心室中隔欠損症 VSD 手術記録

7歳の娘がVSD手術をしました。同じ手術を控えている方の参考になればと思い、VSD手術と術後の記録を作成しました。

学校の担任の先生から電話がありました

2012年08月29日 | 日記
昼過ぎに、小学校の担任の先生から電話がありました。
夏休みに手術をすることを伝えてあったので、様子を知りたかったとのことでした。
月曜に連絡帳で連絡しようと思っていたので、電話があって驚きました。

無事に手術は終わって順調に退院できたけど、まだ引きこもり中で、しばらくは登校できない旨を伝えました。
手術で開いた胸骨が完全にくっつくのが、子供だと2ヶ月かかると病院では言われているので、それまでは運動はあまりやらせず、体育も運動会の練習も見学になりそうだと担任と話しました。

私が「運動会のダンスぐらいは無理でしょうか?」と担任に話したところ、「ダンスは玉入れとくっついて、一緒にやるからね~。危ないねー」と言われました。

確かに、玉入れは、みんな無我夢中に走り回り、友達にもぶつかって、転んで...って感じなので、危ないですね。

退院して約1週間(手術後2週間)

2012年08月29日 | 日記
引きこもり生活を始めて、ほぼ1週間たちました。暇だよと文句をいうこともなく、何かで遊んでます。
術後の心配の一つに創部感染があり、もう手術が終わって2週間たちますが、傷から変な汁が出ていないか、ヒヤヒヤしながら傷チェックの毎日です。
みたところ、さっぱり乾いているんだけど、早く来週の検診に行きたいです。


手術後7日目

2012年08月21日 | 日記
朝:体重測定、採血

朝食後:心電図検査

部屋でのんびりしていると、主治医がやってきて「炎症反応もないので、今日退院でいいでしょう。ご両親に話があります」と。
まだ主人は家にいたんで、「すぐに来い」と電話。

主人は病院に着いたものの、先生も多忙でなかなか会えず、やっと面談できました。
娘のこれからの長い人生での注意事項を教えて貰いました。
大人になっても、3年に一回は健診したほうが無難とのこと。

今は利尿剤を服用していて脱水気味なので、家に戻ってもエアコンをガンガンつけて、熱中症には気をつけることと、風邪をひかないように、次回の検診までは外出しないようにということが当面の注意事項でした。

手術後6日目

2012年08月20日 | 日記
朝:体重測定

朝食後、レントゲン撮影に検査室へ行きました。今回はキリンちゃんではなく、立った状態での撮影。

その後、主治医によるエコー検査。
昨日溜まっていなかったけど、心臓周辺に水が溜まっているとのこと。薬をしっかり飲めばいいとのことで、薬が増えることに。

経過が良好なので、明日、退院でもいいでしょう。。とのこと。

朝:アルダクトン(利尿降圧薬)、ラシックス(利尿降圧薬)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)
昼:アルダクトン(利尿降圧薬)、ラシックス(利尿降圧薬)
夜:フェロミア(鉄補給剤)、バイアスピリン(小用量アスピリン(血栓防止)

手術後5日目

2012年08月19日 | 日記
朝:体重測定

今日もキリンちゃんがベッドに来る。

午前中の外科の回診で、傷に張っていたビニールの透明なテープがはがされる。
ドレーンの後も綺麗に乾いているということで、ガーゼの覆いもなくなって、ちょっと怖い。

今日からシャワーもOKになりました。

夕方、術後始めてエコーで診てもらいました。ここが手術で穴を塞いだ所だよとか教えともらいました。今のところ、心臓の周りに水は溜まっていないとのこと。
心臓を切ったり縫ったりしているので、回復中に水が出てくるのは仕方がないことだと…

もう聴診器をあてても雑音がしないなんて嘘みたいです…なんて話すと、「健診のたびに泣いていて、心雑音に気づいてもらえず、気づいた時には、手術の機会を逸してしまったお子さんもいるんです。」とか…

朝:アルダクトン(利尿降圧薬)、ラシックス(利尿降圧薬)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)
昼:なし
夜:フェロミア(鉄補給剤)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)

手術後4日目

2012年08月18日 | 日記
執刀医(外科)には、術後に微熱は出るものだ…と言われるものの、やはり心配なので、他の人にも「微熱が心配なんです。」と聞いてみました。

主治医(小児循環器)
お熱は、そんなものですよ。手術で吸収される糸を使っていて、それが吸収される時にも、微熱は出るんですよ。○○ちゃんの傷、綺麗だね~。

看護師さん
心臓の手術をした人は、活動を始めると、お熱が上がるのは、皆さん、そうですよ。○○ちゃんも夜中や寝起きは平熱だから、食べたり歩いたりすると、上がってしまうのね。

主治医3
心臓の周りにお水がたまり始めても、微熱は出るんです…その辺は、しっかりチェックしましょうね。でも、血液検査でも炎症反応はないから大丈夫ですよ。

手術後3日目

2012年08月17日 | 日記
朝:採血、体重測定

今日もキリンちゃんがベッドまでやってきて、寝たままX線撮影。
外科の先生の傷チェックでは、昨日抜いたドレーンの跡は、表面だけまだくっついていないので、90点ぐらいの回復ぶり。100点まであと少し。

