回想
7月31日(水) 晴れ
今日は久々の筑波サーキットの走行だ。
約2か月ぶりくらいかなぁ。
ここ最近仕事が忙しく、ZXに乗れるのもほんの30~60分くらいで、
しかも2週間に1回程度だ。
いつもよりも少し時間がかかって筑波へ到着。
ピットはほぼ埋まっているけれど、何とか空きを見つけて潜り込む。
いつものようにミラーを外したり、タイム計測器を付けたりと準備する。
準備運動をしたり、水分を摂って、さあ走行時間だ。
が、
セルを押しても、ZXはうんともすんとも言わない。
なんで??
昨日の夜積み込むときは、普通にセルは回ったのに。
いくら試しても、セルは回らない。
インジケーターは付いているからバッテリーではない。
ヒューズも飛んではいない。
もう走行が始まり、焦ってセルボタンを押すけれど、相も変わらず無反応。
原因が解らなくて気持ち悪いけれど、押し掛けでエンジンに火を入れる。
焦りながらも、暖機はしっかり行い、コースへ出る。
今回の練習テーマは
1.コーナーの奥までブレキングする。
(要はより高い速度で侵入し、アクセル開けるところまで減速区間として使う)
2.フォームの変更。
(より体をIN側へ落とす)
この2つを練習するのだ。
タイヤを暖め、ブレーキングの練習だ。
元々コーナー途中までのブレーキングはある程度できていたのだけれど、
ラジアルポンプを入れるまでは、ブレーキリリースでフロントフォークが
「ヒョコ」っと揺り戻ってラインが外へ逃げたりして、あまり上手くいったためしがなかった。
でも今日は割とうまくいってる。
コントロールしやすいよ。
まぁそのためのラジアルポンプなのだけれど。
でもタイムがいつも通りなのは、速度をコントロールしきれていない証拠かな。
どうしても車体をコーナー内側へ付けることができない。
ライン取りをもっと考えなければ。
もう一つの練習テーマのフォームの変更は、
最終コーナーがやり易いのでそこから始め、慣れてきたらほかのコーナーにも適用することにした。
その結果がこれ
↓
ニースライダーのさらに外側の上を使っちゃって、つなぎに穴が開きかけてる。
フォームの変更は、タイム短縮にはつながらなかったうえに、
つなぎに穴をあけかけた。
でも、なんか走りやすいので、思いっきり体を落としたフォームはしばらく続けよう。
タイムに変化はなく、いつも通りに1回目は終了。
タイムに変化はないついでに、油断をするとギア抜けるするのも変わらなかった。
高いオイル入れたから、治ると思っていたのに…。
ちょっちショック。
ピットに戻ってからしばらく休み、
「もしかしたら、走行後に治っているかも」
の淡い期待もむなしく、やっぱりセルは回らない。
セルに通電しない原因を探す。
ホーンもなるし、ウインカーも点滅する。
暫く考える。(@_@;)
もしかして接点不良?
