ホコツ:「あの将校。めっちゃキレてたけど大丈夫かなぁ」
ミカエル:「まぁ、大丈夫なんじゃないですか?」
クレア:「私……あとで……謝る……」
ミカエル:「そ、そんな!クレアさんが謝る必要なんてないですよ。
謝るなら、ホコツさんが謝るべきです!」
ホコツ:「どう考えてもミカエルが悪いだろうが!!」
山賊が根城にしているという砦へ向かう3人。
その道中、ミカエルが口を開いた。
ミカエル:「ホコツさんって異世界から来たんですよね?」
ホコツ:「ああ、ブリタニアっていう、月額1480円の世界からやってきた。
ていうか、異世界人って言っても全然、驚かないね。君ら。」
クレア:「異世界の人間……タムリエル……不思議……違う……」
※TESメモ:タムリエルには「オブリビオン界」という異世界からちょいちょい何かが来てます。
ソブンガルデも異世界っちゃ異世界だよなぁ……
ミカエル:「ホコツさんは異世界人なのに、どうしてボクらの言葉を理解できるんです?」
ホコツ:「ふっふっふ……それはな。俺のかぶっているバシネットに秘密があるのさ」
ホコツ:「このバシネットは俺たちホコツがどんな環境でも生きていけるように、
様々な機能が搭載されている。例えば……」
ホコツ:「全身にうっすら毛が生えているだろ?」
ミカエル:「ええ……」
ホコツ:「タムリエルの寒さに対応するために、バシネットが俺の身体から生やしているんだ」
ミカエル:「気持ち悪っ!!」
ミカエル:「ていうか、全然、足りてないでしょ!タムリエルの寒さに耐えるなら、
もっと、わっさぁ生えてないと!」
ホコツ:「言葉に関してもそうだ。このバシネットには『翻訳こんにゃく』が搭載されている」
ミカエル:「え!?」
ホコツ:「図にするとこんな感じだな」
ミカエル:「あ、あれ?あれってこういう使い方でしたっけ?
なんで耳当てみたいになってんですか。
まぁ、聞こえるのはギリギリ理解できたとして、しゃべる方は?」
ホコツ:「こっち来た時、食った」
ミカエル:「耳にあててる意味はーーーーっ!?」
ミカエル:「もうやだ。この人。
クレアさんも、なんでこんな人を帝国軍に入れちゃったんですか!」
クレア:「……ん?」
ホコツ:「それは俺も興味あるな。
だってさ、俺って第0話で『戦闘力5以下』って明言されてるくらい弱いんだぜ?」
ミカエル:「そういうメタい事、平気で言っちゃうんだ。この人……」
クレア:「お前……こっちの人間……違う。
身内……いない。一人ぼっち……。
帝国軍……入る。仲間……仕事……たくさん。
お前……嬉しい……思った。
でも、お前……戦う…苦手……だったら……」
クレア:「……すまん。
私……ずっと軍人……他の事……分からない……」
ホコツ:「……」
クレア:「……?」
ホコツ:「なんなん!?この子。
めっちゃ、ええコやん……」
ホコツ:「やってける。あたい、この町でやってける気がする」
クレア:「お前……がんばる……。私……応援……」
ホコツ:「もうやめてっ!あたいの薄汚れたハートに、あんたの優しさはまぶしすぎるからっ!」
ミカエル:「クレアさん!美人でやさしくて、もう最高ッス!ボク、一生ついていきます!!」
こんなバカ2匹を連れた美女が山賊の待つ砦へと向かっていたのである。
第7話につづく……
ミカエル:「まぁ、大丈夫なんじゃないですか?」
クレア:「私……あとで……謝る……」
ミカエル:「そ、そんな!クレアさんが謝る必要なんてないですよ。
謝るなら、ホコツさんが謝るべきです!」
ホコツ:「どう考えてもミカエルが悪いだろうが!!」
山賊が根城にしているという砦へ向かう3人。
その道中、ミカエルが口を開いた。
ミカエル:「ホコツさんって異世界から来たんですよね?」
ホコツ:「ああ、ブリタニアっていう、月額1480円の世界からやってきた。
ていうか、異世界人って言っても全然、驚かないね。君ら。」
クレア:「異世界の人間……タムリエル……不思議……違う……」
※TESメモ:タムリエルには「オブリビオン界」という異世界からちょいちょい何かが来てます。
ソブンガルデも異世界っちゃ異世界だよなぁ……
ミカエル:「ホコツさんは異世界人なのに、どうしてボクらの言葉を理解できるんです?」
ホコツ:「ふっふっふ……それはな。俺のかぶっているバシネットに秘密があるのさ」
ホコツ:「このバシネットは俺たちホコツがどんな環境でも生きていけるように、
様々な機能が搭載されている。例えば……」
ホコツ:「全身にうっすら毛が生えているだろ?」
ミカエル:「ええ……」
ホコツ:「タムリエルの寒さに対応するために、バシネットが俺の身体から生やしているんだ」
ミカエル:「気持ち悪っ!!」
ミカエル:「ていうか、全然、足りてないでしょ!タムリエルの寒さに耐えるなら、
もっと、わっさぁ生えてないと!」
ホコツ:「言葉に関してもそうだ。このバシネットには『翻訳こんにゃく』が搭載されている」
ミカエル:「え!?」
ホコツ:「図にするとこんな感じだな」
ミカエル:「あ、あれ?あれってこういう使い方でしたっけ?
なんで耳当てみたいになってんですか。
まぁ、聞こえるのはギリギリ理解できたとして、しゃべる方は?」
ホコツ:「こっち来た時、食った」
ミカエル:「耳にあててる意味はーーーーっ!?」
ミカエル:「もうやだ。この人。
クレアさんも、なんでこんな人を帝国軍に入れちゃったんですか!」
クレア:「……ん?」
ホコツ:「それは俺も興味あるな。
だってさ、俺って第0話で『戦闘力5以下』って明言されてるくらい弱いんだぜ?」
ミカエル:「そういうメタい事、平気で言っちゃうんだ。この人……」
クレア:「お前……こっちの人間……違う。
身内……いない。一人ぼっち……。
帝国軍……入る。仲間……仕事……たくさん。
お前……嬉しい……思った。
でも、お前……戦う…苦手……だったら……」
クレア:「……すまん。
私……ずっと軍人……他の事……分からない……」
ホコツ:「……」
クレア:「……?」
ホコツ:「なんなん!?この子。
めっちゃ、ええコやん……」
ホコツ:「やってける。あたい、この町でやってける気がする」
クレア:「お前……がんばる……。私……応援……」
ホコツ:「もうやめてっ!あたいの薄汚れたハートに、あんたの優しさはまぶしすぎるからっ!」
ミカエル:「クレアさん!美人でやさしくて、もう最高ッス!ボク、一生ついていきます!!」
こんなバカ2匹を連れた美女が山賊の待つ砦へと向かっていたのである。
第7話につづく……