久々にプレイルームに遊びに行きました。


朝:36.6℃
昼:37.7℃
夜:37.2℃

執刀医が様子を見に来ました。「熱が気になりますー。」と言ったら、「術後はこんなものだ」と言ってました。血液検査でも炎症反応はないとのこと。


朝:アルダクトン(利尿降圧薬)、ラシックス(利尿降圧薬)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)
昼:なし
夜:フェロミア(鉄補給剤)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)

手術後2日目

2012年08月16日 | 日記
朝:採血

朝、携帯心電計がはずれました。
午前中の外科医の回診で胸のドレーンも抜けました。ドレーンが抜けたので歩いてトイレに行ってよし。。になったので、オシッコの管も抜けました。
外科の先生によると、ドレーンを抜くときも、足を組んだまま、余裕の表情だったとか。

回診用X線撮影装置がベッドにやってくる。

こんなキリンちゃんがやってきました。面白いので検査技師さんに聞いたところ、このキリンちゃんはドイツからやってきたとのこと。顔がリアルで怖いので子供には不評だけど、お爺ちゃんおばあちゃんは大喜びだそうで。

このキリンちゃんでベッドに寝たまま、レントゲン撮影。

ベッドでDVDを見たり、テレビを見たり、うとうとお昼寝したりして過ごす。



朝:アルダクトン(利尿降圧薬)、ラシックス(利尿降圧薬)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)
昼:アルダクトン(利尿降圧薬)、ラシックス(利尿降圧薬)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)
夜:フェロミア(鉄補給剤)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)


朝:37.3℃

手術後1日目

2012年08月15日 | 日記
9時 ICUに行く。娘は、ベッドを起こして貰って、寄りかかっていた。若い外科医に「超順調です。」と説明された。

朝は食パン1枚と何かのフルーツを食べたそう。その後、魔女の宅急便を見て、私が9時に来るのを待っていたみたい。

超順調なので、10時に病棟に戻ると。私と主人は、先に病棟で待っていました。今度は大部屋の廊下側のベッド。

10時過ぎ、大きいベッドに寝かされたまま、ゴロゴロと部屋に到着。胸にドレーンが1本刺さっているので、間違えて抜いたりしないよう気をつけてくださいと看護婦さん。糸で留めてある?のでそうそう抜けないとのこと。
ドレーンの先には、ピンクのこんなのがあって、ドレーンから出てきた液がたまっていました。


水分制限があるので、記録の仕方を教えてもらう。計ったり、引き算したり、足し算したり、掛け算したりと、面倒でした。

手術中気管に呼吸器が入っていた異物反応で痰がすごい出ていて、ゴロゴロいって、苦しそうでかわいそうだった。時々吸入して和らげる。

「超順調な回復ぶり」とは言われるものの、だるそうで、ずっとうとうとしていて、食欲もなく、水分も欲しがらず、大丈夫なのかなと心配だった。

「痛み止めも使っていいよ」と先生も看護婦さんも言うものの、傷の痛みは感じないそうで、結局1回も痛み止めは使わなかった。「女の子は我慢強いんだよねー」と看護婦さん。


昼:アルダクトン(利尿降圧薬)、ラシックス(利尿降圧薬)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)
夜:フェロミア(鉄補給剤)、アスパラカリウム(カリウム補給剤)


朝:37.7℃
昼:37.6℃
夜:36.4℃

入院5日目(手術当日)

2012年08月14日 | 日記
5時半ごろ、最後の水分摂取。
6時30分 パパが病院に到着
7時 眠くなる薬を飲む
8時 執刀医が「頑張ろうね」と一声掛けに部屋に来てくれた
   麻酔医も「手術室で待ってるね」と一声掛けに部屋に来てくれた
 
眠くなる薬を飲むものの、体に力が入らなくなるだけで、寝ない。目玉焼きが食べたくなったそうで「目玉焼きー」と大騒ぎ。

8時40分 病室出発。眠っていなかったので、車椅子にのっていった。大好きなぬいぐるみをぎゅっと抱きしめていた。

9時 娘が手術室で脱いだパジャマを、病室で受け取った後、2階の家族待合所へ。

9時15分 ICUの看護婦さんから「○○さーん」と呼び出される。何かあったのかと思いきや、ICUでの体動制限の同意書にサインしてくださいと。目覚めたときにパニックになって暴れる子がいて、手術後は沢山の管が体に入っていて危険なので…とのこと。

10時45分 看護師さんにまた呼ばれる。手術が終わったとのこと。12時ごろ、終わると思っていたのに、早すぎる。面談室で執刀医を待つ。ブロックもなく、成功したとの説明。

その後、手を洗い、ICUへ。娘は呼吸器をくわえ、グーピーねていた。麻酔の先生が何か説明していたけど、胸がいっぱいでほとんど覚えてないです。
血を点滴していたけど、これは娘の血液ですよという話は、覚えてます。

娘のベッドの近くに10人ほどのスタッフがいました。娘の手術に関わったチームの皆さんでしょう。

1時間の待機後、家族は帰宅してよく、明日は病棟に戻るので、母はお泊りの準備をしてきてねと言われました。

娘は、14時過ぎ?には、麻酔から目覚め、16時45分には呼吸器もとれ、少しずつ水分も飲んでいたそうです。

翌日、娘に聞いたところ、目が覚めた時、大好きなぬいぐるみがいて、嬉しかったと。手術前も、娘が麻酔で眠るまでは車椅子にぬいぐるみを座らせておいてくれ、手術中はICUでお預かりしていたらしいです。
あのぬいぐるみ、衛生面で不安なものがあったのですが、手術室まで入らせてくれて、病院に感謝です。