テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

BRAUN, SK 5

2019-08-07 11:54:50 | オーディオ

今日の2台目はこれまでにも何度か取り組んだ BRAUN, SK 5 で内部でカラカラ音がするとのお話しだ
った。この種の装置の修理のご依頼はこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

内部に何も転がってはいなかった。 先ずは動作を診てみたがMW, FMとも良好だった。

後から見付かったことだが真空管ソケット部分の接触不良が(上の画像の左から2本目に)見付かった。

ところがターンテーブルが回転しなかった。 最初電圧設定の問題かとも想ったがそうでは無かった。

モーターのシャフトを回してみたが可成り重く、これでは回転は無理だった。 しかし今回の様にモー
ターが重くて回らないと云うのは初めての経験となった。

ターンテーブルを外し、次いでモーター部分を外に出し診てみたがシャフトは非常に重かった。

電流を診てみたが約0.1Aでコイルは切れていない様だった。

駄目元でモーターの分解に取り掛かった。 しかしシャフトが軸受けに接着された様になっていた為
左の軸受けを外すのが大変だった。

軸受に注油し組み立て回転させてみたがギリギリで余裕は無かったが一応回転する様になった。

ターンテーブルとして組み立て動作させてみたが回転は予想以上に良好だった。

カートリッジは生きていたが上のSP用には針が有ったが、LP/EP用は針が無くなっていた。

SP用の針を使って再生させてみたが良好だった。(途中雑音が酷かったが真空管ソケットの問題だった)
ご依頼主に今日の結果をお伝えしたがこの機種を購入して既に数年放置したままだったとのお話だった。
本来は潤滑油だったものも数年放置すると接着剤の様に変質することがあるので注意が必要。

8月8日 iPod用の入力ケーブルを用意しようとしたが使われていたのが Din 3pinだったので困った。

Din 3pin は日本では使われておらず一部加工を加え作成した。 真空管 EABC80 のピンを磨いた。

ゴーサインを頂いたのでFMの改造に取り掛かった。 今日のテストでは電源電圧100Vでは可也無理が
有った。 電源電圧を115V程度に上げれば問題無く動作したがさてgmの高いECC85は見付かるか? 

8月10日 幸いgmの高い ECC85 が見付かり電源電圧100Vでも良好に機能した。

最後に TG 60 と TS 45 を結ぶコードを製作して終わりとした。

 

 

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