あの場面から、釘付けになってしまいました。
実際、与六についての史実としての記述は少なく、大半は原作や脚本家のイマジネーションと思われますが…それにしてもよかった。

今、歴史好きの女性、略して『歴女』がブームといわれ、戦国武将に嵌る女性が多いと聞きます。私は、大河ドラマは観ているものの、まるで歴史には疎くいわゆる『歴女』ではないのですが、戦国武将に惚れてしまう気持ちはわかります。
好きな武将はと聞かれると…一番人気の真田幸村…の父・真田昌幸かな…。詳しくはないのですが、なんとなく。前々回の『風林火山』では、その昌幸の父・真田幸隆を佐々木蔵之介さんが好演されました。あれもよかった。その影響かな。とにかく『真田三代』は痛快ですね。
今日はコンパクトとはまるで無縁の戦国武将・与六から真田と、脈略なく書き連ねてしまいました。

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皇女和宮の鏡

2009-02-23 01:44:44 | 

もうここ10数年以上、NHKの大河ドラマと朝の連続テレビは、なんだか日課のように観ておりまして、昨夜ももちろん『天地人』を観たわけですが。
で、昨年の『篤姫』、大変な高視聴率のうちに終わり、まだ記憶も新しいところで、今回ブログに書きたいなと思いましたのは、皇女和宮の鏡のエピソードです。

和宮は心ならずも、公武合体という政略結婚により、第十四代将軍家茂のもとに降嫁されます。家茂さまの初のお渡りの際、和宮の懐からキラリと光るものが…と、それは懐剣ではないかと疑われ物議をかもします。
ドラマでは篤姫が事の真偽を確かめるべく、自ら和宮のもとへ出向き、宮さまの襟元をつかんだところで胸元からコロリ…、あわや大騒動になりかけるといった緊迫した場面でしたが、懐剣と疑われしコロリと落ちたものは、鏡だったんですね。

このエピソードは、宮尾登美子著の原作『天璋院篤姫』にも描かれております。
描写はちょっと違っていて、篤姫が和宮に直に確認なんてことではありません。不穏な未確認情報を得た老女滝山が、篤姫に耳打ちし、そして真相を確認するよう命を受けた滝山が、呉服の間にいる、おようという娘を使いに出します。おようが確認する相手は、宮さま付の同じく呉服の間にいる、おうたです。
おように訊ねられた、おうたは、こう答えるんですね。以下、宮尾登美子著の原作『天璋院篤姫』より転記します。

「あれは将軍さんから頂いたもんやおへんえ。宮さんがいっつも大事に遊ばしておいでの小っちゃい懐中鏡え」
といい、あれは父君の仁孝天皇ゆかりの品で、暇さえあれば宮自身が息をふきかけては磨くために
「ぴかぴか、とよう光りましてな」
とおうたはそれをまるで自分のことのように自慢したという。

大河ドラマでは、和宮は、家茂がお渡りになる寝所に入る直前の廊下で、月明かりのもと懐からそっと鏡を出して覗く…そんなシーンがありました。その鏡とは、兄・孝明天皇から贈られたものであり、しかも父・仁孝天皇ゆかりの鏡。父・仁孝天皇は、和宮ご自身のお誕生に先立ち崩御されております。異母兄弟とはいえ兄の孝明天皇こそ、父親のような存在だったことでしょう。
今に伝わる和宮のエピソードのなかでも、とりわけこの懐中鏡のエピソードが私は好きなんですね。
どれだけ、いかに大事にされていた鏡なのかと、胸が熱くなります。江戸城大奥というとてつもない組織の中にあって、いろんな思いを心に秘めながら、鏡を磨きお顔を映さながら、心を鎮められていたのではなかろうか…と想像をめぐらせます。

当時のこのような御身分の方がお持ちになっていた懐中鏡とは、一体どんなものだったのでしょう。

ちなみに私の住んでいるところは、旧中仙道沿いの浦和宿の近くなのですが、降嫁される和宮さまの御一行がこの街道を通られ、もう少し北の桶川宿においては最後の宿としてお泊りになられたとのことなのだそうです。

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商品番号について

2009-02-19 15:40:26 | Weblog
この1月9日より、ショッピングカートによる受注とサイトをリニューアルしましたが、これまでのサイトで使っていた通し番号としての商品番号と、サイト上の商品の番号が異なってしまっていることに気がつきました。

現在のショッピングカートによるサイトでの商品番号と同じ番号のものは、昨年の販売で既にSOLD OUTになっておりますので、これを機に通し番号も新しくさせていただくことにいたしました。

とは言いましても、これまではご注文のメールは、お客様にわざわざ商品番号と商品名を記載して頂いておりました関係から、お品物のネーミングのところに必ず番号を記載しておりました。でも、カート式では、ご注文には自動的に商品名も番号も記載されますので、今後はこの表記を省かせていただくことにいたしました。

なんかややこしいことを、さらにややこしく書いてしまっているかもしれませんが、とにかくサイトリニューアルに伴い、商品番号をいったんリセットしたとご理解下さいませね。

商品一覧
ヴィンテージコンパクト・白粉おしろいケース・お粉入れ・パウダーケース 

ANEMONE SELECT



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姫コンパクト☆stratton★ストラットン社☆『The Princess』

2009-02-11 14:18:36 | ストラットン
ANEMONE SELECT一番の売れ筋コンパクトは、やはりストラットン社の『The Princess』(サイトでは『プリンセス』と表記)です。
ダブルミラーかと思うほど、とっても薄く、掌に収まる華奢なコンパクトは、その名の如くまさに「姫コンパクト」です。


◆コンパクトのサイズは、直径約7cmです。(クラスプ部分を含む縦は約7.5cm)


◆厚さは、約0.5~0.6cmです。(コンパクトの真ん中あたりにふくらみがあります)


◆プリンセスのコンパクト仕様は、内蓋式ですので、ルースパウダー専用になります。特にストラットンの内蓋には特長がありまして、コンパクトの蓋をある程度開きますと、自動的に内蓋の留め金がポンと外れて蓋が開く仕組み(『self-opening inner lid』1948年特許取得)になっております。爪やネイルを痛めることなく存分にお使い頂けます。*コンパクトによっては勢いよく内蓋が開くものもあれば、かすかに留め具が外れる程度のものもございます。

内蓋の型押し模様やロゴマークは、いくつか種類がみられます。年代を経ながら変遷されてきたようで、また後日、ご紹介させていただきます。



◆内蓋の中には、ルースパウダーを押さえるためのシフターが添付されております。(お品物によっては紛失した状態のものもございます)。お粉が入っていない状態であれば、オリジナルパフも内部に収まりますが、お粉を入れた場合、パフは内蓋の上に乗せれば蓋が閉じます。オリジナルパフは現存していない場合が大半ですので、市販のパフをお使い下さい。プリンセスのパフについては、こちら「プリンセスのパフ」をご参考にお求め下さいませ。

冠婚葬祭などで持つような小さなバッグやポシェットにも、かさばらず収まってくれますし、この薄さですから、お粉を入れずそのままコンパクトミラーとしてお使いになられても素敵ですね。そうそう、お粉を入れるところに、密かに大事なお写真なんかを入れて持ち歩く…なんて使い方もありかもしれませんよ。
A girl always needs a mirror!

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