テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Blaupunkt、 Frankfurt US

2011-05-12 16:02:09 | Weblog

 

今日お預かりしたのはBlaupunkt の Frankfurt USでこのシリーズは最も多く手掛けて
おり心配していなかったが念の為、改造に取り掛かる前に動作試験をしたところFMが
全く機能しなかった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページ http//www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

調べを進めたところFMの局発は機能していた、ならばとカーアンテナ相当のアンテナでは
無く、ケーブルテレビに接続したところ1CHを辛うじて受信出来た。 感じとして通常の物
の感度より30~40dB低い様想われた。 多分高周波増幅が機能して無い様想われる。

5月13日 昼から回路を調べ始めたが矢張りRF Amp部分が可笑しい。 ここにはAF106
(PNP, Ge?)が使われており、回路はベース接地だが各電極の電位は(約)E:-2V、B:-1V、
C:-6Vとエミッタの電位の方が高くこれでは動作しない。 ただこの原因が分からず、仕方
無くフロントエンドユニットを分解した(こうすると後でスラグ同調部分の組み立てに難航す
ることは想像出来たが仕方無い)。 (上はもしかしてと同じTrを外付けしてみた)

画像からは見難いが、スラグ(ダストコア)には細いピアノ線が繋がっており、その先端部
分が白いプラスチック部品のスロットに嵌り、三つが同時に動く構造となっているが、この
部分を組み立てるだけで優に1.5時間を要した。  何とか組み立て何時もの帰宅時間を2
時間程過ぎて仕舞ったので今日は終わりとした。 イヤハヤ疲れた!

5月15日 修理を終えiPod入力アダプタを接続し最終試験を行ったが若干クロストーク
(音漏れ)が診られた。 この機種等ドイツの製品にはDinコネクタで外部の音源を入力
出来る構造の物が有りそこを使っているがiPod入力アダプタを接続しなくとも音漏れが
あることが分かった。  もし問題になる様なら別の手使わなければならないが先ずはお
使い頂いてみよう。


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