しつこくしつこくセルボタンを押したり離したりを続けた結果、
やっと通電したよ!ヽ(^o^)丿
胸をなでおろし、2回目の走行。
タイヤが温まってムキになり始めた頃。
インフィールドで僕が速く、第2ヘアピンから第1コーナーまでに離されるといった車両2台に引っかかる。
冷静であれば、いったんピットロードに入り、距離を開けてから練習を再開するのに、
なんか調子に乗って
「絶対抜いてやる!!」
ってなってる自分がいた。
3~4周程度後ろに付き、
1台目は第1ヘアピンの侵入で、
2台目は思い切ってダンロップコーナーのアウトから被せて抜く。
この頃には、侵入でのハードブレーキング中に強引に倒しこむようになっていた。
筑波はグリップが良いから、かなり過信していた。
ダンロップコーナーから第2ヘアピンの侵入。
ここでもハードブレーキを掛けならが倒しこむ。
とたん、
「ガリガリ」
という音とともに右側頭部に衝撃。
でんぐり返しをしながら
鎖骨が折れたことを確信する。
もう一回転。
グラベルに滑っていくZXが見える。
「ああ、カウル割れたかなぁ。フォークは曲がった?」
廃車の文字が頭をかすめる。
まだ体の回転は止まらない。
あと2~3回転しながら路面に仰向けになる。
マーシャルが
「あぶないから起きてこっちに来て!」
と叫んでいるけれど、
結構頭を打ったんだよ。
鎖骨も折れたし。
不思議と寝転んでいるのが心地良かった。
少し落ち着き、何とか起き上がる。
寝転んでいるときは感じなかったけれど、
起きたら右鎖骨がかなり痛い。
正直、退避したところから動きたくなかった。
救急車が来て、自力で乗る。
医務室に行ったけれど、ここでは手に負えないとのことで、近くの病院へ。
レントゲンでは単純骨折に見えるけれど、
ドクターはそこには言及せず、
「これは手術だね」
と言った。
「え?!切らなきゃだめですか?」
「ここじゃできないから、地元の病院へ紹介状を書くけれど、たぶん手術するだろうね」
やっちゃったね。
お嫁様に何を言われるだろう。
レントゲン写真と紹介状を持ってサーキットへ戻ると、
ZXはトランポに積んであった。
サーキットの人が積んでくれたんだね。
ありがたい。
幸いZXには大きなダメージはなさそう。
少し安心。
さて、右肩はひどく傷むけれど、帰らなきゃ受診できないので頑張って運転する。
こういう時のためにトラックをレンタルして通っていたけれど、
ホントにこうなるとは。(/_;)
ただ交差点を曲がるだけでもかなり傷む。
左手だけで運転しても、ハンドル操作で体が動くとひびく。
渋滞の首都高を抜け家に着くと、連絡をしていたお嫁様が丁度帰ってきた。
お嫁様は、
「自分がZXをトランポから降ろさなきゃ!」
ってドキドキしながら帰ってきたみたいだけれど、
そんなの無理なことは分かっていたから、
帰る途中で近くのバイク屋さんで降ろして、ついでに預かってもらってきた。
地元の大きな病院へ行き、診察してもらうと、
「粉砕骨折だね。明後日手術しましょう」
「え?!(切るのはしゃーなしとして)単純骨折ではないのですか?」
レントゲンを僕に見せながら、
「こことここが折れているでしょう。一か所じゃない。プレートで繋げないと治らないよ。入院は1週間くらいかな」
ある程度覚悟はしていたけれど、
何とか固定して治りませんかねぇ。
長くなったので、闘病編へ続く。
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つづきを楽しみにしてます
↓
ありがとうございます。
たかが1週間の入院でしたが、長かったー。
ある程度は覚悟していたですが、「粉砕骨折」って言われたときにはちょっちショックでした。
体にメスを入れるのは怖いですねぇ。
お嫁様はもとより、一族郎党からの圧力がすごいです。
たかが骨折なのですが、入院したという事実が大問題になっているですよ。
どうなるかは、つづきにて。
愛馬からの警告があったのかもしれませんが
なかなか感じ取ることが難しいですよね~。
粉砕骨折って名前だけでも恐ろしい響きです。
奥様に怒られそうですが、復活の日を祈っています。
ZXはきっと警告してくれていたはずなんですよ。
それに気づかないうえに、調子に乗って走った結果がこれです。
高い授業料だった…。
骨折しながらの運転は2回目です。
1回目は右足の甲の骨を折ったまま、左足だけで出張へいったですよ。
しんどかった。
関東組、意外と鎖骨を折った人がいますねぇ。
鎖骨骨折の会ができるかも。
活動内容は特にないですけどね。
BSがないため、それを見ないと結果が分からないです…。
中上選手はだんだん調子が上がってきているので、ぜひ優勝してもらいたい!!
ホントは富沢選手もいてくれれば…。
海外で頑張っている日本人には頑張ってもらいたいですね。
>ブログ更新待ってますよ~
ありがとうございます。
朝早く出勤し、遅く帰ってくるという、典型的な貧乏暇なしの生活ですが、頑張って更新しますね。
うまく説明できないけど、そういうことってあると思います。
運転して帰って来たのはすごいです。
私もプレートとボルト入れたので、プレート仲間ですね
ブログ更新待ってますよ~